新製品

期待したい新製品、neuro:on の時差ぼけ防止
アイマスク@CES Unveiled Tokyo


CES Unveiled Tokyoは、今年から始まったイベント。
しかしCESの知名度は世界的ですからね。
CEATECより、CESで展示した方が、多エリアからの引き合いがくる可能性もあります。
今回の展示は決して多いとは言えませんでした。
が、心引かれたものが、幾つかあります。
例えば「neuro:on」 の時差ぼけ防止 アイマスクです。

 
■海外で時間を有効に使うには?
飛行機の中で、どう過ごすかは、本人の勝手です。
映画を観る人、ゲームをする人、音楽を楽しむ人、本を読む人、そして寝る人。
まれに仕事をする人もいます。

私は、寝ますね。
多くの場合、ギリギリまで睡眠を削り、荷造りをし、飛行機に乗り込みますので、まず寝たい。
一番長く寝たのは、ヨーロッパからの帰りで、12時間寝た記憶があります。

が、寝そびれると大変。
ノイズキャンセリングのヘッドフォンをして、映画でも観ながら寝ようと努めます。
映画は、余り面白くないのを観るのがコツですが、どうしても観たいのに合うと不幸の始まり。
どんどん寝そびれます。

多くの場合、なんとか寝るのですが、睡眠としては余り良質ではありません。
しかし寝ると、寝ないでは、現地での差が歴然とつきますので、頑張って寝るしかないわけです。

 
■時差ぼけをすると・・・
頑張って寝ると、割とあるのが時差ぼけです。

時差ぼけは、そのエリアの朝日を浴びると大体治ります。
が、頑張って寝ると、その次の日に起きるタイミングが良くないですからね。
頭がボーッとする。

仕事が終わった位に、ぼけが治り、お酒をガブガブ。
翌日は、お酒で、頭がボーッとする。

そうなると、何しに、高いお金を払って海外まで取材に行くのか分かりません。

 
時差ぼけはないに越したことがないのです。

 
■世界で最も先進的な睡眠のパートナー
CES Unveiled Tokyoの展示コーナーで紹介されていましたneuro:onは、睡眠状況をいろいろ計り、最もよい時に起こし、時差ぼけを極力防ぐとされていました。

時差ぼけで一番効果があるのは、目的地で、朝日を浴びることとされています。
そうすると、人間個人個人が持つ、体内時計が現地に合うと言われています。

しかし、寝起きのタイミングは、そのエリアに合っていないのですから、できる限り、脳に負荷を与えないように起こしてやることが必要です。

睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠があります。
差は、脳の活動にあり、ノンレム睡眠は脳も寝て活動していませんが、レム睡眠で脳は活動しています。

起きる前は、レム睡眠ですので、レム睡眠は起きるのに一番よい状態とされています。

この時「眼球がきょろきょろ動く」「身体の力が完全に抜けている」「呼吸や脈拍が不規則」「夢をみる」などの特徴があります。
目を瞑り、外をうかがっている状況といってもよいです。
この特徴から、自分で自覚しなくても、心拍数と眼球運動がわかれば、レム睡眠かどうか見分けられます。

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左)ブースで熱心に説明してくれた金髪美人さん
右)iPadで睡眠のモニタリング状況。EEG(脳波)信号を計測している。


 
もうお分かりですね。

neuro:onは、起きたい時間に一番近いレム睡眠時に、夜明けの演出を行いながら起こしてくれる機器なのです。
確かに、レム睡眠時(寝が浅いと判断される時)に起こしてくれる機器はありました。
しかし、夜明けの演出はないですね・・・。

アイマスクのように外部の刺激を入れない。
だから、状況を演出できるわけです。

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左)5つのセンサー。これは取り出すことも可能。
右)目が当たる部分が、いろいろな色に光り、朝の光に似せる。


 
■発売は秋
忙しい人、移動しながら寝る人は「絶対欲しい」と思います。

発売は秋。
デバイス自体は、ほぼ完成しているが、アイマスクのよりよい素材をリサーチ中とのこと。

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会場に展示してあった2種。ウェアラブルの場合、使用素材が変わると別物になる。


ウェアラブルですからね。
心地悪いと使えませんからね。

手に入れて、今年のIFAで使ってみようと思います。

 
今回は、小さなブースが数社でしたが、今後が楽しみです。

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左)“宙に浮くBluetoothスピーカー”「Air Speaker」、
右)お馴染みの掃除機メーカー「コーボルト(フォアベルク)」のブース


 
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