ソニー、肌解析システム ”Beauty Explorer” の運用開始!
ソニーから、ソニー製のCMOSイメージセンサーを搭載した小型肌測定器と、画像処理技術を応用した解析アルゴリズムにより、肌のキメ・毛穴・シミ・色み・水分・油分などの肌状態を高精度かつ高速に測定・解析する、肌解析システム、”Beauty Explorer”(ビューティーエクスプローラー)の製品化が発表されました。
ソニーは、この製品と新開発クラウドソリューションを組み合わせ、エステテックサロン、美容サロン、化粧品メーカー、美容関連製品の販売店など、美容関連企業が精度の高い肌情報を顧客向けサービスとして提供できるよう、2015年3月より運用を開始する。
システムは、肌測定器、そして結果表示用に用いる専用タブレットに、クラウド環境を基盤として肌の独自解析アルゴリズムを搭載する解析サーバーやアプリケーションなどを合わせて提供するもので、新しいソリューションを美容業界に提案することとなります。
システムの特徴は以下の通りです。
■直感的に使用できる手のひらサイズの肌測定器:Skin View Camera
Skin View Camera(スキンビューカメラ)は、水分測定と肌撮影の2つの機能を1つの機器に取り込んだ小型、軽量、手のひらサイズのオールインワン型です。
タブレットとカメラを無線接続していますので、配線にわずらわされることなく、狭い空間での取り扱いも非常にスムーズです。
美容という高級感が求められる利用シーンでも、違和感なく使えるように上質なデザインに致しました。
■結果を分かりやすく表示する肌解析アプリ:Skin AnalyzerとSkin Viewer
専用タブレットには、専用肌解析アプリ:Skin Analyzerを搭載。
初めての人でも迷わない様、使いやすさにこだわったユーザーインターフェイスを実装しています。
すべての画面に、操作しやすいボタン類や、正確な測定を補助する操作案内など多彩なガイド機能を搭載し、直感的な操作性を実現しております。
カウンセリングなど、多用される解析結果画面は、実際に使われるシーンを想定しながら、配置などチューニングしてあります。
また、この測定を受けられたお客様に対しては、スマホ向けアプリ Skin Viewer(スキンビュアー)を提供し、ソニーのビジネスパートナーの製品、サービスなどの情報と共に、客観的かつ定量的な解析データーの閲覧が可能になります。
■肌解析技術:SSKEPと新規開発の光学モジュールによる高度な解析
ソニー社製のCOMSイメージセンサーと複数の波長光源を組み合わせた光学モジュールを新規に開発、それらを最適制御することにより、近紫外光から近赤外光の領域まで高感度な撮影を実現。
その情報を基に、多様かつ高精度な測定を可能と致しました。
肌解析においては、可視光が届く皮膚の表面に加え、近赤外光でしか届かない皮下の情報を取得することが重要です。
肌解析技術:SSKEPでは、これらを表面・皮下を含めた複数の撮像データーを基に、肌のキメ・毛穴・シミ・色み・油分、専用センサーを用いた水分など、様々な肌状態の解析を行います。
独自の解析アルゴリズムにより、画像解析技術と画像認識技術を応用した定量評価と、画素単位での成分分析を行い、解析結果のデーターを色分布で表示するなど視覚的に分かりやすく表示します。
一例として、「肌のキメ」では、キメの大きさ、均一性、数量、方向などを分析することにより、肌のキメ状態を正確に評価します。
さらに皮膚に含まれるメラニン量や赤み量などを分析することにより、皮膚の表面や内部の目には見えない肌状態を可視化できます。
■進化する解析エンジン
肌解析技術 SSKEPはクラウド上にて運用されます。
クラウドを活用することにより、従来の肌測定機器ではきなかった、最新のアルゴリズムによる解析精度向上や、新たな解析項目の追加などで、SSKEP自体をより進化させて行きます。
高度なセンシグ技術と組み合わせるにより、さまざま肌状態の情報を、より定量的かつ多角な測定で解析できるようになります。
アプリの最新版を常にクラウド経由て配布することより、パートナからフィードバックを踏まえた
より使いやすいユーザインタフェスへも進化します。
2015年2月3日
タグ: Beauty Explorer, Skin Analyzer, Skin View Camera, Skin Viewer, SONY, ソニー, 肌解析