やはりイイ出来!シャープ、「天井設置型」
プラズマクラスターイオン発生機:IG-GTA20
職業柄、家電はどうあるべきかとよく考えます。
最小限の家電で、人生豊かに過ごすのが理想なのでしょうが、実際はどうでしょうか?
「置き場所がない!」と言っても可笑しくないほど、家電が溢れているのが現状ではないでしょうか?
特に、空調関連。
メーカーは、エアコン、扇風機、暖房器具、空気清浄機、除湿器、加湿機とラインナップしており、それぞれに最もな存在理由があります。
ところが、全部置くと場所を取って仕方がない。
その上、コンセントもない。
それが現状です。
私は、天井が使えると便利だなぁと、常々思っています。
部屋の中央に設置しても邪魔と言われない。
照明器具と共用できるなら、電源にも困らない。
そう、設置、電源の2大問題がクリアでき、部屋の隅々まで同様の効果が望ましいと考えると、空調関係は天井が望ましいと思っています。
(他に、照明、通信関係は天井が便利)
そんな時、シャープから発表された「天井設置型」プラズマクラスターイオン発生機:IG-GTA20。
後述しますが、いろいろな意味で、理想的な家電といえるコンセプトです。
その感触が正しいか、テストしてみました。
■天井はどの位の重さまで?
IG-GTA20を箱からだし、手に取ると「ずしり」とした重みがあります。
電球に比べてですがね。
重さを計ると、539g。
付ける口金は、E26形。
で、JIS規格を確認しましたが、どうも口金の耐荷重の規格はないようです。
LED電球単体は、重い場合でも、約200g。
まあ、そこは餅は餅屋と言いますのでね。
十分計算して製品化してあると思います。
ところで、取説に「口金のサイズ変更はしないこと」とあります。
これは、例えばE17形の口金にアダプターを付けE26形にするということです。
問題はこのアダプター。
アダプターは、多くの場合、耐荷重が記載されていますが、だいたい300g前後。
要するに、IG-GTA20の重みに耐えられないわけです。
尚、設置を考慮した延長アダプター(E26型)が同梱されています。
こちらは、シャープのお墨付きであるため、大丈夫です。
■使い方
使い方は超簡単。
本体スィッチをオン。
天井の口金にねじ込み、トイレ照明のスィッチをオン。
これで終わりです。
■使用感
まず、トイレのドアを開けた瞬間に、灯りが付き、稼働しているプラズマクラスターは弱で動作します。
灯りは、昼でも必ず付きます。
値段を抑えた商品ですから、センサーは人感センサーのみです。
このためですね。
これに加え照度センサーが付くと、昼は付かないとなります。
用を足し終わって、流し、外に出る。
3分後に、灯りが消え、プラズマクラスターが強で動作。
ニオイ原因菌をやっつけ、トイレを消臭します。
で、プラズマクラスターの効果は、全く見事なもので、臭いをキレイに抑えます。
我が家の場合、1回で見事に臭いがしなくなりました。
これは、密閉された、狭い空間。
しかも、天井から部屋の隅々まで万遍なくということが効いていると思います。
プラズマクラスターの力を最大限活かした設定だからだと思います。
空調製品にとって、天井設置が正解というモノは多くありますが、その典型ですね。
ちなみにトイレのコンセントは、通常便座の近くにあります。
天井でない場合は、コンセントから電源を取ります。
設置場所が近くにある場合は、電源ケーブルが目立つことはありませんが、そうでない場合はちょっと妙ですね。
それがないだけでもありがたい。
ちなみにトイレでは電球色が使われることが多いです。
これは落ち着いた雰囲気を出すためです。
シャープは、電球色のLEDを採用しており、抜かりはありません。
■よくある話なのですが・・・
ビルのトイレに駆け込む時は、腹痛などの急用であることが多い。
その時困るのは、3分間腹を抱えて、ウンウン唸っていると電気が消えてしまうことです。
ビルのトイレは基本自動ですからね。
3分間同じ姿勢で動かなければ、消えます。
腹は痛い時に、急に闇になるとちょっと慌てます。
何が起こったのか、わからない。
一寸でも動くと直ぐ灯りが付くのですが、うんうん唸っている時ですからね。
かなりビックリします。
実は、IG-GTA20も、人感センサーを使っているので、この症状がでます。
ゆっくりしたい自宅。
その中でも、ゆっくりしたいトイレですからね。
と思い、家族を含めていろいろな人に聞いたところ、70%以上の人が「問題ない。」そうです。
人が動かずに3分いると、人がいないと判断し、電源が切れるのだそうですが、かなり膨大な調査、そして実績から来ているようです。
IG-GTA20は、この時間を、1、2、3分に3つ設定できますが、シャープの工場出荷設定は3分です。
ただ、個人的には、もう少し対応して欲しいと思っています。
理由は、ほとんど欠点のない製品ですからね。
ここも直して、完全無欠に挑戦して欲しい。
超細かいところも合わせて指摘しておきますと、プラズマクラスターの強で作動している時の音がやや大きい。トイレの近くに行くと漏れ聞こえます。
後、昼間でも灯りが付くことと、出て3分しないと灯りが消えないことですね。
プラズマクラスターの動作音以外は、同じ事項の言い換えですがね。
■まとめ
まさに日本ならではの商品。
「おもてなし」に充ち満ちています。
温水便座と組み合わせると、まさに愉悦。
この組み合わせが当たり前と言うと、諸外国からうらやましがられる一品です。
各家庭もそうですが、小さな飲食店も積極的に採用して欲しい。
そうすると、灯りの付け方がわからない、トイレが臭いというクレームは激減すると思います。
これも「おもてなし」。
プラズマクラスターの長所が本当に上手く生かされた製品ですし、トイレの快適性がグンと増します。
お勧めの一品です。
商品のより詳しい情報は、シャープのホームページにてご確認ください。
http://www.sharp.co.jp/products/
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2014年12月1日
タグ: IG-GTA20-W, シャープ, トイレ用, プラズマクラスター, 天井設置型