ミーレらしい逸話
友だちとの会話より
某ガラスメーカーに大学時代の友だちがいます。
精密ガラスの評価のトップを務めているのですが、洗浄はミーレの洗浄機を使っているそうです。
そんな彼と飲んでいる時の話です。
旧友と、季節がらアラの刺身に舌鼓を打ちつつ、ドイツIFAに行った時の話を摘まみに楽しい時間を過ごしていたと思ってください。
ミーレのショールームにも行きましたので、その話をしたところ・・・
「そうそう、ミーレ、ミーレ。
君からね、話を聞いて、確認したけど、あれスゴいね。」
「どうスゴいの?」
「洗浄力が並みでないの。」
「どれ位」
「民生用の洗浄機でも半導体洗浄に使えるレベル・・・」
実は、唖然としました。
私は半導体のビジネスに直接関わったことはないのですが、ナノテクが大変なことは十分承知しています。
そのための技術のイロハのイは、ゴミがないこと。
人間の髪、皮膚は抜けたり、剥がれたりします。
そして一般の服からは大量の繊維ゴミがでます。
このため半導体のクリーンルームに入る場合は、静電防止した専用の服に着替えはもちろん、シャワーを浴びることもあります。
そんなところでの洗浄ですから、並みのレベルの要求ではありません。
それを一般販売している食器洗浄機がクリアしている!??
洗剤、条件他、詳しいことは当然聞かせてもらうことは出来なかったのですが、考えてみれば、裏表共にキレイに洗うという要求は食器、半導体用のガラス共に変わりませんからね。
付着しているゴミ、状態が違いますので、単純比較できませんが、ミーレが標榜する「mmer besser(より良いモノを!)」を突き詰めると、民生用、業務用ではなく、「きちんと汚れを落とす洗浄機」の王道で技術に磨きを掛けてきたことがわかります。
しかし飲みながら、こんな話がでるとは思いませんでしたが、ミーレの製品は「より良く」ですからね。
もっともミーレらしい逸話かもしれません。
2014年11月17日