マスプロ電工、Kodakのムービー&デジカメの日本総代理店に、
第一弾は、世界初、360°撮影可能なアクションカム
マスプロ電工は、米国のJK Imaging Ltd.との間で、Kodakブランドで発売されるデジタルカメラ及びデジタルムービーの日本国内での独占販売権を持つことになる日本総代理店契約を取り交わしました。
その第一弾商品として、世界初の360°アクションカメラ SP360が、11月21日から、オープン価格にて発売されます。
マスプロ電工(株)代表取締役社長 端山佳誠氏の挨拶から始まりました。
氏によると、マスプロは「地デジショック」を予め想定、2010年より構造改革を開始したそうです。
そして新規事業として「セキュリティー」の分野に進出。
その中で米 JK Imaging Ltd. との関係が生まれ、その中でアクションカム SP360に出会いました。
その魅力に惚れ、今回の契約に至ったということです。
アンテナのトップメーカーが、カメラ部門に参入するいわゆる異業種参入なのですが、単に「儲かりそうだから投資」ではなく「SP360という商品にそれだけのポテンシャルを感じた」ことは素晴らしいことだと思います。
メーカーは、商品を世に問い儲ける会社なので、何を扱うのかは非常に重要です。
ちなみに、米 JK Imaging Ltd. は、Kodakブランドの権利を持っており、今回は、その内、「Kodakブランドで発売されるデジタルカメラ及びデジタルムービーの日本国内での独占販売権を持つことになる日本総代理店契約」です。
Kodakという会社との契約ではありません。
■Kodak SP360の特徴:世界初!水平方向360°の撮影が可能なアクションカム
SP360は、コダックのフィルム箱に透明なドームを設けた外観です。
このドームの中に、特殊なレンズが入っており、水平方向に360°、垂直方向に214°撮影ができます。
取った映像は、専用編集ソフトで10種類の方法で見ることができます。
まずドーム天頂方向に通常映像の映し出すFrontモードは、4:3、16:9、双方の画面に対応しています。
(10種類の方法の内、2種類)
しかしこのカメラの魅力は、水平方向360°、垂直方向240°の映像をフルに使った場合で、今までにない映像を自分で撮り、8種類のモードで再生することですね。
360°魚眼レンズのような映像のGlobalモード。
映像を2分割 180°のビューが上下に映し出されるSegモード。
4分割 90°のビューが田の字に並ぶQuadモード。
180°の2分割映像をリング状に組み合わせ、表裏で見せるRingモード。
円形ドーム内に貼り付けたDomeモードと多種多様です。
各モードは見る時にセレクトできるので、実際の撮影はこれらを意識することなくSP360をマウントして撮影するだけです。
ただしFrontモードでの撮影をする場合は、ドーム天頂を被写体方向に合わせる必要がありますが・・・。
カメラ画素数は、約1600万画素とハイビジョン規格に対応しているため、アクションカメラとは思えないキレイな画が楽しめます。
■SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のWebサイトのこと。FacebookやTwitterやmixi、LINEなどいろいろある。を意識!
昔と違い、今は写真、動画は皆に見せて楽しむ時代です。
ユーモア溢れる作品は、下手なテレビ番組より遙かに面白いですからね。
SP360は、NFC(Near Field Communication)近距離通信のこと。Suicaなどに用いられている技術。によるスマホ連携も可能であり、SNSにアップするのも容易です。
取り立ての動画を、撮った所から配信することも可能です。
■用途はアクションだけでない!
マスプロ電工は、SP360をセキュリティービジネスの中で見つけたのですが、まさにSP360はセキュリティーで使える「動体検知機能」、「タイムラプス機能」を持っています。
このため、使用しない時は、防犯カメラ、また子供と一緒の自然観察にも使えます。
用途はアイディア次第といえます。
これら用途を支えるのは、アダプターです。
標準ハウジング、防水ハウジングを始め、自転車ヘルメットのストラップマウント、自転車へのバーマウント、自動車の装着に使える吸盤マウントなど豊富に揃っています。
販売は、エディオン、カメラのキタムラ、ケーズデンキ、コジマデンキ、ビックカメラ、ヨドバシカメラの店舗とWebで、11月21日から。
本体の市場想定価は、41,500円(税抜)位です。
■同時、あと2機種
SP360と共に、通常ムービー形のアクションカム SP1、ミラーレス一眼カメラのS-1が同時発売されます。
マスプロ電工は、このSPシリーズを中心に、カメラ&セキュリティー分野の売り上げを、3年で20%にしたいとコメントしており、非常に意欲的と感じられた。
■主要スペック
アクションカムSP360
●寸法:50(H)×41.1(W)×38(D)mm、●質量:約103g(本体のみ)、●カメラ画素数:1636万画素(フルHD対応)、●撮影範囲:50cm〜∞、●撮影枚数:約360枚(CIPA標準に基づく)、約160分録画(@1080p/30fps)
アクションカムSP1主要スペック
●寸法:51.4(H)×84.7(W)×39.5(D)mm、●質量:約155g(本体のみ)、●カメラ画素数:1424万画素(フルHD対応)
ミラーレス一眼カメラS-1主要スペック
●寸法:67.4(H)×115.7(W)×35.6(D)mm、●質量:約290g(本体のみ)、●カメラ画素数:1683万画素(フルHD対応)
商品のより詳しい情報は、マスプロ電工のホームページにてご確認ください。
http://www.maspro.co.jp/
2014年10月24日
タグ: 360, Kodak, S-1, SP1, SP360, アクションカム, コダック, マスプロ電工, ミラーレス一眼