楽しい音楽、楽しい空間が我が家に出現!
GENEVAサウンドシステム
海外のホテルに泊まった時、つくづく感じるのは、「場所」に相応しいものが置いてあるということです。
別の言い方をすると、イイものがさりげなく置いてある。
高級なのに主張しない。
今回は、リッツカールトン・ホテルでも使われている、サウンドシステムを紹介します。
■音楽を楽しむのか、音を楽しむのか?
オーディオ・マニアという言葉があります。
本来は、オーディオとは音の再生装置ですから、当然「音楽好き」だったのです。
が、オーディオ装置というのは、何かを変えると「音が変化」します。
何かとは、例えば、プレーヤーであったり、アンプであったり、スピーカーであったり、ケーブル(!)であったりします。
それを変えることにより、自分の好きな音に追い込んでいくのが「オーディオ好き」です。
どこまでリアルに再生できるのかを競うため、「ガラスが割れる音」「銃声」などを再生し、イイ特性だと断言する人もいます。
確かに、チャイコフスキーの序曲「1812年」では大砲の音が挿入されますが・・・。
音を変えるために、1mで10万円もするケーブルを買ったりします。
これに対し、音楽好きという人があります。
最新の曲を常に追いかける人から、誰も聞いたことがないような音楽を集める人まで、いろいろなパターンの人がいます。
「追っかけ」る人もいます。ミュージシャンのコンサートをあちら、こちらと聞いてまわるわけです。
ただ、私は最近のコンサートは感心しませんね。
頭から終わりまで、総立ちですからね。
体感しているということは分かります。
「楽しんでいるのだからイイじゃん。」
ま、それはそうですけどね。
極端な例を2つ出しました。
では、普通の人の音楽の楽しみ方はどうでしょうか?
■昔コンポ、今ヘッドフォン
今のオーディオ・スタイルを確立したのは、ウォークマンとラジカセですね。
家では、ステレオのコンポーネント部品、成分、構成要素などの意味。オーディオの場合は、プレーヤー、アンプ、スピーカーの機器を組み合わせて使用するため、プレーヤー、アンプ、スピーカーは(単品)コンポと呼ばれる。を使っていた時代、アンプ一体型の小型プレーヤーに、「ヘッドフォン」を付け、「外でも聴ける」システムがウォークマンです。
出た当時、衝撃的でしたね。
いつでも、どこでも隣に居る人と、違う音楽を楽しむことができるのですから。
そして、ウォークマンの少し前に出た、ラジカセ。
ラジオ昔の重要な音楽提供ツール。FM放送は音が良く、皆競うように録音していた。とオーディオカセット1963年に発売されたオーディオメディアの1つ。デジタル・オーディオメディアが出てくるまで、主力のオーディオメディアだった。が合わさったものなのですが、この2つは、世帯数ではなく、ユーザーの数だけ売れました。
また音もそれなりでした。
今はスマホがウォークマンの役割を果たします。
ではラジカセは・・・?
パソコンでしょうかね。
CDで音を聴く文化が廃れ、だんだん何らかの方法でため込んだ音楽を聴くスタイルに変わってきましたからね。
ところがPCは、ラジカセのようにいい音を出せるようになっていません。
でここに出てくるのが、使いやすく、新しいシステムというわけです。
■最大の差は、「音質」
日本は全メーカーがAV機器を作っているといたという、世界的に極めて特殊な状況下にあります。
ところが、そんなにも色々なメーカーが参入しているにも関わらず、これはという「スピーカー」がないのが現状です。
余りにも「色気」がない。
例えばイタリアのスピーカーは、弦、女性ボーカルのやや高域の音の再生がスゴい。
特に女性ボーカルのブレス(息継ぎ)等が録音されていると、余りの色っぽさにクラッときてしまうほどです。
聴けば聴くほど、イタリア・オペラのアリアを思いだしてします。
アメリカのスピーカーは、音が前に出るタイプです。
アメリカの文化は、チェアガール、ウェィトレスだという人がいますが、共通項は「元気」。
そう、ハキハキとして、余韻を大切にするというより、前に前にという感じですね。
イタリアがオペラなら、ジャズのベースと言うべきでしょうかね。
ところが、AVの雄、ソニーでもいいスピーカーがない。
日本メーカーは、すぐ「原音」に忠実という言葉を使いますが、原音の魅力とは何であるかを追求していない。
スペックは一流なのですが、聞いていて面白くない。
新しいシステムを作る時、世界のオーディオ会社は、スピーカーをベースに持ってきました。
ラジカセが、ラジオもしくはカセットデッキから成り立っているのと異なり、音がイイ。
現在の新しいサウンドシステムに、日本メーカーはうまく適合できていない気がします。
■GENEVAサウンドシステム
GENEVAは、ジュネーバと読みます。
日本的に読むと「ジュネーブ」、スイスの首都の名前です。
スイスは永世中立国を標榜している国です。
小さな国土を人を守るために取ってきた措置です。
で、長い間国内は平和なのですが、それを皮肉った言い方があります。
「スイスの恒久的な平和がもたらしたのは、ハト時計だけだ。」
しかしそうでないことは、皆さんご承知の通り。
機械時計の最高は今でもスイスです。
スイスの特徴は、量ではなく、質で勝負できるものを作るということなのです。
オーディオも同じですね。
もともと、デジタルアンプなどをメインで製造している会社で、Bang & OlufsenやB&WなどHi-Fi高級オーディオの有名メーカーに向けてアンプのOEM生産を行ってきた歴史を持ちます。
そういうメーカーが、持てる技術を駆使して作ったのが、このサウンドシステムです。
Bluetooth機能標準搭載型ですので、コンセントにプラグを差し込み、スィッチを入れれば、後は音楽に没頭できます。
もちろん内蔵されたCDプレーヤーで、CD再生も可能CDドライブが入るサイズであるため、L、及びXLサイズが対象。です。
操作はリモコンか、タッチパネルで行いますが、本当に簡単です。
見て頂けると、すぐ感じるのは仕上げの良さです。
家具職人が筐体を作っているそうですが、塗りの仕上げが実にキレイ。
リッツカールトンが、「これなら」ということで、導入したことに十分うなずけます。
あと書いておかなければならないのは設置の楽さですね。
単純に言えば、コンセントさえあればOKです。
基本スピーカーを中心としたシステムですので、振動を嫌うことは承知してください。
この対応策を嬉々とするのが、前に書いたオーディオマニアなのですが、GENEVAは専用台があるので、それにセットしてもらえればOKです。
■使い方
サウンドは端正です。
ジュネーブには、スイス・ロマンド管弦楽団という世界でも有名な管弦楽団がありますが、音は透明感があり精緻。
そのサウンドを思わせます。
ポッポス、ロックの再生でも非常に気品があります。
高級システムの特徴ですね。
贅沢な様ですが、私は、BGM用のスピーカーに推したい。
今たぶん集中して聴くのに使われるのはヘッドフォンでしょう。
密閉空間と読ぶべきは、他人の侵入を許さない「小宇宙」といっても良い。
GENEVAの雰囲気は、そんな風に音楽と「対峙」するのではなく、時間と共にゆっくり音楽が流れる感じです。
「たゆらう」という表現の方がイイかも知れません。
部屋に置いて、音楽を流すと別の雰囲気が漂います。
音楽により違う雰囲気となりますので、CDの数だけ違う部屋を持つことができると言ってもいいです。
BGMは、お手軽な模様替えでもあります。
そんな素敵なシステムと人生を一緒に過ごすのはイイものです。
商品のより詳しい情報は、イディア インターナショナルのホームページにてご確認ください。
http://idea-in.com/
2014年11月3日
タグ: GENEVA, イディア インターナショナル, サウンド, ジュネーバ