“IFA2014″ AEG ビルトインデザインの工夫
隠してもなお且つ・・・
ビルトイン。
ヨーロッパで人気の仕様と書きました。
理想が壁なら、使い勝手はどう確保するのでしょうか?
特に平面にすればする程、表面に文字を使わなければ、使わないほど、使いにくくなるのでは、ないでしょうか?
そんな目で見ていると工夫が一杯されていました。ちょっと面白かったのでレポートしますね。
■マルチジョクダイヤルでの対応
ゲーム機で進化した方法ですね。
ゲーム機のコントローラーは、キャラの進行方向を定める十字キーと、アクションを決める複数のボタンが基本です。
任天堂が、ファミリーコンピューター(ファミコン)から採用したレイアウトですね。
単純かつ使いやすい。
それと同時期に現れたのがマルチジョグダイヤル。
方向を示す十字キーの代わりに、ダイヤルを使うのですね。
前後の2方向しか使われないですが、遅い早いの調整は自在にできます。
使われたのは、AV、オーディオ分野ですね。
シーン、曲をサーチする時に使われました。
同様にリストチェックも早くできます。
これを使ったビルトイン見つけました。
AEGです。
ボタンが全くないので、ますますスッキリ。
人気があるそうですが、ますます中身がわからないのも事実です。
■カラー液晶による対応
文字だけですむ用途が多いためでしょうか?
液晶パネルは未だに白黒が多い。
カラーにすれば飛躍的に分かりやすい。
それをパナソニックが採用していました。
これとタッチパネルですね。
これなら画面だけあればとなります。
先ほどが、「時計が並んでらー」なら、こちらは「TVが並んでらー」となりますが・・・。
■アナログ的な裏技
さてボタン式のこのモデル、扱いをよくするための工夫は・・・。
開けると、文字がびっしり。
カンニングペーパーを彷彿とさせる状況です。
「ここまでする?」という感じでもありますが、なんとなく、ユーモラスでもあります。
同じように見えてもいろいろ工夫がされていますね。
2014年9月16日