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IFAには、大メーカーだけでなく、中小のメーカー、そして新規参入のベンチャーに至るまで。ブースを出します。
特にデジタル・ガジェット関連は、ネットで勢いがあるのに対し、規模自体はかなり小さかったりします。
しかし問題は規模ではなく、将来性があるかどうかです。
では、どうしたらそれがわかるのでしょうか？
MY KRONOZブースとMisfitでは共通の特徴を持っていました。
■MY KRONOZ
KRONOZ（クロノス）は、スイスのスマートウォッチメーカーです。
ヨーロッパでは、8機種を販売。
もっとも売れ行きがイイのは、Ze Fitとよばれるモデルで、ヨーロッパ以外にカナダ、台湾でもよく売れているとのことです。
価格は、59ユーロ（9/10の為替レートで8118円）。
MY KRONOZのブース。
1960年代のオシャレを感じさせる。
ドイツでその情報をもらいましたので、一足お先にという感じで見物に行きました。
右の写真は、Hall15にあるMY KRONOZブースの写真です。
1960年に、イギリスもしくはアメリカにあったカフェの様なブースです。
ブースの壁。カラフルでキレイ！
「いろんな色があって良いでしょう！」
「絶対に自分の好きなタイプがありますよ！」
機能が重要なスマートウォッチとは思えない一言ですが、大きくうなずけることがあります。
■「気分」はすこぶる重要！
1980年代は、時計という古くからあるウェアラブル機器にとって大転機がありました。
「Swatch」と「G Shock」が販売されたのです。
特に「Swatch」。
伝統工芸ともいうべきスイスの時計産業ですが、1970年代に、日本からデジタル時計がでると、壊滅寸前まで追い込まれます。
この時、起死回生を担ったのが「Swatch」。
それまで、「一生モノの高いモノを」という概念を捨て去ります。
使い捨てても惜しくない価格。
多機種。
色違いではなく、多種多様なデザイン。
そして、デザイン毎、販売数を決め売り切り御免。
これにより、安いけど貧乏くさくなく、しかもコレクション性を持った時計が出来上がります。
ZeFit。「オレンジ」ベルト。
やはり気分はウキウキする。
最高80本位持っていたでしょうかね。
死蔵は趣味ではありませんので、毎日違うのを着けていました。
週5日出かけるとして、10本位用意しました。
気分により変えるのです。
今日は落ち着いた気持ちだからシック系。
ちょっと落ち込んでいるから、ポップな奴。
そんな感じでした。
面白かったですね。
■スマートウォッチの機能って・・・
スマートウォッチは実に色々な機能が詰まっています。
しかし当然、その大きさから何かが欠けるわけです。
例えば、ZeWatch2は、かなり優れていますが、防水機能はないなどです。
9月22日に、加賀ハイテックから発売される4機種の機能。
ZeWatchが最もバランスが良い。
また、同じ機能でも、使い勝手が良かったり、悪かったりします。
逆にいえば、複数持つのが正解かも知れません。
全ての機能を持つのではなく、自分が好きな機能を少し持って歩く。
複数持つことで、その機能を変えるわけです。
ZeFit のドイツ語カタログ。色と機能がわかる。
ZeWatch2のカタログ。色味が、かなり異なる。
複数持つ時に、色でいうと「全部 黒」なんてあり得ません。
使いやすく、失礼に当たらない色ですが、それだけでは本当につまらない。
説明員の女性ではありませんが、多種多様のデザイン、色は重要です。
マイクロノス。
ちょっと欲しくなりました。
展示してあった5機種。
左より、ZeTel（日本未発売）、ZeSplash、ZeFit、ZeWatch2、ZeBracelet2。
他に、ZeNano、ZePhone、ZeClockがある。
ちなみに、この4機種以外に、あと4機種あります。
日本での扱いは、加賀ハイテックが行い、まずこの4機種を販売することが報じられましたが、今後扱う種類を増やす可能性も十分あると思われます。
楽しみです。
■Misfitのブースでも・・・
Misfitはアプリの機能が少なすぎるのを除くと、よくできた活動量計だと思います。
そのブースは、MY KRONOZの向こうがわにありました。
黒しかない日本のラインナップとは全く違いますね。
日本での発売は、黃矢印の1機種のみ。
最上段だったら、女性にアクセサリー感覚として受けるかも知れない。
聞くと、「カリフォルニアの製品だよ。カラフルなのは当たり前じゃないか！」といわれました。
スマート系のデジタル・ガジェット。
機能より、自分の感性に合わせた方が、後悔しない買い物になるかも知れませんね。
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