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フジ医療器の「フジ自動マッサージ機」が
「機械遺産」に認定


(株)フジ医療器の創業者である藤本信夫が、1954年S29年。太平洋戦争終結後9年。11月3日にゴジラが封切られた年でもある。に世界で初めて量産化したマッサージチェア第一号、「フジ自動マッサージ機」が、一般社団法人日本機械学会の「機械遺産」第68号に認定されます。おめでとうございます。
■「機械遺産」
日本機械学会が、歴史的意義のある機械技術関連遺産を大切に保管し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に2007年より認定開始。
2014年で計69点が認定。
ちなみに、認定第1号は、小菅修船場跡の曳き揚げ装置。
家電としては、第55号 ウォシュレットG(温水洗浄便座)(TOTO、TOTO歴史資料館収蔵)、第57号 国産化黎明期の家庭用電化機器(東芝、東芝未来科学館収蔵)、に続いての栄誉。

 
■世界初の量産型マッサージチェア「フジ自動マッサージ機」
fuji_automatic_massage_machine機械遺産に認定される「フジ自動マッサージ機」は、創業者の藤本信夫が不用品や廃品で作った試作品を経て、1954年に世界で初めて量産された木製のマッサージチェア。

それまでの「人の手や道具を使って肩をたたいたり、揉んだりする」というマッサージの概念を変え、「椅子に座れば機械がやってくれる」という新たな概念を創出した。

発売当時は、銭湯や温泉旅館などの限られた場所に設置されていましたが、現在では年間国内販売台数は37万台にのぼり、「健康家電」として日本の家庭で普及するだけではなく、海外での支持も広がっています。

今回の認定は、人々の生活向上に影響を与えた機械としてマッサージチェアが評価され、現在も可動する「フジ自動マッサージ機」が、マッサージチェアのルーツとして象徴的存在であるとして、8月7日「機械の日」に認定されます。

 
■認定表彰式
日本機械学会による認定表彰式は、同学会主催の記念行事にて実施予定。
●日時:2014年8月7日(木)13:30~
●場所:早稲田大学国際会議場(〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-20-14)

2014年7月29日

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