WiFi機能付きSDカード ”eyefi mobi”の、
新サービス、「Eyefiクラウド」登場
「スマホのカメラじゃチョットね。」という場合ありませんか?
旅先のきれいな景色なんかは典型例ですね。
でも、本格デジカメで撮影してしまうと、画はグンとよくなのですが、FacebookなどのSNSで、友達にメッセージが送れない!
「WiFi機能が付いていれば、今すぐ、皆に伝えられるのに!」と思ったことがある人は多いと思います。
そんな時便利なのが、Eyefi社のWiFi機能付きSDカード ”eyefi mobi”(以下eyefi)。
設定は簡単。
送信も楽です。野外で、WiFi信号がほとんどない場所だと、勝手に接続、気づいたらデーター送信終了の状態です。
今や、SDカードをサポートしていないデジカメは少ないですから、ほとんどのデジカメで使えます。
(10数年前は、スマートメモリ、コンパクトフラッシュ、メモリースティック、SDカード、XDピクチャーカード、マイクロドライブと、デジカメで使えるメディアが決まっており、メディアの切替も一苦労でした・・・)
さて、今回発表されたのは、デジタル写真のクラウドサービスです。
■クラウドサービスとは
クラウドというのは、正式には「クラウド・コンピューティング」の略です。
個人のデーターを、PC、スマホなどの自分の所有機器ではなく、インターネット上に保存して使うこと、もしくはそのサービスのことを言います。
近しいイメージは、銀行の貸金庫でしょうかね。
こちらもお金を払って大事なモノを保管してもらいます。
メリットは自宅に金目のモノがないわけですから、金庫など安全を保証してくれる高い設備を買わなくてもすむこと。
また強盗などに入られることもないですから、自分の身が安全であること。
さらに、温湿度もきちんと管理されているので、自宅では管理が難しい美術品を置いておくこともあります。
クラウドも同じですね。
データーを保存してくれる代わりにお金を取るわけです。
そうすると、高い大容量サーバーを買う必要はありませんし、バックアップに手を焼くこともありません。
さらに言えば、HDDクラッシュを憂う必要さえありません。
しかもネット上ですので、ネットに接続できる端末全て、自分のPC、他人のPC、スマホ、タブレットなどからも、保存してあるデーターを使うことができます。
昔は、全てのデーターをリムーバブル・メディアに保存していました。
フロッピーから始まり、いろいろなものがありました。
自分が使うPCなど全部に、そのドライブを付け、データーをどれにでも使えるようにしたわけです。
今は無理でしょうね。
まず、デバイスが小さくなりました。
例えばスマホ。これにCDでデーターを入れる何てことはないですね。
ドライブサイズが本体の数倍必要ですからね。
その上、大容量の時代になりましたからね。
4Kムービーすら、安価に市販されている時代です。
幾らでもデーターは増えます。
限られた人生。
データーを管理することに時間を費やすのは、惜しいというものです。
■クラウドとeyefiは好相性
クラウドを使う時の泣き所は、データーのアップです。
人間の便利な所は、脳の記憶が多岐に渡り、しかもそれを一元管理できることです。
頭の中に、いろいろな見てきたこと(写真、動画)、聞いてきたこと(音声)、香り、味、手触り、考えたこと、いろいろな種類のデーターが全て収まっているという意味です。
写真のデータベースを作る時に、面倒臭いのは、全ての写真を一端ネット上にアップしないと一元管理できません。
つまり必要に応じ写真をかき集める必要があるということです。
このため、良いクラウドサービスは、自動でデーターアップさせます。
eyefiの特徴は、データーをWiFiで送ること。
ネットに容易に接続が可能です。
eyefiはクラウドと相性がイイのです。
■その実際
元々、eyefiは、スマホなどの端末にデーターを送る機能がありました。
今度は、そこからネットと接続、クラウドにある自分のアカウントにデーターを送ります。
例えば、2つデジカメを持っていたとしても、この自分のアカウントに接続されるわけですので、データーは一元管理となります。
しかも、そこまではオリジナルデーター。
そして、そこからその端末に相応しいサイズにリサイズされた写真データーが送られます。
例えば、スマホをメインに使っているとしましょう。
スマホのカメラはスマホに合ったサイズの写真を撮ります。
そうでないと、メモリーを圧迫してしまいますからね。
しかしデジカメのデーターは、それより大きい場合が多い。
綺麗な画を撮るためですね。
それをスマホに転送。
一時的には良くても、使えるメモリーが「あっ」という間になくなります。
eyefiクラウドサービスは、重いオリジナルデーターをクラウドに吸い上げます。
全てのオリジナルデーターが、クラウド上で一元管理されるわけです。
そこで今度はリサイズをかけます。
リサイズすると容量は飛躍的に減ります。
それをスマホに送り、スマホではそれを使います。
そのため、全データーいちいちクラウドまで呼び出しに行く必要はなく、WiFiにつながらない飛行機の中でも、スマホで全データーを見ることができますし、スマホもさくさく動くというわけです。
また他人との写真をシェアするものも、必要な写真にリンクを張り、それをメールで相手に知らせる機能などがあるため、非常に楽です。
・オリジナルデーターの一元管理
・動作は自動
・いろいろなデバイスで扱いが良い
・データーシェアし易い
といったクラウドのキモを掴んだサービスです。
■お試し期間は90日
と書くと、誰でもeyefiクラウドに入った方がイイと言っているように聞こえますが、システムには必ず相性というものがあります。
例えば、いろいろな手順が、今まで自分のしてきたことと大きく違っていると、使いにくくてしようがないです。
同じことができるなら、別のでということになります。
また、RAWデーター転送ができない等の問題もあります。
実は、eyefiを買うと、このクラウド90日間ただで使えます。
eyefiは、冒頭書きました通り、単独でかなり使えますから、1つ持っていても決して損はしません。
え、すでに持っているって。
昔からの馴染みの人は、ロゴが変わったことにお気づきでしょう。
実は無料配布のアプリも変わっており、それをインストールすると90日間無料で使えます。
古いアプリは新しいアプリに切り替えると使えなくなってしまいますが・・・。
当日の発表会では、何度となく「Next Chapter」という表現が用いられていました。
このクラウドサービスで、写真の使われ方が新時代になったということです。
そのことを知らせるロゴ変更でもあります。
言い忘れていました。
eyefiクラウドは、容量無制限で、5000円/年です。
詳しい情報は、Eyefiのホームページにてご確認ください。
http://jp.eyefi.com
2014年7月16日