インタビュー

中村祐一 洗濯に対する”熱い”想い


この度、家事の学校となる「Sentaku College」をオープンした洗濯アドバイザー 中村祐一氏。 そんな中村さんに、洗濯に対する”熱い”想いを尋ねました。 Q「Sentaku Collegeを始められた理由はなんですか?」
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洗濯アドバイザー 中村祐一 氏。
白シャツに、笑顔が似合う、ナイス・ガイ!

N「昨年、ネット上での洗濯のための通信(ネット?)講座を開きました所、大きな反響がありました。 しかし同時に、言葉とか写真では伝わらないことも多くあることが分かりました。 このため、目の前で、洗濯してみせることが大事と改めて思い、都内の物件を当たりました。」   Q「そう言えばSentaku Studioは出入りは少し独特な場所8Fまでエレベーターで上った後、階段で1F上る必要がある。ですが、部屋の中は洗濯教室のためにあるような間取りで、感心しました。」 N「僕個人としてもそう思います。特に流しは初めからこの状態で、これを見た時に、ここで教室を開くことになっているんだと思いました。とても使いやすい流しです。」

部屋の様子

左)生徒席から見た作業場。使い良さが伝わってくるレイアウト。
右)流しの様子。プラおけを3つ並べて置けるので、手洗いしやすい。


Q「ところで、洗濯には、洗剤に代表される化学的な面、洗濯機に代表される物理的、機械的な面があると思いますが、どちらを重視しますか?」 N「キレイにするという意味では、化学的なことは非常に重要と思っています。 洗剤の力を上手く引き出してやるためのノウハウを教えるのも、この教室の大きな目的です。 が、それは物理的、機械的なことを軽視しているわけではありません。 こちらの手際の良いやり方もお教えします。」   Q「どのレベルまでできると、卒業ということになりますか?」 N「皆さんが持っている衣類の8割以上自宅で対応できるようになりましたら嬉しいですね。」   Q「これからの洗濯は変わりますか?」 N「変わると思います。例えば、時間がないせいもあるのですが、僕自身は洗濯は夜、お風呂に入っている間にします。お湯があるのでとても便利です。お風呂から上がった後は、そのままお風呂で衣類を乾かします。」   Q「夜洗ですか。風呂換気など、何か、特別なことをしますか?」 N「お風呂はいわゆる窓なしです。このため24時間換気扇をつけています。洗濯物は、お湯洗いですので、変な臭いもしませんし・・・。問題ありませんね。」   Q「夜洗だから部屋干し派なのですか?」 N「違いますよ。今、外の環境は非常に悪くなっていると思います。このため、キレイに乾かしているのではなく、汚しているような気持ちになることがあるからです。 そういう意味では、皆さんにも部屋干しをお勧めします。」   Q「家にいる時間が夜しかないとなれば、必然ともいえますが、ずっと太陽光で乾かさないとなるとイメージが変わりますね。」 N「窓から入る太陽光は使う。そうすると、余り深く考えなくてもイイとは思います。」   Q「最後に、皆さんへ一言どうぞ。」 N「洗濯が好きということもありますが、洗濯は自分の好きな衣類を身につけるということで、とても重要な家事だと考えています。 極端な言い方をすると、人間が生きている限り、衣服をキレイにするという行為はなくならないでしょう。 そんな思いから、世に初めて洗濯アドバイザーという名乗りをさせて頂きましたが、本当に多くの人から相談を頂きました。 ありがとうございます。 ただ皆さん体系的な洗濯をご存じかというと、そうではない人も多い。 この知識があれば応用が利いて、こうすればイイことが分かるのにとか、思うところがありまして、体系的なSentaku Collegeを開きました。 僕としては、Sentaku Collegeが最終目標と言うわけではなく、まだまだ色々な可能性があると思っており、できる限りいろいろなことをしたいと考えています。 皆さん応援よろしくお願い致します。 最後に、木曜日の昼の教室は、1レッスンだけの参加も受け付けております。もし参加して見たい人、いらっしゃいましたら、こちらをご活用下さい。」   詳しい情報は、Sentaku Collegeのホームページにてご確認ください。 http://sentaku-studio.com/sentakucollege.html   ■関連記事 レポート:中村祐一 主催のSentaku Collegeで学べること 目の前で見るプロの技は奥が深い 思うこと:家電の王道とは何ぞや? 洗濯アドバイザー 中村祐一氏のセミナーから

2014年6月25日

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