日立、ナイアガラ洗浄をたし算した
新型タテ型洗濯機「ビートウォッシュ」を発売
水をたっぷり循環させて、ガンコな泥汚れもきれいに洗い上げる「ナイアガラ洗浄」。
日立のドラム式に採用されていた技術です。
この度、その「ナイアガラ洗浄」を採用したタテ型洗濯機「ビートウォッシュ」が発表されました。
今回発表されたのは、タテ型洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」と全自動洗濯機「ビートウォッシュ」です。ここでは、タテ型洗濯乾燥機の「タテ型ガラストップ」と「タテ型スリム」をレポートします。
■一線を画すガラストップデザイン
冷蔵庫、洗濯機。
言わずと知れた白物家電の2大巨頭。清潔感を示す色、「白」が基本で有るところから白物と言われます。
最近、家の間取りが代わり、リビングからでもキッチン、冷蔵庫が見えることが多いですから、冷蔵庫はインテリア調の色、質感が求められる様になりました。
質感を大幅に変えるために採用されたのが「ガラストップ」です。
独特の艶々した質感は、高級感と汚れを寄せ付けない強さがあります。
洗濯機は洗面所だし、ずっと「白」かと思っていたのですが、会場に入って唖然としました。
正直、洗濯機の発表会と知っていなければ、「これ何?」と係員に質問したことでしょう。
BW-D10XTVを初めて見たインパクトは、それほどのモノでした。
特に、一枚ガラスの上蓋のカッコのイイこと。
わかっちゃいたけど、スゴかった。
それほどに見た目が違います。
■現在のニーズ
洗濯に対し、ユーザーニーズはいろいろあります。
汚れをキチンと取るという基本的なことから、いろいろな布地に対しての対応(クリーニング代も厳しいですからね)、またカーテン、毛布と言った大物洗い等々・・・。
が、特に強いのは、週末のまとめ洗いに対し手早く対応することでしょうか。
折角の休み、家事だけに囚われていては大変です。
若い人はデート、働き盛りはファミリーサービス、お年寄りも旅行に行ったりして、まぁ時間というモノはそんなにないわけです。
「多くの量を、1回で、キチンと洗えること。」
単純ですが、最も重要なニーズでもあります。
■日立の技術の1つの集大成「ナイアガラ ビート洗浄」
では、多くの量を、1回で洗うということはどういうことでしょうか?
2つあります。
1つ目は衣類を衣類に対し、押し洗い、叩き洗い、揉み洗いと色々な洗い方を十分行うということです。
2つ目は一度落とした汚れを再付着させないということです。
1の主役は、撹拌板である「ビートウィングX」です。
左右対称、羽根を拡げたかのようなデザインが、アルファベットの「X」を思わせるところから「ビートウィングX」と名付けられた、この撹拌板ですが、押し洗い、叩き洗い、揉み洗いに必要な動きを衣類に伝えます。
百聞は一見にしかず。
ビデオをご覧ください。
目印の赤い衣類が、衣類の山から出たり入ったり、動いていることが分かります。
それを手助けするのが、ナイアガラ循環シャワー。
衣類にタップリ均一に水を当てることにより、衣類の動きを助けると共に、汚れの再付着を許しません。
こちらもその凄さ(激しさ)をビデオでどうぞ。
結果、唖然とするほどの白さです。
■使い勝手
●取り出し易さ
洗濯物10kg洗いの難点。
それは10kg洗うと、その10kgを取り出さなければならないということです。
10kgって、割と重労働なのです。
かがめた位置から取り出すとなると、腰に負担も掛かります。
小柄な女性は特に大変です。
今回の新型は、洗濯槽を浅く、幅広く設計してあります。そして取り出し口は低くです。
特に幅:43cmの投入口は、丸めた毛布を簡単に入れられます。
さらに取り出す時、衣類が絡まっていると、割と力が要ります。
洗濯時もそうですが、脱水時も衣類は絡まってはダメです。
日立の「ほぐし脱水」。絡みが少ないのが嬉しいです。
●アシスト機能
重いと言えば、ガラストップは重いです。
しかし、開けてみると余り感じません。
これはアシスト機能が付いているからです。
閉めもしてくれますので、便利です。
●個別プログラミング
掃除、洗濯、調理・・・。
なんでもそうなのですが、人は自分の好みを持ちます。
洗濯もそうですね。
「すずぎ多め」が好きとか、「脱水多め」が好きとか、いろいろです。
いわゆる「自分のやり方」ってやつです。
ただ、やり方は、多種多様のパターンがあるのですが、一人の人が持っているパターンは1つか、2つです。
新型のビートウォッシュには、自分のパターンを3つメモリする機能が付いています。
ワンタッチとは行きませんが、ボタン数回でOKですので、とても便利です。
●自動お掃除機能
もちろん好評の「自動おそうじ」仕様・機能は、当然あります。
好評なので当たり前と言えば、その通りなのですが。
●「[eco]水センサー」システム
これも好評のシステムです。「水硬度」「水温」「洗剤」「布質」「布量」「すすぎ具合」「脱水具合」をチェックし、ベストの条件で洗濯を行うシステムです。
●ホット高洗浄
また2013年のドラム型から採用された「ホット高洗浄」も搭載されています。
洗濯機の相棒の洗剤ですが、人の体温から+20℃位までが最もよく働いてくれることは、ご存じのことと思います。
冬になると風呂の残り湯を翌朝使うと言うことは、節水の役割はしても、洗剤的には水と変わりません。
ホット高洗浄は、次の手順で行われます。
洗いの前に洗剤を活性化させて、衣類に吹き付ける方法です。
これなら、多少水が冷たくても対応できますね。
■タテ型スリムでも「ナイアガラ洗浄」
今回、タテ型スリムでも意欲的です。
こちらにもかきあげ式のナイアガラ洗浄が付いています。ビートウイングXの後ろに付いている羽根で水をかきあげるのです。
これがまた強力。論より証拠、ビデオをご覧下さい。
また、同時期に発売する全自動洗濯機BW-10TV、BW-9TV、BW-8TV、BW-7TVも展示されていました。
これらの商品は、全て6月21日、オープン価格にて、全国一斉発売です。
商品のより詳しい情報は、日立のホームページにてご確認ください。
http://kadenfan.hitachi.co.jp
2014年5月23日
タグ: BW-10TV, BW-7TV, BW-8TV, BW-9TV, BW-D10TV, BW-D10XTV, BW-D8TV, BW-D9TV, タテ型洗濯乾燥機, ビートウォッシュ, 日立