マイケル・ジャクソンの「Xscape」
一流の仕事とは?
5月20日に、マイケル・ジャクソンの遺作第二弾、「Xscape」(エスケイプ)が発売されます。
それを受け、今、銀座のソニービルでは、マイケル・ジャクソンの4つの曲のハイレゾハイレゾリューションオーディオ(High-Resolution Audio)のこと。サンプリング周波数および量子化ビット数のうちどちらかがCD-DAスペックを超えていることが条件。試聴と、Xscapeの制作ドキュメンタリー上映が行われています。
史上最高のエンターテナーの1人。
マイケル・ジャクソン。
その遺作 第2弾が聴けるということで、銀座に行きました。
イベントが行われているのは、8F、OPUS(オーバス)です。
8Fは簡素な雰囲気。
待合ホールには、数台のPCが置いてあるだけです。
スタジオの扉は開きっぱなし。
途中からでも入れるということで、入って行きました。
■ドキュメンタリー
丁度ドキュメンタリーが始まった所でした。
白黒のドキュメンタリー映像です。
どの様にして作られたかが、プロデューサーたちにより一曲一曲 克明に語られて行きます。
しかしなんと言っても曲がスゴい。
マイケル・ジャクソンの未発表録音から、マイケル・ジャクソンのボーカルを抜き出し、曲をアレンジ。その後に、ボーカルをミキシングする手法が取られているのですが、よくぞここまでと言う位、マイケル・ジャクソンの声の、歌の魅力を引き出しています。
マイケル・ジャクソンのベスト3は、「OFF THE WALL」「Thriller」「BAD」でしょう。
それが蘇ったと言うと言い過ぎでしょうか?
嬉しい一時でした。
プロデューサーたちは、いつもマイケルが、その場に居ると思い行動したそうです。
マイケルは言います。
「最高でなければ作る意味がない。」
「画期的でなければ、やるべきじゃない」
「最高のものを作るためなら、なんでもする」
プロデューサーたちがしたことは、そう言うことなのです。
彼らは、マイケルが40才になっても、ジャッキー・ウィルソンやチャーリー・チャップリンなどを聴いて、見て、勉強を続けたことを知っています。
マイケルは、勉強をした上で、上の言葉を言うのです。
それを知っている人が、努力をするという、超一流の仕事が垣間見られます。
それにもう一つ。
楽しく仕事をしている雰囲気も伝わって来ます。
あらん限りの努力を行い、その上で楽しく。
イイ仕事のコツだと思います。
これは望外の収穫でした。
■音
ハイレゾですから、分解能の良い、クリアでヌケの良い音が楽しめます。
ただ個人的には、一寸低音が前に出すぎのような気がします。
ま、これは人好きづきですからね。
最近の音楽経験で言えば、スーパーボールで、オペラ歌手 ルネ・フレミングのアメリカ国歌斉唱を聞いた時に次ぐ衝撃でしょうね。
しかも無料です。
興味のある人は、是非。
いろいろな意味で今回のCD。私は買います。
今回、商品開発に応用できそうなエッセンスが見いたせたイベントだったので、お知らせしました。
2014年5月14日