ショールームへ行こう! ミーレ篇
ミーレ・センター目黒
ビルトイン食洗機で有名な独ミーレ社。
それ以外にも、IHクッキングヒーター、ビルトイン型の調理家電、洗濯機・乾燥機、掃除機を販売しています。
ミーレ社の設計は、20年間使い続けることを想定しているものが多く、さすがに高価です。
日本製が5〜8年ですので、数倍します。
値段だけ見ると「お兄さん、びっくりだ〜っ」となります。
しかし使うと、その良さに「お兄さん、びっくりだ〜っ」となります。
とにかくミーレは、買う、買わないに関わらず体感した方が良いメーカーです。
え、どこで体感するかって。
ショールームですよ。
全ての家電ではありませんが、ミーレのショールームは、自前の食材、洗濯したいモノなどを持ち込み、自分で使ってみることが可能です。
また「Try, Miele!」という電気オーブン、食器洗い機、洗濯機/乾燥機、スチームクッカーの体験イベントを行っています。詳しいことは、一番下のURLリンクよりご確認ください。
今回は、そんなミーレ ショールームの体験談です。
場所は、目黒駅から権之助坂を下りて少し行った目黒通りの交差点。10分位歩いた所です。
■「Try, Miele!」スチームクッカーの体験イベント
ミーレのスチームクッカーは、私が欲しい家電の1つです。
それは健康に良いから・・・ではなくて、料理が美味しいからです。
「蒸し」の最大の特徴は、「素材を損なうことなく、美味しさを中に閉じ込めることができる、最も素材にやさしい」といえるからです。
私事なりますが、私、温野菜が苦手でした。
生温かくて、水っぽいからです。
しかしロールキャベツは好きですし、トンカツのお供キャベツの千切りは二皿は食べられます。大人になった現在、食で嫌いを克服することもないですので、ほったらかしにしていたのですが、先日、スチームクッカーで作られた温野菜を食べてビックリ!
理由が分かりました。
私が食べていた温野菜は、不味かったのです。
理由は、湯に入れて作った温野菜だったからです!
湯に美味しさが逃げ出してしまったのです。
そんな時に、スチームクッカーは強力な味方です。
今回は、「Try, Miele!」というイベントに従う形で、説明をします。
第一段階は、
1)ブロッコリー対決 お湯VS蒸し
2)ご飯
3)鶏肉
1)は、切ったブロッコリーを茹でた場合と、蒸した場合で比較です。
2)は、無洗米と水を、1:1バットに入れ、蒸します。
3)は、ダシにつけ込んだ鶏モモ肉を、蒸します。
材料にほとんど手間は掛かりません。
また、蒸し器も、水タンクをセットすれば終わりですので、手間が掛かりません。
結果は、見事。
美味しい昼食の出来上がりです。
終わった後の後片付けは、布巾で拭くだけ。
トレイもステンレス。
鶏の脂もあっさりとれます。
■こんなこともできるんだ!
昼御飯を食べた後は、後半戦。
まず、クッカーのチェックです。
作りはシンプルで、質実剛健。さすがにドイツ製。
が、気を引かれたのは、プログラム内容です。
茶碗蒸しやプリン、温野菜など、代表的なスチーム料理がプログラムされています。
脂を落として水分はそのまま、ヘルシーな肉・魚料理も入っています。
これはあって当たり前のプログラム。
冷凍食品の解凍や温め。
パン生地の発酵、ヨーグルト作り。
これも、あるでしょう。
で、次は・・・。
りんごやベリーの果汁の抽出。
皮がむける煮トマト。
半熟卵から、固ゆで卵まで各種ゆで卵。
タオルの加熱や容器の消毒。
これはうれしいですね。
色々なシーンで役立ちそうです。
で、トマトの皮むきを試してみることに。
後もう一つ位と思っていたら、ちょっとショールームの方から煮物のテストもしてみましょうと提案がありました。
そのままの形で煮えるとのこと。
こちらもトライすることにしました。
結果は、見事なモノです。
トマトは時間が掛かりませんが、煮物は時間が掛かりました。
しかし、目で食べると言われる和食には最適かも知れません。
見事な、お・も・て・な・し です。
■仲間とミーレで料理をしよう!
予め電話をし、予定が詰まっていなければ、「2時間程度、自由に使うのも有り。」だそうです。
これは嬉しいですね。
4〜5人の仲間と材料を持って来て、ミーレで食事を作り、憩えます。
食事を作り、外で食するのもありです。
ミーレの近くは桜で有名な目黒川が流れていますので、今の時期ならベンチで食べるのもありです。
お代は要らないということですが、是非次のことはお願いします。
それは「製品等で気付いたこと、感じたことがあれば、ショールームの方にお話ください。」ということです。
よろしくお願い致します。
■ランドリーケアを実感
さて続いて洗濯機です。
こちらも持ち込み「可」です。
ただし「ドライクリーニング」オンリーはダメです。
また、完全オープンスペースですので、下着関係はちょっと遠慮したいところです。
今回は、意地悪な洗濯物を2点。
1つは泥汚れの付いたコットンパンツ。2つめはアウトドア用のマウンテンパーカーです。
マウンテンパーカーは、タグに「手洗い」もしくは「ドライクリーニング」とあるので承知してもらいました。
今回は汚れがひどいため、浸け置き洗いも入ったコースにしてもらいました。
ただ、洗濯機からはじき出された時間は、コットンパンツの汚れに対し、2時間以上浸け置いてから洗うと出ました。
これはちょっとしんどいので、落ちない可能性があるのを覚悟で、スタート。
実は、スタートすると、2時間以上暇になります。
ショールームを隅々まで見せてもらうのも一手ですし、しばらくショールームの方にお任せし、近くをぶらつくのも手です。
目と鼻の先には、デートスポットで有名な「目黒寄生虫館」(無料)があります。
「千と千尋の神隠し」油屋の宴会場のモデルとなった「目黒雅叙園」の見学ツアー一見の価値は十分あるのですが、料理と一緒のプランになっており、諭吉先生が1枚いなくなります。に参加するのも手です。
目黒川沿いの桜見物、目黒通り沿いに立ち並ぶインテリアショップを素見す(ひやかす)のも面白いです。
■感嘆した洗い
さて、まずコットンから、さすがにつけ置き洗いの時間を短縮したためか、かなり泥汚れは落ちていましたが、落ち切るには至っていませんでした。
が、吃驚したのは、その他の部分。
見事な位、白いのです。
下ろしたてと言うべきでしょうか?
さらに手に取ると、肌触りがあからさまに違う。
ミーレは、洗濯を「洗濯」と呼称しません。「ケア」と呼びます。
「手入れ」ですね。
このためミーレは、「洗濯機」と「洗剤」を両方とも用意しています。
また、洗濯機は、洗剤の力をフルに出す「お湯洗い」、しかもその表面に水の膜を形成するため、手洗いよりやさしいといわれる「ハニカムドラム」が採用されています。
服にやさしいを熟知した機器と言えます。
欠点は、十分に汚れを落とすには時間が掛かるということです。
丁寧にケアするには、時間は欠かせません。
ところで、洗濯物を放っておくと臭うので、洗濯機に付いておく必要があると考えている方はいませんか?
そうですよね。
落ちきらなかった雑菌が繁殖しますからね。
実は、お湯洗いでは、雑菌の取れも良いので中々臭いません。
本当に良く出来ていると思います。
次はマウンテンパーカーです。
こちらも感心しました。
私が持っているマウンテンパーカーは、仏エーグル社のものなのですが、表には光沢を持ちます。
このためスーツに着ても余り違和感がでないタイプ。
しかし汚れると光沢は落ちるのですが・・・。
見事復活です。
手洗い並みの優しい洗いであることが確認できました。
■釘を吸い込んでも破れない紙パック!掃除機
折角、ショールームに居るので、掃除機も簡単にレポートします。
IFAでは、「静かな掃除機」とキャッチコピーが付けられていた掃除機です。
が、一番スゴいのは、紙パックです。
なんと9層構造!
紙パックは防塵フィルターを兼ねますので、ゴミを残し、空気だけ通すのが理想です。
それが完全にできないので排気が汚い、ゴミが空気の流れを邪魔するので吸引力が落ちる。
この問題に対応してできたのがサイクロン掃除機です。
が、ゴミ捨ての時サイクロンは、ゴミが飛び散るなどの問題を出します。
紙パックと違う欠点を持つわけです。
ミーレは、技術を煮詰めリファインするのが得意な会社です。
この掃除機は、煮詰められた技術の紙パックが備わっていると言えます。
今の技術の基本概念は、「短」「小」「軽」「薄」ですから、重ねても2〜3層にします。
スペックもギリギリまで削ります。
でないと高いモノになりますから。
ところが、ミーレは、9層構造です。
「価格より性能」という考えですね。
フィルターとして9層構造としたわけですが、こうなると毛利元就の「三本の矢」の故事ではありませんが、丈夫です。
釘も通しません。
しかもこの後ろにエアークリーンフィルターを含め、2種類のフィルターが付いていますので、9層に加えると、全11層のフィルターです。
エアクリーンフィルターは、更に目の細かいHEPAフィルターに交換が可能です。
今は、そうされる人が多いそうです。
HEPAフィルターを含め、計11層のフィルターなんてスゴすぎです。
さらに紙パックは蓋付きです。ホースを抜いてもゴミは出ません。
紙パックの値段を聞くと、4個入り1箱 1,500円。
これで通常1年間持つそうです。
性能を見せてもらった後ですと、「安い」っと言いたくなります。
またアタッチメントは多種多彩。
犬猫用あり、プラモ用ありです。
プラモ用は、小型アタッシュケースに入った凝りよう!
この掃除機、「数寄モノ」精神が横溢した一品です。
この作り込みこそが、ミーレらしいと言えます。
■友達と一緒に!
今回は、スチーマーということで、友達の中華料理屋の店長を連れて行きました。
メニューを増やしてもらおうという魂胆です。
スチーマーも感心していましたが、彼が一番欲しがり、その場から持って帰りたがったのは、食洗機でした。
今使っている業務用日本で標準的に使われている食洗機です。の倍近い量が洗えるとのことです。
さすがに、民生用という意味では、そこまで一度に洗うという想定はしないのですが・・・。
毎日、大量の食器を洗っているプロが言うのですから、間違いないですね。
そう、ミーレの様な体感型ショールームは人数が多い方が楽しい!
ちなみに、ショールームの方は、お子様連れでも歓迎しますとのこと。
ショールームの詳しい情報は、ミーレのホームページにてご確認ください。
http://www.miele.co.jp/jp/domestic/aboutus_gallery.htm
「Try Miele!」の詳しい情報は、次のホームページにてご確認ください。
http://contents.miele.co.jp/event/
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