●立春[次候]黄鶯睍睆く(うぐいすなく)
春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせる頃。
梅の花の咲く時期でもあり、「梅花乃芳し(うめのはなかんばし)」と呼ばれることもあります。
初候が「東風(こち)」と来て、次候が「梅」ですと、まさに「飛梅」ですね。
菅原道真が太宰府に流される前に、可愛がっていた梅の木に、「東風ふかば 思い起こせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」と詠んだ所、その梅が一夜にして太宰府まで飛んでいったという伝説です。
●梅の開花
関東もかなりの積雪に見舞われましたが、仕事で大船に行ったついでに、北鎌倉を散策しました。
そこかしこに梅が咲いており、春を感じた一時でした。
写真の白梅は、円覚寺境内の梅です。
2014年2月10日