レポート

タニタ 電子尿糖計 ユーチェック:UG-120-H


測定器具は割と気を遣うモノが多いです。
例えば部屋の温湿度を測る温湿度計も、どこで計るのかで変わります。万が一、直射日光が当たったりすれば、高い温度が示されます。
健康計測器具も同じですね。

歩行計はセットする位置によって歩数が変わることがありますし、血圧計はカフ(腕帯)のセットの仕方によって、変わります。
体温計も、脇のハサミ方では正確な体温が測れません。

今回はそれよりも、もっと馴染みがない尿糖計です。どうでしょうか?

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左)UG-120-H。交換できるセンサー部と本体部から成り立つ
中)センサー部の結合部、右)本体の結合部


 
■本当に「楽」なデジタル測定
少なくとも私は、UG-120-H(以下UG-120)を20回以上使っていますが、測定ミスはありません
私が思うに、これが UG-120の最も素晴らしい特徴です。

使い方は以下の通りです。
それぞれのポイントを書いて置きます。

尿糖計使い方 1)は、表示が変わるのを「待つ」ことです。数秒かかります。待ち、表示が変わるのを確認することです。

2)は、センサー部に確実に掛けることです。大量に掛けることはないです。確実に掛けることが重要です。
私はダイレクト派ですが、合わない人は紙コップを使ってください。
ダイレクトの場合は、紙コップの始末の手間が省けます。
また尿は、外に置いておくと内容物が、どんどん変化します。新鮮(!?)というか、放尿したばかりの尿を使ってください。

3)は、表示の「洗浄」表示を確認することです。1)と同じです。

4)ですが、私は外出用の洗浄ボトルを使うのをお勧めします。手も汚れませんし、紙コップの様なゴミもでません。中身は水道水ですので、問題もありません。あとはピッと鳴るのを待ちます。洗浄ボトルの水を2/3位使うと、大体の場合鳴ります。

後はまず問題はありません。

 
■その他の注意点
ch_ti01_pct01 次のポイントは、測定するタイミングです。

欲しい尿糖値は、「食後高血糖値健康な人の場合、食後2時間もすれば血糖値は140㎎/dL未満に低下しますが、血糖値が低下せず140㎎/dL以上の高い値が続きます。「食後高血糖」です。これを計測するのが重要です。」にリンクした尿唐値です。
人体の仕組みから言うと、食後高血糖値が分かる食べ始めてから2時間後」のタイミングで計るのがベストです。
食前に排尿して、食べ始めてから2時間後に測定します。

私もいろいろ試してみましたが、いつも「20mg/dL」。
血糖値に関しては健康体であるためが、個人的に有意差の実感はできませんでした。

ch_ti05_pct01 次は知識として知って置いてください。
「血糖値=尿糖値」ではないことをです。
尿糖値の方が、約10倍高くでます。

 
■誰が使うと良いのか?
一つは、糖尿の気があると言われた人でしょう。
他の健康計測家電もそうですが、健康計測家電は自分の生活と健康をデザインするための家電です。
例えば、1ヶ月食事を変えてみる。体重、血圧、尿糖値を取り、自分の体がどちらの方向へ進むのかを確認する。
有効なら続ける、ダメなら次の方法を試す。
有効なら、次に例えば「運動」を組み合わせてみる。
と言うわけです。

最近、健康データーをWEB上で記録できる様になりました。
できれば、これを日記を組み合わせるのが良いと思います。
日記の代わりにFACEBOOK等でも構わないと思います。

次は会社を辞めた人だと思います。
会社だと、健康診断が義務付けられています。しかし、それ以外は自分の健康は自分で守る必要があります。
そんな時に、尿唐値が分かるのは、非常に便利です。

 
■定年のプレゼントにも、是非お勧めしたい一品
糖尿病に掛かっている人はかなり多くいます。
症状はいろいろですが、重症になるとやっかいです。

特に人工透析は厳しいです。
私が小さい頃、1型糖尿病食べ過ぎ、運動不足などではなく、免疫の異常でインシュリンを分泌する細胞が破壊されることが原因で発生の友達が居て、「人工透析の時間がいや」と言うので、付いていったことがあります。
確か、1時に始めて、終わったのは4時だったでしょうか。それが週3回と聞かされて吃驚した記憶があります。(これ記憶なので、誤って覚えているかも知れません)
夏休みも旅行に出られません。
彼は、この病気のために、病院の近くに引っ越して行きました。余り気分の良い思い出ではありません。

これを避けられる可能性があればと思います。

UG-120は、割と安価に手に入れられます。
定年のプレゼントにぴったり位の売価です。
もらった方も嬉しい一品です。

 
文中説明のための図、グラフは、タニタのホームページからお借りしました。厚く御礼を申し上げます。

 
商品のより詳しい情報は、タニタのホームページにてご確認ください。
https://www.tanita.co.jp
 
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2014年2月9日

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