●小寒[初候]芹乃栄う(せりさかう)
小寒になりました。いわゆる「寒の入り」です。冬一番の寒さになります。
芹は七草がゆの中に入れる芹のことですね。体の調子を整えるべく食す「七草がゆ」は風邪に負けない庶民の知恵でしょうね。
●橘擬(たちばなもどき)
寒い時でも赤い実を付けるのに「南天」があります。大抵は家の横、厠の近く、あまり条件的に良くないところでも、立派に実を付けていたのを覚えています。
しかし、南天を植えている家はまれで、よく見かけたのはオレンジ色の小さい実を付ける「橘擬」。後で調べると、中国産のピラカンサスという植物でした。こちらも寒い時期に実を付けます。元気な植物です。
ちなみに橘は、常世の国にある「時じくの香の木の実」ですので、「不老不死」の縁起物です。
一昨日、七福神を巡っている時に、久しぶりに見かけました。
2014年1月6日