年の瀬も迫り、クリスマスも目の前。各家庭では、クリスマス、おせちと料理が大変な時期です。
こんな時あると便利なコンベクション(対流型)・オーブン。
デロンギ社のスフォルナトゥット・パングルメ コンベクションオーブン EOB2071J お披露目会をレポートします。
■まずは、名前の解説から
「スフォルナトゥット・パングルメ コンベクションオーブン」とは何とも長い上、舌を噛みそうな名前です。
「Sfornare(スフォルナレ)」とは「オーブンから取り出す」ということで、 「Tutto(トゥット)」は「すべて」と言うことだそうです。
「何でもオーブンから取り出す」と言う、少々勇ましい名前ですね。
コンベクションオーブンは、対流型のオーブンですね。熱い空気を循環させることにより、隅々まで同じ温度ですので、思った通り均一に調理できるのが特長です。
デロンギはイタリアのメーカー。
ヨーロッパでオーブンと言えば、コンベクション型を指します。
デロンギのオーブンはコンベクション型であるのが特長の1つです。
以前、デロンギのミニコンベクション・オーブンをレポートしました。
(デロンギ ミニコンベクションオーブン EO420J-WSを参照願います。)
その時思ったのは、「あとサイズが少し大きければなぁ」ということ。
ミニは8.5Lですからね。
独身から子供ができるまではOKですが、子供がドンドン食べるようになると、容量が足らない。
それでも、「イイなぁ」、「欲しいなぁ」と思ったのは事実です。
今回は容量20L。サイズが大きい。
クリスマスに欠かせない、チキンが丸ごとローストできます。
しかも、パンまでできるんです。
ビルトインではありませんが、まさに「本格」オーブンと言えます。
■楽にできるオーブン料理
日本はオーブン電子レンジ、もしくはオーブントースターが主流で、オーブン機能は軽視されがちです。
特に独身男性は「チン」がないと厳しい人も多いと思います。
しかし、私は独身男性にこそ、オーブンを勧めたい。
何故かというと、それはオーブンが次のような特長を持つからです。
1)火加減調節不要。
2)入れておけば勝手に焼ける。
3)油を使わないので、後片付けが楽。
4)外はパリッで、中はジュシーな料理は得意。
5)全ての揚げ物ができる訳ではないですが、鳥唐は上手くできる。
デロンギ社の説明で、「シンプル操作が特長です。」と言われていましたが、上記 1)の特長からすると当たり前ですね。
基本操作は3つのダイヤルで行います。
温度ダイヤル、時間ダイヤル、そして調理ダイヤルです。
調理ダイヤルは、焼き方を決める方法で、「オーブン上下ヒーター」「コンベクションオーブン上下ヒーターにファン」「グリル上ヒーター、180℃設定」「スローべーク下ヒーター、130℃設定」「自然解凍ファン」から選べます。
また温度ダイヤルには、「保温保温温度は80℃」も付いています。
こんな感じですので、鳥を1匹買ってきて、お腹に香草を摘め、焼いてローストチキンも「楽」です。
レシピさえあれば、失敗も少ないですので本当にお勧めです。
■コンベクションオーブン アンバサダー 渡辺麻紀先生
今回より、料理家の渡辺麻紀先生が、コンベクションオーブン アンバサダーを務められるとのこと。
渡辺先生は、オーブンを「魔法の箱」と呼ぶことがあるそうです。
何でも、お母さんが嫁入り道具として、オーブンを持ってこられ、幼い頃グラタンとかを作ってもらったとの事。
その時、何故か美味しいモノが出てくる「魔法の箱」と言う印象を持たれたとか。
そうですよね。
子供は、大人がする仕事をかなり正確に見ています。
私の場合、母が和裁の縫い物をしていたのですが、手縫いでも糸は完全に等間隔。しかも早い。
これは私の場合の「魔法」でした。
おっと脱線しました。
今回のお披露目会では、時節柄、渡辺先生がクリスマス系の3つの料理を作って出してくださいました。
「牛肉のミルフィーユ」「フリッタータ(オムレツ)」「鯛の塩釜焼き」です。
いずれも美味しかったですが、中でもお勧めしたいのは「鯛の塩釜焼き」ですね。
余りにも美味しかったのでレシピも書いておきます。
●材料
分量 | 2〜4人分 |
鯛 | 1尾(全長約28cm、400g) |
タイム | 10本 |
岩塩 | 600g(3〜5mm、グレイン状) |
卵白 | 60g |
薄力粉 | 30g |
粒白こしょう | 小さじ2 |
ローズマリードライハーブでも可 | 大さじ4 |
ガーゼ鯛が包める大きさ | 2枚 |
●作り方 1)「コンベクション」で220℃にセットし、ピザストーンを予熱しておく。
2)鯛はうろこと内臓を取り除き、お腹にタイムを詰めておく。身の両面にななめに2本ずつ切る込みを入れる。
3)岩塩、卵白、薄力粉、つぶした白粒こしょう、ローズマリーのみじん切りをよく混ぜる。
4)ピザストーン(熱いので注意)を取り出し、その上に塩の1/4量をおき、ガーゼをのせる。その上に鯛をのせ、もう1枚ガーゼをかぶせ、残りの塩で覆う。ピザストーンに触らないように両手で押し固める。
5)予熱したオーブンに入れ、約20分焼く。塩を割って身を取り分け、好みでオリーブオイルとレモン汁をかけていただく。
で、3つ目の特長を。ピザストーンもそうですが、オーブンをより上手く使いこなすための付属品、美味しいパンを作るための付属品がしっかり付いていることです。
今回は、クリスマス料理と共に、デロンギのコンベクションオーブン、スフォルナトゥット パングルメの紹介でした!
■主な仕様
サイズ | 51.5(W)×40.5(D)×30(H)cm |
庫内サイズ | 32(W)×31.5(D)×20(H)cm |
庫内容量 | 20l |
重さ | 約12kg |
付属品 | オイルプレート、トレイ×2枚、ワイヤーラック×2枚、パンボウル、パドル、計量カップ、計量スプーン、ピザストーン、グリップ、パンボール用コネクターカバー |
より詳しい情報は、デロンギのホームページをご覧ください。
http://www.delonghi.co.jp