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ツインバードの、生活家電はこれはと思うものが多いです。
中でも、AV-J135Gは「痒いところに手が届く」という表現がピッタリの一品です。
ツインバード
3バンドラジオ付ワイヤレス手元スピーカー
AV-J135G
我が家はリビング＆ダイニング。リビング側に42V型のTVが置いてあります。
ダイニングの一部のキッチンから、TVはよく見えるのですが、6〜7m 離れているために、音は余り聞こえません。
聞こえるところまでボリュームを上げると、外にまで聞こえることになり、いっそと言う感じで音声をオフにすると番組がつまらなくなります。
そんな時便利なのが手元スピーカーです。
■平面TVの音は聞こえにくい？！！
昔、実家に帰ったらTVがハイビジョンTVになっていた時がありました。
母親が言うには、「だって字がきれいに見えるから」が購入理由で、妙に感心したことがあります。
その当時はブラウン管。
TVの奥行きがあるため、TVの音がきちんと前へ出る時代でした。
今は液晶TV全盛。
平面TVですから、当然奥行きはありません。
画は問題ないですが、音は大変です。
音は空気の振動で伝わります。このため遠くに伝わる音にするのは、空気を振るわせる仕組みと、前に出す仕組みが必要です。
人間だったら振るわせる仕組みはのどの声帯です。肺、もしくはお腹から空気を出し、声を前に押し出します。
さらに口で方向を定め、無駄なパワーを使わないようにします。
そう平面TVは音の方向性をにくく、音が前へ出にくい弱みがあります。
（当然、機種によっては対策されています。）
お店に行くと、平面TV用のスピーカーシステムが、どっと置いてあります。
フロント・サラウンドなどの機能が魅力というのもありますが、平面TVの音が伝わりにくいのも一因だと思います。
更に年を取ったり、大きな音を聞きすぎたりして、聴力が低下した時も、聞こえにくい状況となります。
前に出にくい音と、聴く側の問題が合わさると、本当に聞き辛くなります。
■手元スピーカーは便利
台所のカウンターに設置。TVと同一軸線上がお勧め。
近くに見えるが、TVとは5m近く離れている。
で、手元スピーカーです。
ツインバードのAV-J135Gは質実剛健。
形としては、小さいラジカセというか、ラジオという感じの形です。
上面には、色分けした大きいボタン。しかも日本語表記。
しかし台所のカウンターに乗せると、これが割合、様になるのです。
実用品として真っ当な形をしているからだと思います。
セッティング法は、2通りです。
1つは、AV-J135Gは、TVチューナーを搭載していますので、TVと同じチャンネルの電波をキャッチし再生する方法です。
手間がまったく掛かりません。
で、音は・・・。
正直良くないです。私の所だと、時々ノイズが入りますし、帯域の狭さがあからさまに出ます。
で、2つめの方法です。
TVが受けている音声信号を転送し再生すえう方法です。
こちらは電源を入れ、転送器にTVのヘッドフォン（もしくはイヤフォン）端子からの信号を入れることが必要です。
音は・・・。明確にですし、余り帯域の狭さが感じられません。
モノラルですので、音場がどうこう言うことはできませんが、クリアに聴こえるので、大満足です。
左）TV音声発信部。電源＆音声ケーブル接続が必要。
右）前方カバーを開け、ヘッドフォン端子に接続。ちょっと格好悪い。
■使うと癖になる「ラジオ」
この手元スピーカーですが、AM、FMラジオ機能を持っています。
使って見るとこれが便利。
TVだって、キッチンで作業しながら見ることもできますが、画面を見ている時間は少ないので、少々勿体ない気がします。
そんな時便利なのがラジオ。
歌あり、お喋りあり、情報ありで、飽きることがありません。
TVのバラエティー番組より洗練された番組も多くあります。
完全に「ながら・・・」に徹することができますので、お勧めです。
実はラジオ機能。災害時にも威力を発揮します。
■で、何故、今、ツインバードなのか？
ツインバードのAV-J135Gですが、カテゴリーは「ラジオ」です。
ラジオと言えば、昔Ｓ社がトランジスターラジオの代名詞だった時代があります。
では、何故、今、ツインバードなのでしょうか？
それは、ツインバードの製品は、「今の時代に即した使いやすさ」を持っているからです。
AV-J135Gのサイズですが、大きさもほぼ手のひらサイズなら、ボタンは指先と同じサイズ。
左）筆者の手との比較。ジャスト手のひらサイズ、右）ボタンは指先サイズ
とにかく扱いやすい。
人間が使いやすいサイズです。
TVはリラックスして見るモノです。
その時にスイッチが小さくて押しにくかったらどうでしょう？
何のスイッチか分からなくて、押し間違えたらどうでしょうか？
本体が小さすぎて、見つからなかったらどうでしょうか？
面白くありませんね。
AV-J135Gは、ラジオ・通信という「技術」を使って、「使いやすい手元スピーカー」を見事に具現化したものと言えます。
今、成熟した商品は幾つもあります。しかし技術的には成熟しても、究極の形に煮詰められた商品はなかなかありません。
実は使い勝手は、その時代時代で変わりますので、何度も見直しが必要ですし、変わるからです。
常に使い勝手を意識するのは、実は大変なことなのです。
ツインバードの思想は、「人と共に」。
AV-J135Gは、ツインバードのイイところがよく現れた商品だと思います。
お勧めします。
■主な仕様
製品寸法 約 200（W） × 80（D） × 150（H） mm（ ハンドル垂直時 ）
製品質量 約 600 g
使用電源 専用 ACアダプター AV-CH64 または 単3形電池 × 4本
電池寿命 ワイヤレススピーカー：約11時間
テレビ音声：約18時間
ラジオ：約22時間
日本国内メーカーアルカリ乾電池使用時。
スピーカー 直径 50 mm
受信周波数 テレビ音声：ワンセグ放送
FM：76.0 ～ 90.0 MHz
AM：531 ～ 1710 kHz
希望小売価格 26250円
■お願い
より詳しい情報は、ツインバードのホームページでご確認ください。
http://www.twinbird.jp
