新製品

kobold(コーボルト) 東京ショールーム
代官山にオープン


kobold(以下コーボルト)をご存じでしょうか?
実はドイツの掃除機ブランドの名前です。
コーボルトはドイツでは4軒に1軒、イタリアでは3軒に1軒と高い比率で愛用されているそうです。

ところが、それを作っているVorwerk(以下フォアベルグ)社は絨毯メーカー。リッツカールトンにも納入している高級絨毯を作っています。
そう家電メーカーではないのです。
面白いですね。

 
■自分たちの作ったモノへの愛情

カーペットは織物です。このため汚れが溜まります。自然とダニの住処になります。
いかに良いカーペットでも、汚れから解放されることはありません。
フォアベルクは、「いつまでも清潔に使用してほしい」という願いから、掃除機を作ったそうです。

時に、1930年(昭和5年)。
電気掃除機は普及し始めたばかり。しかも高価ですから、ビジネスという目で見ればどうだったのでしょうか?
とにかく「いつまでも清潔に使用してほしい」という気持ちが強かったと思います。

強みは彼らが絨毯屋さんであったこと。
どして汚くなるか、どうすれば汚れが取れるのかを知っていたことと、後「いつまでも自分たちが作った絨毯を使って欲しい」という思いですね。
そう、コーボルトの掃除機のすごさは、絨毯の奥まできれいにし、中々除去できないハウスダストまで除去できることにあります。

餅は餅屋とは言いますが、すごい掃除機です。

 
■ヨーロッパでの販売と日本での販売

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コーボルト ジャパン(株) 代表取締役 ヤッチ氏。
日本語も、英語もきれいに発音される。


ヨーロッパでの主な販売方法は、ダイレクトセールスだそうです。
これを成功に導いた理由は、コーボルト ジャパン社長 アントン・ヤッチ氏の言葉を借りれば、「フォアベルクの優れた製品、ずば抜けた品質、それに顧客との強力な個人関係にある。」そうです。
広告も打たなかったそうですから、大したものです。

しかし、この手法が日本では通じなかったそうです。
日本にフォアベルクの日本支社が設立されたのは、1984年。
アレルギー疾患で苦しむ方、ハウスクリーニング専門店、大手ホテル、そして健康志向が強い方など、本当にクリーンな環境を求める、もしくは必要としている方には支持を受けたそうですが、津々浦々に至るまでの浸透はなりませんでした。

ヤッチ氏は、フォアベルクのヨーロッパで築き上げた手法は日本では有効で無いことを進言。フォアベルクの日本支社をたたむと同時に、新たにコーボルト ジャパンを設立したそうです。
私が知る限り、ヨーロッパの人、特にドイツ人は、なかなか自分たちの手法を変えようとしませんので、大変だったろうと思います。

「今までは、ダイレクトセールスだったので、広告はしなかったし、支社も目立つエリアになくても良かった。しかし今からは、オープンスタイルで頑張る」と言われた時の表情は決意に満ちており、印象的でした。

 
■東京ショールームは「代官山 八幡通り」

さて今回取材させて頂きましたのは、東京ショールームのプレオープン。
場所は、通人のオシャレエリア、代官山です。
代官山は、旧山手通り、八幡通りが走っておりますが、コーボルトのショールームは、東横線の駅近くの八幡通り近くにあります。
交差点名は「代官山駅入口」。
この交差点から1つ奥のビルの2階にショールームはあります。

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左)「代官山駅入口」の交差点からのビュー。ドイツ国旗が目印。
右)ビルの階段入り口にはマスコット人形。コーボルトはお手伝いをする妖精・小人の意。


目印はドイツ国旗とコーボルトのロゴ。
入り口では、マスコット人形がお出迎え。
コーボルトとは、ドイツに伝わる家事を手伝ってくれる妖精・小人の意味ですので、ピッタリ。

お手迎えしてくれるのは、2枚の大きな額。
抽象画の様にも見えますが、これデザイン絨毯です。左は、新東京オリンピックで使用予定の新国立競技場をデザインしたザハ・ハディド氏のものです。
メーカーはもちろんフォアベルク社。

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左)階段踊り場から見た額。絨毯と分からなかった。
右)ザハ・ハディド女史の作品。


コンクリートの階段のログ、フロアマットも全てフォアベルク社です。

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初期の掃除機。シンプルな作りである。


ガラス扉を開けると小さいながら、開放的な空間。
現行製品を実際に見たり、実際に使って見たりできます。また豊富なアタッチメントに触ったりできます。
歴史的な製品も展示されます。

その他、札幌市中央区、名古屋市千草区、神戸市中央区、福岡市博多区 にもショールームがオープンしています。
地方の方も足を伸ばして頂ければと思います。

 
■展示製品紹介

●ロボット掃除機「コーボルト VR100」
レーザーナビゲーションシステム、及び二重らせん構造のローラーブラシにより、一定面積の掃除時間は最短とのことです。


 
●ハンディクリーナー「コーボルト VC100S」
DSCF4675壁掛け収納。デザインもきれい。

 
●ホームケアシステムと呼称される「コーボルト VK140」
日本初お目見えの掃除機・・・。でなかった「ホームケアシステム」です。
コーボルトはメイン掃除機を、自信を持って、「ホームケアシステム」と呼称します。
ハウスダストの徹底除去を追求し続けた実績がそこにあります。

ポイントは、高回転のヘッドです。
特にパワーノズル EB360装着時は、6200RPMの高回転とハウスダストを奥から叩き出す機能も備えるそうです。

VK140に使用されるプレミアムフィルターバッグは、HEPAフィルター一体型の3層構造で、吸引したアレルゲンを99.99%閉じ込めます。
吸引口は通電時のみ開くため、バッグ交換の際、ホコリが飛散する心配はないそうです。

かなり小型です。
使いやすさは・・・。是非、ご自身でお試し下さい。

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左)日本初お披露目の瞬間、右)本体は小型。使う時は取っ手をのばす。



ショールーム、製品の詳しいことは、コーボルト ジャパンのホームページでご確認頂きますようお願いします。
http://kobold.vorwerk.jp/jp/home/

2013年11月5日

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