去る10月31日、六本木は東京ミッドタウンで、ハイアール AQUAの新型洗濯機、冷蔵庫の発表会が行われました。
今回のモデルは、新しい常識を日本に持ち込む可能性のある素晴らしい製品でした。
 
■ハイアール AQUA、主力市場に参入

発表会レポートなのですが、個人的な意見から始めます。

私は「メーカーは商品で、世の中と話をすべきだ」と思っています。
業績が悪くなった時、メーカーがすべきはリストラなのでしょうか？
違うと思います。お客様が喜んで買ってくれる商品を開発、生産、販売することだと思います。

この意味から、私はほとんどの場合、社長の挨拶を余り紹介しません。
経営がどうしたという話は株主にすべきであり、もし客として経営状態を気にすることがあるとしたら、アフターサービスが受けられない、後発モデルがでない場合です。

しかし、今回の中川社長からは、紆余曲折を経て、フラッグシップ・モデルを世に出せる喜びに満ちていた話が聞けたことをお伝えさせて頂きます。
そうAQUAは、商品を通じコミュニケーションを取ろうとしているのです。


今回の新製品は、いろいろな意味で大型です。
9.0kgのドラム式洗濯乾燥機「AQW-DJ7000」と495Lの6ドア冷凍冷蔵庫「AQR-FG50C」です。
401L以上の超大型クラスと言われる市場に、AQUA初登場です。

 
■新型ドラム式洗濯乾燥機　AQWｰDJ7000

新型洗濯機の話をする前に、ビデオを少しご覧下さい。海外から来ている人の日本の洗濯に対する意見です。


ビデオを見て感じて頂けたと思いますが、日本人の洗い方の最大の特徴は水を多用することです。
「禊」の伝統を持ち出すわけではないですが、洗いの最後は通常「真水」です。
その位、水はモノをきれいにするというイメージがあります。

今回のAQUAの新製品。日本での一般常識的な洗濯機を変えるかも知れない洗濯機です。

 
■お湯洗いが日本の洗濯を変える

お湯だと汚れが良く落ちるのは、皆さん皿洗いの時経験されていると思います。
油汚れなどもきれいに落ちます。


一番いやがられている黄ばみは、皮脂汚れが酸化したもの。
要するに皮脂を落とせるものなら、対応できます。

では何故そうしないのでしょうか？
私は2つ理由があると考えております。
1つは、風呂の残り湯を使っていること。2つめは、もったいないということです。

風呂の残り湯は、夏場はかなり暖かいです。少し追い炊きすれば、すぐ沸くレベルです。
実は、これでは温度が足らないのです。


 
人の体温は36℃。お風呂の温度は39〜42℃です。皮脂が溶ける温度は幾つでしょうか？

実は、融点としては35〜37℃ですが、頭皮の場合で38℃位。一度固化した皮脂は、40〜60℃ので再度溶けると言われています。

さらに、最近の洗剤で頑張ってくれる酵素も、37℃で活性化のピークを迎えます。

人は体温として36℃を選んでいますが、運動などをしたり、体内で黴菌と戦ったりすると熱が上がります。つまり2〜3℃上がると体の中の化学物質の活動が活発になります。
人間の体温より少し上げる。それがポイントです。

風呂の残り湯の場合、温度が足らないというのは、こういう意味です。
あと少しでベストの条件なのです。

AQWｰDJ7000には、ヒーターが搭載されており、最高50℃まで温度を上げられます。
また、しっこい黄ばみを白くする時のプロの技も教えてもらいました。
次の3つです。

「40〜50℃のお湯洗い」
「酸素系漂白剤の使用」
「すすぎを念入りに行う」

 
■水道水ゼロ洗濯

現在は節約の時代。節電を唄わない家電はありませんし、私も毎日のように「節電」という字を書いています。
しかし、洗濯時に最も費用が掛かるのは「水道代」です。
9kgだと、15円近い金額になります。電気代の約10倍です。（水道水のみ使用）

ところで、水道は何故高いかご存じでしょうか？
それは水質を一定に保つためです。pHだけでなく、有害な化学物質を除去し、黴菌、ウィルスを除去します。
検査項目は、水質管理項目水道水は、水質基準に適合するものであるべきものであるため、水道法により、検査が義務づけられている。：50項目。水質管理目標設定項目現在まで水道水中では水質基準とする必要があるような濃度で検出されていませんが、今後、水道水中で検出される可能性があるものなど、水質管理において留意する必要がある項目。：27項目。要検討項目毒性評価が定まらない、または水道水中での検出実態が明らかでないなど、水質基準や水質管理目標設定項目に分類できなかったもので、今後、必要な情報・知見の収集に努めていくべき項目。：48項目。
凄いです。更に衛生上の措置として、厚生労働省令により水道水には遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持すること。

日本のインフラ事業として海外に売りに出そうとしているくらいです。（少々お高いため、なかなか買い手が見つかりませんが・・・）


この様な状況を作り出している技術の1つに、オゾンの使用があります。
オゾンは非常に酸化力の強い物質ですが、酸化後は酸素になります。
この酸化力で、医療では消毒に使われます。もちろん浄水にも使われます。汚れ分解と微生物駆除が可能なのです。

洗濯は風呂の残り湯で、と言う人でも、すすぎはかなりの場合水道水を使います。当然、汚れていませんからね。

しかし、AQUAの洗濯機はオゾン発生器を持っています。
そう汚れを分解し、きれいな水にすることも可能です。
AQW-DJ7000は、お風呂の残り湯だけで、洗濯することが可能なのです。

もちろん、好評のエアウォッシュ機能も付いています。
型崩れが心配な帽子、洗って縮むのが心配なビンテージ・ジーンズ等の汚れ、臭いをオゾンで落とすことができます。

 
■自動おそうじ機能

流行の自動お掃除機能も万全。オゾン水＆オゾンを駆使し、カビを寄せ付けません。
（カビ臭根絶は、水道にオゾン洗浄を取り入れた理由の1つでもあります）

 
 
 
■小型パンでも設置可能

全部が全部ではないですが、集合住宅では洗濯パンは小型です。

それが原因で、9kgが欲しいのに、7kgで我慢している人もおられると思います。

AQW-DJ7000は、そこを考慮して設計されており、かなり小さめの洗濯パンにも設置できる様になっております。

今まで、9kgが欲しかったのに我慢していた方も、AQW-DJ7000を検討候補に乗せられることをお勧めします。

 
 
⇒⇒⇒後編へ続く

⇒⇒⇒オゾンに関する詳しい説明はこちら
豆知識　オゾンって何？