象印 炊飯浄水ポット MQ-JA11-WB
嗜好品としての米 06
料理に美味しい水は重要です。 中でもお米は水を吸わせた上で炊くわけですので、特に水は重要です。
しかも研ぎも含めると、使う水は大量です。
一応、家の水道には浄水器を仕込んであるのですが、効果はイマイチ。
このため、水道水を使う時は、これを使っています。
象印マホービンの炊飯浄水ポット MQ-JA11-WB 電気を使うわけではありませんが、「水」は重要なのでレポートします。
■三菱レイヨン・クリンスイ(株)との共同開発
フィルター・メーカーとして実績を積んできた三菱レイヨン・クリンスイ(株)と象印マホービンの共同開発で、箱には浄水能力がきちんと記載されています。 しかし驚いたのは味です。 水道水が見事に美味い水になっているのです。 さすがに、水道水が元なのでミネラル豊富とは言えませんが、臭みのないイイ感じの水になります。 また、同じ米で、ミネラルウォーター:南アルプス天然水と比較もしてみました。 双方とも似た味で、美味しく炊けました。 「あまり変わらないなぁ」というのが感想です。
■初めて時の注意
使う時は、使用説明書の通りにしてください。 「一番最初、水洗いをしてください」とあるのですが、正直 フィルターはかなり汚れています。汚れは水洗いで落ちますので、ご心配なく。
■細部まで気が遣われていて嬉しい
上の部分に水を満杯入れると、約3分30秒で濾過します。約1.2Lです。 お米の研ぎ用としてはギリギリの量ですので、研ぎながら水を追加して使っています。 蓋がかっちりしていますので、途中で傾けて水を注いでも浄水前後の水はほとんど混じり合いません。 (あくまでも「ほとんど」です。) ただし蓋の取り外し、装着には少々コツが要ります。
シンプルな装置ですが、細部まで気が配られています。
底面に滑り止めまであります。 使っていて嬉しくなります。
■高いコストパフォーマンス
原発事故以降、東京では子どもを持つ家庭はウォーターサーバーを入れています。
しかし、全てをミネラルウォーターで賄うとなると、かなりお金が掛かります。
この浄水ポッドは、売価:3000円で約5ヶ月(1L/回。2回/日。300L。)持ちます。
実はカートリッジ込みの本体市場価格と、替えカートリッジの市場価格はあまり変わりません。
10円/Lです。
ミネラルウォーターの1/5〜1/10の価格です。
少々手間は掛かりますが、「美味い」、「安い」を満たすお勧め商品です。
■関連記事 -「嗜好品としての米」シリーズ 1.日本の嗜好品。それは「お米」。
2.コシヒカリのお話
3.米を美味しく炊くためのポイント
4.山本電気、家庭用精米機[匠味米]RCシリーズ
5.パナソニック、スチーム可変圧力IHジャー炊飯器Wおどり炊き、SR-SPX103
6.象印 炊飯浄水ポット MQ-JA11-WB(本稿)
2013年10月28日