10月26日〜11月4日、東京神宮外苑で「東京デザイナーズウィーク2013」が開催されています。
家電ではありませんが、身の回り品でちょっと心引かれるものがありました。まだ試作品だそうですが、ご紹介します。
■ペットボトルに粒状のものが楽に入れられるキャップ Fresco GARDEN。

名称は：Fresco GARDEN。何をするものか分かりますか？
ペットボトルを再利用する際、中に粒状のものを楽に入れることができるキャップです。

これに目が止まったのは、コーヒーの保存、米の保存は冷蔵庫と考えているからです。
コーヒー、米を小分けにして、邪魔にならないように保存するにはペットボトルを利用するのがイイと思っているからです。小分けにするのは、湿気と酸素をを考慮しているためです。大きい入れ物だと邪魔になる上、出し入れの度に、湿度、酸素の影響を受けるためです。また使う量で一番始めに分けでしまえば、使う時も楽です。

このキャップは中が漏斗になっており、粒状のものでもスムーズにペットボトルに入れることができます。

デザイナーは、Shige AOKI氏。家電では、山本電気のMichiba（道場）シリーズを手がけられています。

「安く作ってくれないかなぁ〜。」と思っています。

 
 
■椅子の背もたれがヘルメットになるMamoris

ちょっとアリンコチェアを思われせる椅子ですが、機能が全然違います。
有事の時に背もたれを取り外し、ひっくり返すとクレオパトラの髪型のようなヘルメットになります。
名付けて「マモリス（守り椅子）」。

試作品は、ヘルメットの重量が1.4kgと重いです。
学生時代、ラグビーとバイクを嗜みました私ですが、首が回らない・・・・。

しかし着想は秀逸です。
小学生に防災ずきんを持たせるより、ずっと効果的。
最近の建物はガラスが多用されています。ガラスの破片を想定した場合、布系だとケブラーでも入れない限り頭を守り切れるものではありません。

しかし問題もあります。

問題の1つは重さですね。
これは素材を選べば、なんとかなると思います。

あともう1つは椅子自体の収納性でしょうか。
例えば、小学校なので採用は難しいです。それは同じ椅子を使う所は使わない時、つまり椅子の収納性を考慮して椅子を決めるからです。要するに重ね収納ができなければならないのです。

またリビングの椅子としては少々無骨ですし、勉強机用の椅子でしょうか。

着想が秀逸ですので、見守って行きたいプロダクトです。