レポート

Misfit社 シャイン アクティビティモニター
自分に合った活動量計を探す 01


現在、いろいろな活動量計が出ています。ペンダント常時付帯型。腕輪常時付帯型。上半身ポケット型。腰装着型等々、装着位置と形で列記しても千差万別です。
それぞれどんなものが順番にレポートしてみたいと思います。
まずは、8月に発売された、日本ではテックウインドが扱っている 「Misfit シャイン アクティビティモニター」です。

 
■その形に唖然。どう装着するか悩む。

噂には聞いていましたが、外見は中央部が膨れたコイン。
というよりSF映画で、主人公が拾ってしまった謎の物体。この物体に導かれ、主人公は異世界で大冒険を繰り広げる・・・。
そんな外観です。

01

左)シャイン本体。横からみるとUFOのようにも見える。
右)本体を2つに割ったところ。左より、ボタン電池ホルダー、本体、分割ツール。


2つに割り、ボタン電池を入れれば本体は作動開始。

さて問題は装着です。
シャインは睡眠計も内蔵している活動量計なので、24時間身につけておくことが要求されます。
お風呂、睡眠、リラックスする時は、何も身につけないのが日本の習慣なのですが、これからするとちょっと嫌な感じです。

本体は単なる円盤ですので、アタッチメントが同封されています。

DSCF4414

左)左より、腕時計アタッチメント、クリップ・アタッチメント、本体。
右)クリップ・アタッチメントに取り付けられたシャイン。


方法は大きく3つです。
1)ネックレス仕立てにして首に掛ける。
2)時計仕立てにして腕にまく。
3)クリップで衣類に挟む、もしくはポケットに入れる。

1)は、個人的に基本的に飾り物をジャラジャラつける趣味はありませんので見送り。
2)は、時計と2つ着けるので左腕が不便そう。
3)はシャインの大きさでは、「なくすなぁ」という感じで、無理と思いました。

最も有力な候補、2)を試してみました。まずは2本付けです。かなり面倒くさい。
で思いついたのが、クリップを時計のバンドに装着する方法です。Gショックは厚めのウレタンベルトですが、難なく装着することができました。

03

左)2本着け。手首の動きがかなり封じられる。
右)Gショックのベルトにクリップ着け。見た感じより、がっちり付いている。


家にいる時は襟元にクリップ。外出時には時計に装着。運動時は時計に装着、もしくは腕時計アタッチメントを使うことにしました。

シャインには5分刻みの時計機能が付いてよりしかも時計より軽い。ウォーキング時の時間チェックは、そのレベルで十分でし、軽いので腕の振りが楽です。
使い方は動画の通りです。


 
■次はiPhoneの設定

シャインはディスプレイを持ちません。データはiPhoneで読み取ります。

App Storeから、「Shine」というソフトをダウンロードします。もちろん無料です。
「メニュー」→「設定」の「マイプロフィール」及び「距離」と「体重」の単位、「マイShine」の「時計」「Misfit Labs」、「マイゴール」の簡単な設定を行った後、シャインとアプリのシンクロさせれば使えます。

シンクロはiPhoneをシンクロ可能な状態にして、シャインを置く(押しつける)だけ。
ただ腕時計アタッチメント使用時は、指定位置からズレやすいので、注意が必要です。

04

左)基本画面。左上の「メニュー」をクリック。
中)シンクロする位置が指定される。シンクロの用意完了。
右)シャインをピッタリその位置に合わせる必要がある。波紋表示がかっこイイ。


ただ設定時に、英文のホームページに飛ぶのは感心しませんでした。
ここも早急に直して欲しいです。

05

「設定」をクリックすると、「セットアップ手順」と表示される。
しかし、これをクリックすると英文ホームページに飛ぶ。
直して欲しいポイント。


 
■実際の使用感

装着に関しては十分考えたためでしょうか、全く問題はありませんでした。
また、かなりの場合、腕時計アタッチメントを使いました。
以下、腕時計アタッチメント使用時の状況です。

運動の時はイイ感じです。
いつもなら時計をはめるのですが、シャインです。ここで5分刻みでも時間が分かるのはありがたいことです。

次はお風呂。
プールでも問題ないことは知っていましたので、そのまま湯船へ。洗う時外し、シャインもきれいに。
体を拭き、シャインを拭き、再装着。

最後の難関は睡眠。
睡眠モードに切り替える必要があります。タップタップ3回は特殊なアクティビティ、睡眠、自転車、水泳、テニス、バスケットボール、サッカーを行う時に用います。予め「設定」→「マイShine」→「Misfit Labs」→「アクテイビティタグ」で設定しておく必要性有り。を3回です。
睡眠時、体温は段々下がるのですが、シャインの部分だけ生暖かいので、はじめは気になりました。
3日位から慣れてきました。
起きると、タップ3回。これで昼の状態に戻ります。

 
■シャインでできること

24時間の活動量計は、「シャイン」と「UP」がまずあげられます。
双方共に、正確性よりも生活リズムの把握ということに重点を置くタイプです。

では、どんなことが分かるかを見てみましょう。

06

左)基本画面、目標値:600ポイントに対しての本日のポイントが表示される。
中)ポイントを押すと歩数、消費カロリー、距離がでてくる。
右)上にスクロールすると、詳細データーが出てくる。紫は睡眠データー。


07

睡眠データの、2種類の表示があった。 左)単純に睡眠時間の総計のみ出てくるタイプ
中)黄色内緑エリア:全ての眠り。マゼンダエリア:深い眠り。
右)週で総計して、表示することも可能。


「歩数」「距離」「消費カロリー(含基礎代謝)」「睡眠」 「目標に対するレベル」。
「日」「週」で表示できます。

基本的な活動は網羅しているので、大きな不都合は感じませんでした。
ただアプリ的なこなれ具合、特に「日」「週」での比較などはできなくて、少々不十分な感じがします。

 
■長所と短所

最大の長所は、装着の自由度です。
24時間着けるのが基本ですので、これはメリットです。
また、充電を気にせず使えるのもGood。

短所は、転送しなければデータを読めないことですね。
ウォーキング、ランニングの時、距離(歩数)は気になるものです。
後、睡眠時に3タップしなければならないのですが、上手く行かないこともありました。
現在のモードを光の色などで、分かりやすく表示してもらえると嬉しいです。

要望は大きく3つですね。
1つめは、アプリを洗練度をもっともっと上げて欲しいと思います。
できれば、健康デジタル日記になればと思っています。
それでなくても、ログがいたるところにありますので、ログが完全に1つにできるのが理想ですが、カロリーコントロールという意味では、食事ログは必要だと思います。

ただ最大の難敵が食事ログであるのも事実。
カロリーを正確に出すのは至難の業ですし、レストランで写真を「パチリ」などという行為はお酒でも飲まないとできません。
誰か、これをというものを考え出して欲しいものです。

2つめは、スマホとPCでのデータリンクです。
というのは、日々のデータなら兎も角、週、月でデータを見る時、ディスプレイは大きい方が有利だからです。

3つめは、iPhone以外への対応です。
私はiPhoneを使っていますので問題ないですが、他のスマホを使っている人が使えないのは如何なものと思います。

1ヶ月以上使いましたが、ハード面での不満は少ないです。
何より装着に不満がないのは、大きなポイントです。使い勝手が、イイです。
アプリケーションもかなり使い易いです。表示バリエーションが余りないのが難点ですが、これはプログラムのバージョン・アップで対応可能です。

24時間型の活動量計をお探しの方は、候補の1つに入れることをお勧めします。

 

より詳しい情報は、Misfit社のホームページでご覧ください。
http://www.misfitwearables.com/

2013年10月23日

タグ: , ,