ハンバーガーを食べる時、コーヒーとコーク、どちらを合わせますか？
アメリカ映画を見ると、昼食は取りあえずコーヒーが主流のようですが・・・。
■食事に合わなかったアメリカのコーヒー体験
実は、私はハンバーガーはコークか、ビールで合わせていました。

理由は、初めてハンバーガーを食べた時、そこで出されたコーヒーと余りにも合わなかったからです。
まあ、それは日本だからだと思っていました。


アメリカへ行く時はすごくワクワクしました。
映画で、あれだけ食事時にコーヒーを飲んでいるので、ハンバーガーに合うコーヒーがあるのではと思ったのです。
THE コーヒーに巡り会いたかったのです。

結果は、・・・。
2回トライして諦めました。

正直「アメリカの普通のコーヒーは余り美味しくない！」
ということで、帰国後、ドリップコーヒーはストレート中心にしてしまいました。
それにエスプレッソを加え、楽しんでいました。

レギュラー嫌いなので、ブレンドを飲んでないですからね、コーヒー嫌いと思っている友達もいると思います。

 
■見直しは「しろくまカフェ」のひと言から
でも最近娘が読んでいた「しろくまカフェ」で状況が変わりました。
それは「ドーナツを食べるとコーヒーが美味しい」というひと言でした。
（現在、書かれた巻が家庭内で行方不明なので、言葉は違うかも知れません）

そうです。甘いものとコーヒーは合うのです。

同じような話をバリスタからも聞いたことがあります。
イタリアに初めて行った時、エスプレッソを淹れてくれたバリスタに勝手に砂糖を入れられた話です。
実に美味しかったそうで、彼はそこでバリスタはかっこイイと感じたそうです。

そう、やり方で対応できるのではと思った訳です。

 
■スターバックスのフードペアリング・セミナー
丁度、スターバックスのフードペアリングのセミナーをやっていましたので、受講してみました。
ケーキに合わせるだろうと思っていましたが、ちょっと違いました。
マフィン、ハニーケーキ、そしてサンドウィッチへのペアリングを探るのです。

用意されたのは、中コク、中濃コク、濃コクの3つのコーヒー。
単独では、中コクが人気でした。
シトラス系の香りがする、酸味と苦みのバランスのコーヒーです。
濃系は重く、苦みが強いコーヒーです。


サンドウィッチは、フィローネきのこ＆モッツアレラ。ホットサンドです。
中には、ポーク、エリンギ、しめじ、マッシュルーム、モッツアレラチーズ、玉ねぎ、クワイなどが入っており、濃厚でジューシーな旨味が特長です。

で、テストの結果、最も合ったのは濃コクです。
単独で飲むと、最後苦みが強調される濃いコーヒー。それが最も良く合いました。
つまり、料理とコーヒーのコクを合わせるのが1つのコツなのです。
良さの相乗効果を狙うわけです。

今にして思えば、アメリカでサンドウィッチと一緒に出てきたコーヒーは、味が薄かったか、やや煮詰まり気味で出てきたものであり、サンドウィッチに対しコクが足らなかったのです。

 
■1杯入れコーヒーメーカーでペアリングを活かそう！
現在、コーヒーは現在1杯ずつ入れるのが主流になりつつあります。

そのためにカフェポッド、カプセルを使うコーヒーメーカーが出てきました。
さらには、2つのコーヒー豆を用いるコーヒーメーカー、エスプレッソマシンもどんどん世に出されてきています。


1杯ずつ味を変えることができると、食中コーヒーと食後のコーヒーを変えることができます。

食中コーヒーは食事のコクに合わせたものを、食後のコーヒーは自分の好みの1杯をという感じです。時々お茶の好きな方で、食中は緑茶、締めは番茶とかいう人がいますが、それと同じです。

究極の1杯を求めるのも嗜好品の醍醐味ですが、合わせて活かすのも嗜好品の醍醐味です。家庭で、コーヒーで、それが手軽にできる時代がやって来たわけです。

もう実践されている人もいらっしゃると思いますが、まだな人は一度トライしてみては如何でしょうか？