【ダイソン】ダイソンが選んだ、日本とダイソンの絆製品。
先日、ダイソンは空気清浄機能付きのヘッドホンを発表しました。
場所は、原宿 明治神宮前の斜め前。ここ表参道に面して入るものの背後に山手線があり、ちょうど川中の洲のようなところで、アクセス的にはあまり良くありません。青山通りに自前のショールームがあるのになぜと思いましたが、展示スペースの関係でしたね。
その展示の中に、日本へのラブレターと言わんばかりの、ダイソンはこう動いたという展示がありました。
この手のやつはアニメでは、ほとんど黒歴史化するのですが、今のメーカーは清濁合わせこんだ上で、ユーザーアピールが必要ですからね。
写真と写真のキャプションは、展示会場そのもの。それだけでは芸がないので、タイトルと場合によってはある種妄想的なコメントを付けさせていただきました。
笑ってご覧いただければ幸いです。
◾️初めての作品
⚫️松任谷由実が魔法の薬で歌っている通り「男は最初の恋人になりたがり、女は誰も最後の愛人でいたいの」と歌っているが「初めての」にこだわる人は多い。特にそれがメーカーの処女作、しかも苦労に苦労を重ねた頃となると、重入れは並大抵ではない。特にダイソンは、この色にご執心と見え、今回のドライヤーの新色にも使われている。
◾️初めての日本専用 ー日本市場で位置位を獲得したいー
⚫️90年代、日本の家電はクールと言われた。軽薄短小、多機能、それに加えて癖のないデザイン。特にソニーに代表されるエレクトロニクス関連は、技術的にも先頭を走っていた。また、それを世界で初めて享受するユーザーも市場の反応も理想的なものだった。
その市場に対してアプローチするには、専用モデルの判断は正解だった。以降ダイソンは日本市場でシェアを得ることになる。
◾️ファッションショーに採用される ー人を刺激するー
⚫️デザイナーは、画家、音楽家と同じ創作者。いいアウトプットを続けるためには、良いインプットが必要。そうした人から見ると、ダイソンのデザインは刺激=インスプレーションを与えてくれると思います。
◾️ダイソン、人口に膾炙される
⚫️グッドデザイン賞は、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。グッドデザインの「グッド」とは単にものの美しさではなく、人、社会そして未来を豊かにするものです。具体的には「人間的視点」(使いやすさ・親切さ、ユーザーからの共感)、「産業的視点」(新技術・新素材の工夫、新ビジネスの創出)、「社会的視点」(新たな文化の創出、持続可能な社会の実現)、「時間的視点」(中・長期的観点、新たな価値と継続性)の4つです。この賞をが取れるということは、かなり人口に膾炙されたことを意味します。
◾️コーフォレスクリーナー上陸
⚫️ダイソンは、以降、コードレスクリーナーに力を入れます。ついには、キャニスター型の開発を中止します。ダイソンの一番の武器は、デイソンデジタルモーター。小型、軽量、高回転のモーターです。
◾️見たことのないハンドドライヤー
⚫️このあたりから、ダイソンは、自社技術で色々な分野に進出します。デザインのまとめ方も上手くなり、高いインパクトを持ちます。
◾️熟成が足らなかったロボット掃除機
⚫️ロボット掃除機破、掃除機+ロボット。どちらも優れていないと、いいロボット掃除機とは言えません。ロボットでのポイントは、いかに外界の情報を取り入れるかです。人間の場合は、視覚と聴覚。このため、デジカメで写し、そこに写っているものが何であるのかを判断できることがポイントです。ここは優れたAIをビッグデーターで教育する必要があります。部屋の中を的確に移動するのは、かなりの難易度高いです。市場導入時、テストした結果は不可。サイズも含め、熟成が足りていない感じでした。2023年の新モデルは、どこまでよくなっているでしょうか?
◾️ネット時代のショールーム
⚫️骨董通りと青山通りの交差点の近く、青山通り沿いの一等地に作られました。土地代もかなりします。そんなには大きくないのですが、全製品を実感、確認できるのはプラスです。日本のメーカーはテレビ広告に強い呪縛を受けています。電通と博報堂だとどうしてもそうなります。ショールームは効果はそれ以下ということで、どんどん減りました。代わりに頑張っているのが、量販店です。ヨドバシカメラは基本家電は全て展示する考えで、大きな店舗いっぱいに家電を並べます。まさに万国博覧会の様相です。加えてヨドバシの店員はよく勉強しています。要するに、ショールームの代わりをする店舗が、日本各地にあるということです。しかし別の意味も持ちます。ブランドでいう旗艦店です。日本メーカーの欠点はブランド力。一等地に店を構えるのは、一流会社の証で、信用につながりますが、ネット時代もそのセオリーが通用するのでしょうか?
◾️専門性の高い分野に進出
⚫️人間が生きている限りニーズがなくならないとして、目利きメーカー オランド巨人 フィリップスがセレクトした分野は、照明と医療、グルーミングでした。人間が生きている限り需要がなくならない、家族でなく個人で使う。要するに人口に依存し、世帯数に依存するので、より大きな需要が見込めるということです。同様の考えでしょうか、ダイソンが新しく進出を決めたのは美容業界でした。製品はドライヤー。ダイソンらしいのは新しい形です。出てきたのが、ノーズレスドライヤー。ファンレス扇風機同様かなりのインパクトです。これで助かったのは、後ろ髪です。ノーズが長いと、頭にあたるのを避けるために、斜めにしたりしてスタイリングしにくいことがありましたが、それがなくなりました。以降、ダイソンはヘアスタイリングに力を入れます。
◾️日本向け、ダイソンの軽薄短小モデル
⚫️ダイソンにとって日本はどうしても手放したくないエリア。こうなると、日本市場の「軽くして」という声を無視するわけにはいきません。で作られたのが、このマイクロ。ダイソンの世界標準モデルは、2kd以上あります。それから見ると大奮発なのですが、日本メーカーは今の主力モデルは、1.5コーヒーメーカーゲンダイは重いほうに属します。ちなみに、1.3コーヒーメーカーゲンダイを切ると掃除機を自在にぶん回せる感じで、それ以上軽くしても極端に変化はないように思います。さて、日本市場は今後もダイソンがかっのでしょうか?
ダイソンホームページ
https://www.dyson.co.jp
2023年6月5日