“CEATEC2013″ 2種類のHEMS@トヨタ自動車
HEMS 06
日本最大のメーカーであるトヨタは、傘下に幾つもの子会社を持っています。
トヨタ自動車のブースでは、自動車だけでなく、トヨタホームがHEMSの展示をしていました。
他のメーカーとの大きな違いは、2種類のHEMSを展示していたことです。
写真右側のデンソー製のHEMSは、他社のHEMSと似た接続ですので、左側のH2Vの説明をしましょう。
HEMSのできることは大きく分けて2つあります。
いろいろなエネルギーを管理することと、家電をコントロールすることです。
H2Vは、この2つの内、家電をコントロールすることを主眼としたHEMSなのです。
管理画面が必要ないのでモニターは常設しません。必要に応じてタブレット、スマートフォンを使います。
電力は最大2分岐。エコーネットが推奨する確認すべき8大機器には足りません。
ところがHA(Home Automation、ホーム・オートメーション)機器は、10台つなげるのです。
HEMSの重点8大機器は、スマートメーター、太陽光発電、蓄電池、燃料電池、電気自動車、エアコン、照明機器、給湯器の8つです。
全ての家庭に付いているわけではありません。確実なのは、エアコンと照明機器でしょう。(来年からスマートメーターが加わると思いますが・・・)
ないものの管理はできないので、家電をコントロールできるようにした方が有用と言うわけです。
H2V eneliはHEMSより安価と言うことですので、このような考え方のHEMSがもっと増えるかも知れません。
■非接触充電システム
電気自動車の充電でトヨタは、非接触方式を提案していました。
有線に比べロスが出やすいと考えられますが、操作が簡単、壊れにくい(少なくとも金属バットで叩かれることはなさそう)などのメリットがあります。
常に自動車を考え続けているトヨタらしいと提案と思いました。
2013年10月3日