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タイガー、またフラッグシップモデルでの甘味アップ! その理由は?
「土鍋圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>「土鍋ご泡火炊き 『JPL-S100』」を発売。


タイガー魔法瓶(株)から、2023年に創業100周年を迎えるメーカーとして、これまでに培ってきた技術の粋を集めた記念モデルとなる<炊きたて>シリーズJPL型の最新モデル「土鍋圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>土鍋ご泡火(ほうび)炊き JPL-S100」が、2022年7月21日に、オープン価格にて、発売されます。
 

●タイガー魔法瓶 土鍋圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>
『土鍋ご泡火(ほうび)炊き 「JPL-S100」』
色は、スレートブラックとミストホワイトんp2色。


 
1970年に初代モデルを発売して以来、現在までに<炊きたて>シリーズは累計生産台数が7,200万台※1を超えました。そして、“<炊きたて>史上、最高傑作”として2020年に誕生したJPL型は、「家電大賞 2020-2021」炊飯器部門・金賞の受賞をはじめ、2021年度は、「家電批評」2021年度ベストバイオブザイヤー、「MONOQLO」2021年度ベストバイオブザイヤーなど、家電系アワードで累計8冠※2を達成したタイガー最上位モデルになっています。

2022年モデルとなる「土鍋ご泡火炊きJPL-S100」は、最高温度約280度※3でごはんの甘みをより深く引き出す「土鍋ご泡火炊き」に新技術「連続ノンストップ加熱」を採用しました。これまで炊飯時の吹きこぼれを防ぐために、理想の火力と違う熱の掛け方(日本の炊飯器は「かまど炊き」を理想としています。かまど炊きでは吹きこぼれは当たり前でしたが、今のキッチンでそれは許されません。このため、理想的な熱の掛け方とは違う熱の掛け方をしています。)をしてきましたが、独自開発の「ハリつやポンプ」から、フタ内部に風を送ることで吹きこぼれ問題を解決し、薪火で炊きあげるようなかまどごはんの味を炊飯器で実現しました。従来モデルに比べて約106度(約1.25気圧時)の状態を、約1.5倍※4も長く維持することに成功しています。

 
タイガーが理想とする大火力でじっくりと炊きあげることで、お米のα化(糊化)を促進し、ごはんの深い甘みと、ほどよい粘りを引き出します。甘みは、 同社従来モデル比・約17%アップ※5、粘りも約3%アップ※6したそうです。

また、ご好評を博している、高温を維持しながらお米を蒸らす「丹精(たんせい)仕上げ」と、木製のおひつを手本にした「おひつ保温」は本モデルでも搭載。「銘柄巧み炊きわけ」も70銘柄(!)に対応しています。ごはんの炊き始めから炊きあがり、保温まで、すべての工程でごはんのおいしさを追求しているモデルと言えます。

 
■搭載されている主な技術
●土鍋にしかできない理想の炊き技【New】 土鍋ご泡火炊き」に「連続ノンストップ加熱」が新搭載

●数字は同社従来モデルとの比較。


 
「土鍋ご泡火(ほうび)炊き」は、内なべに本物の土からできた蓄熱性の高い「本土鍋」を使用。本体底に組み込んだ「遠赤土かまど」が本土鍋にしっかり熱を伝えて、土鍋ならではの最高温度約280度※8の高火力を実現しています。

さらに、約4倍※9の遠赤効果による輻射熱で甘みと旨みをじっくりと引き出します。

加えて、土鍋ならではの細かく均一な大量の「泡」がお米を包んで表面を守るため、お米同士がぶつかって傷つくことが少なく、旨み成分であるデンプンを閉じ込めます。表面つややか、もっちりとした食感に炊きあげます。

 
当モデルで、新たに採用した「連続ノンストップ加熱」では、これまで吹きこぼれが原因で断念していた理想の火力を、タイガー独自開発の「ハリつやポンプ」からフタ内部に風を送ることでユーザークレームになりやすい吹きこぼれを制御し、薪火で炊きあげるようなかまどごはんの味を炊飯器で実現しています。数値的には、同社従来モデルに比べて釜内温度が約106度(約1.25気圧時)の状態を、約1.5倍も長く維持することを実現しています※4。

タイガーが理想とする大火力でじっくりと炊きあげることで、お米のα化(糊化。デンプン分子が規則性を失い,糊状(α状)になること。炊き立てのご飯がまさに,デンプンが糊状になっている状態です。ちなみにご飯粒は糊として使えます。)を促進。ごはんの甘みを同社従来品比・約17%※5、粘りも約3%※6アップしました。本物のかまどのように吹きこぼれを気にすることなく、加熱し続けることでお米の「旨み」と「甘み」をより深くに引き出します。

 
 
●仕上げ工程の蒸らし技を磨きぬいた「丹精(たんせい)仕上げ」で、甘みと弾力を引き出す
JPL型の「丹精仕上げ」は、「多段階圧力機構」と「ハリつやポンプ」の2つの仕上げ技を採用しています。

○「多段階圧力機構」 段階的に圧力をコントロールすることで、仕上げ段階の蒸らし温度を高く維持させながら、やさしく温度変化させ、お米の甘みを引き出します。

 
○「ハリつやポンプ」 高温蒸らし時に外気を取り込み、過剰な熱と蒸気を除いて、余分な水分をコントロール。「間欠(かんけつ)呼吸」で高温を維持しながら仕上げ、ごはんのハリと弾力を保ちながらもお米本来の甘みを引き出します。

 
●“木製のおひつ”を手本にした「おひつ保温」で、ごはんの香りと弾力を保つ
木製のおひつが“呼吸”するように空気・水分を上手にコントロールしておいしく保温をしていることを手本にした「おひつ保温」。ごはんが炊きあがった後、「ハリつやポンプ」が稼働し、外気を取り込んで熱と蒸気を放出します。 本体の底に搭載している温度センサーによって、呼吸が必要かどうか判断して湿度を細かく制御。同社従来モデルと比較して、においが約22%※10低減、黄ばみは約19%※11低減。炊きたてのおいしさを保ちます。

 
●銘柄巧み炊きわけ」が70銘柄に対応
国内外から5,700を超えるお米が集まる国内外最大のお米のコンクール※12で用いられる計測データを「米・食味鑑定士協会」協力のもと、活用。水分率、たんぱく質やアミロースの量など、各銘柄の持つ特長を科学的に細かく分析し、 それぞれのお米に合った炊き方でおいしく炊きあげます。

※12 米・食味鑑定士協会主催「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」

 
●お茶碗一膳から極める「一合料亭炊き」
好評の少量炊飯でも料亭のようなごはんがご家庭で楽しめる「一合料亭炊き」機能。通常、5.5合炊きで1合を炊飯すると、炊飯空間が大きくなりすぎてお米一粒ひと粒に熱が均等に伝わりにくくなります。
「一合料亭炊き」では専用の土鍋中ぶたを用いて炊飯空間を小さくすることで、 炊飯空間を1合に最適化。お米に熱を均等に伝え、香り高く、甘みのあるごはんに仕上げます。
また少量のお茶碗一膳分(0.5合)や炊込みごはんにも対応。一膳でも料亭のような炊きたてごはんをおいしく召しあがっていただけます。

 
●使いやすさ・お手入れのしやすさにも妥協しない
「大型ホワイトバックライト液晶」は画面も文字も大きなタッチパネルで操作がラクラク。
お手入れ点数は、内なべと内ぶたのみのたったの2点。部品の取り外しも簡単です。ストレスフリーな使い心地の「マグネット式着脱内ぶた」は、手を離せばスッと本体に装着できます。内ぶたは食器洗い乾燥機にも対応(食洗機は洗剤にアルカリ性、そして熱湯を使います。)し、毎日のお手入れ性にもこだわっています。

 
●安心の内なべ5年保証つき。厳選した土で焼き上げた「本土鍋」
本土鍋の内なべは、土鍋、急須の生産で有名な三重県四日市市の伝統工芸品「四日市萬古焼(ばんこやき)」を使用。専用の厳選された土を使い、約1,250度の高温で焼き上げ、その後、温度の違う計「三度焼き」を経て完成。
本土鍋の強度は、一般の市販の土鍋と比べて約2倍※13以上あります。万が一の場合でも内なべ割れ・フッ素コーティングのはがれに対して5年間保証があり、昔、弱点と言われた内なべもしっかりしている。

※13 土鍋素地曲げ強度比較(当社調べ)本土鍋(JPL-S100)70~80MPa、 一般ガス火対応の萬古焼土鍋20~40MPa

 
●毎日使うものだから衛生的に。抗菌加工しゃもじを新採用【New】
より安心で、より安全に毎日のごはんを召しあがっていただくために、SIAA(抗菌製品技術協議会)認証の、抗菌加工しゃもじを新採用しました。抗菌加工しゃもじは、抗菌効果で大腸菌や黄色ブドウ球菌などの増殖を抑えます。

SIAA マークは抗菌製品技術協議会が制定した抗菌のシンボルマーク。
1.抗菌性(※1)、2.安全性(※2)、3.適切な表示(※3)と3つの基準を満たした製品にSIAAマークを表示することができます。

(※1)加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が1/100以下であり、耐久性試験後も抗菌効果が確認されること。抗菌性は国際基準ISO22196に準じて行なわれた試験結果に基づき判定。
(※2)SIAA が独自に決めた安全性基準を満たしていること。
(※3)抗菌剤の種類、加工部位を明示していること。

[抗菌加工について]JPL-S型に付属しているしゃもじには、銀系(Ag)抗菌加工が施されています。
・試験依頼先:大和化学工業株式会社 評価技術センター
・試験番号:JNLA2021B228
・試験方法:JIS Z 2801(ISO 22196)に基づき抗菌加工を確認済
・加工方法:プラスチックに練り込み加工
・使用抗菌剤:銀系抗菌剤
・試験結果:抗菌活性値2.0以上

 
■製品仕様  
商品のより詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
https://www.tiger.jp/product/ricecooker/JPL-S.html
 
■筆者コメント 料理は「味」が生命線であり、炊飯もそれに類します。しかしタイガー魔法瓶は、炊飯時の「ふきこぼれ」をしないことを前提に炊飯器を作り上げていました。ふきこぼれが発生する最強火力長時間の炊き上げていないのです。

前述の通り、カマドは土間(床が土)に設置され、ふきこぼれても気になりません。それどころか、ふきこぼれが木ブタとお釜の隙間を埋め、お米を美味しく炊くとまで言われています。こちらは密閉度が高く、圧力がかけられる現代の炊飯器に活かされています。が、ふきこぼれの可能性を最小限に抑えるため、高温炊き込み時間を短めに設定していました。

今回、ふきこぼれ防止と、より長時間、高温にすることができるようになり、美味しさアップ。発売がとても楽しみです。

日本メーカーは、理想を追いながらも、ユーザーの使い勝手のために、完全な理想形態から外れているところもあります。例えば、電気ケトルも日本メーカーは道具としての「やかん」からのアプローチではなく、「家電。電気ポット」からのアプローチ。このため安全で、蒸気レス、静音性も高いなど機能満載ですが、重い。普通のやかんのようにあちこち水、湯を移す時など、とても重いなどの問題も出てきます。

これらを見直すと、日本メーカーは、もう一段階上の家電を作ることができるのではないでしょうか? 頑張れ!日本メーカー!

 
■タイガー魔法瓶 100周年企画
タイガー魔法瓶 NEXT100年ステートメントムービー「Do Hot ! Do Cool !」公開中!
タイガー魔法瓶は2023年に創立100周年。
創立以来、宇宙ステーションでも使われている「真空断熱技術」と「熱コントロール技術」を用いた、高次元の熱制御にこだわり続けてきました。次の100年も変わらずこの技術を活かして、「世界中に幸せな団らんを広める。」ことを実現してまいります。
「Do Hot ! Do Cool !」(100年を、あたたかく。100年を、カッコよく)
https://youtu.be/MQe_G1aveuM
 
 

*2020年モデルです。

 

 
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2022年5月27日

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