“CEATEC2013″ ココロあります@シャープ
HEMS 03 / 他
HEMSというシステムはあったら便利ですが、それがないと生活できないシステムではありません。
確かに経済的には魅力的ですが、現時点での買いは躊躇するかも知れません。
しかしシャープは、欲しいと思う機能を付けてくれました。
■スゴイぞ「ココロ」
シャープは、ロボット掃除機 他にココロエンジンというお喋り機能を搭載しています。大阪弁もしゃべれますので、中々ユニークな機能といえます。ただしパターンは決まっているため、一年芸人の芸のように、飽きたら使わなくなってしまいます。
単独でも動く必要がある家電の宿命と言えます。
シャープは、これをHEMSを通してネットとつなげることにより、新しい情報を入れると共に、家庭内の家電が連携プレイをすることができるようにしたのです。名付けて「ともだち家電」。その一端をご覧下さい。
またスマートフォン経由でのコミュニケーションが取れるココロボ〜ドのサービスも、9月末日より始められています。
家電同士の会話もありだそうです。単に冷静な会話だとつまらないですが、スターウォーズのC3PO、R2D2の凸凹コンビのような掛け合いができると本当に楽しいと思います。質問してみると、2つの提案をさせてしまうと、判断できない人がいる可能性があるそうで、ちょっと厳しそうです。本当は、映画の「怪盗グルー」に出てくる「ミニオン」の様に、いろいろ話すのも面白いと思っていたのですが・・・。
今は販売されていませんが、ソニーのアイボの様に、つきあい方で個性が変わるのも一興だと思います。
いろいろ書きましたが、とにかくブースに行ってください。面白いです。
■4K アクオス 〜新しい酒は、新しい皮袋に入れる〜
「新しい酒は、新しい皮袋に入れろ」。
これは遊牧民に伝わる諺です。革袋ですから、古酒の味が染みついている。新しい酒を入れても余り美味しくないことから来た諺と聞いています。(本当か、どうかは分かりませんが・・・)
私は「新しいTV技術」と言われるたびに、この諺を思い出します。
デジタル化して、2Kになりましたが、ユーザーが一番変わったと思っているのは、「平面」化です。
それが証拠に、皆、平面TVと呼称しているではないですか!
つまり、単純に平面TVに4Kを持ち込んでも、買い換え以上の需要を喚起できないと思います。
シャープもこれに対し、いろいろなアプローチをしています。使わない時は鏡になるTVも展示されています。
今回、私の眼を引いたのは、極小フレームですね。閉じ込め感が少ない所がポイントです。しかも巨大サイズ化して、床面直接置きTVにすれば、臨場感が段違いになると思います。
■これも液晶技術です 〜太陽電池パネル掃除機
太陽光発電の問題はパネルの汚れにより、太陽光の取り込み量が少なくなることです。
それで掃除をするのですが、人手で行うと時間が掛かって大変です。特にメガソーラーともなりますと・・・。
シャープはそれに対し、液晶パネルの生産技術を応用した掃除機を作りました。
■これは新しい技術です 〜微生物センサ
シャープが進めている医療関係のコーナーの片隅に、四角い箱が置いてありました。
今年の9月26日に発売された微生物センサです。
細菌、カビ、胞子などの浮遊菌が約10分で測定できます。(ウィルスは測定できません。)
淡々と書いておりますが、これはいい装置です。
シャープ・ブース、かなりお勧めです。
2013年10月2日