8月末の新製品発表会で、東芝は「HEMS元年」「家電コンシェルジュ」を打ち出しました。
今回は、レグザの4Kモデルと共に、これらも、展示されています。見所は・・・。
東芝は、2部構成で、皆さんにアピールしています。
■ステージでは「家電コンシェルジュ」
1つは、HEMSを使って、東芝のクラウドと家電を積極的に使って行く「家電コンシエルジュ」です。
具体的には、洗濯機だと、フィルターを掃除して欲しい旨をスマホで伝える機能。エアコンだと外出先からスイッチONできる機能、冷蔵庫だと庫内に取り付けたオプションカメラで、外出先からでも中身が分かる機能などです。
これはパネル等に記載しても分かりにくいので、ステージアピールです。司会の人と宝塚の男役の感じの人が踊りながら流麗に説明していくのですが、この男役の人の踊りが独特の魅力で、一見に値します。
■パネルでは「HEMS」
2つめはパネルでの説明です。
東芝は、HMESの管理中枢を「ゲートウェイ」と呼んでいますが、これと何がつながると何ができるのかを細かく説明しています。
■東芝のHEMSの特長
次の3点を挙げてさせて頂きます。
1) | 基本に忠実。 エコーネットコンソシアムが推奨する機器が、ほとんど入っています。 現在の家電は省エネが進んでおります。 特に照明はLEDで抜群に消費電力は少なくなっておりますが、照明という括りで消費電力を測定しますとまだまだ多いそうです。 また照明はピーク電力時に、電力を下げなければならない時使い易いと言います。 それは、人は明るさを多少落としても余り不自由に感じないことにあります。このため、電気を使いすぎの時、差し障りのない範囲で電力を下げるには、照明の照度をやや落とすのが、最も不自由を感じなくてすむそうです。これはLEDの照度と消費電力がリニアに変化するためです。 この意味からも、HEMSに照明が入れてあるのは重要です。 |
2) | 専用クラウド、フェミニティ(FEMINTY)を持つ 東芝の面目躍如ですね。専用クラウドの活用により、ゲートウェイなどのシステム自体が古くなっても、通信などの基本機能さえしっかりしておれば、ユーザー様には新しいサービスを提供できますので。 |
3) | スマホの積極活用 ゲートウェイはPCとの説明をしましたが、基本的に管理画面が必要です。東芝はここにモバイル機器を当てはめます。ここでネット上のクラウドが活躍します。ネットにつながれば、HEMSのコントロールが可能ですので、例えば、海外旅行の時、成田で戸締まり(電子錠でなければなりませんが)を確認することも可能です。 |
■ちょっと分かりにくいと思ったこと
東芝さんだけの問題ではなく、とにかく用語がバラバラなのが、このHEMSを分かりにくくしています。
例えば、東芝ではHEMSに使用するホームゲートウェイ、エネルギー計測ユニットS、Simple HEMS(インターネットに接続しないで使用するHEMSの一形態)を、ホームITシステムとして、パネル表示されていました。
これらは現段階では、HEMSの構成パーツという方が分かりやすいです。