最近雨立つようになってきたパンに「BAGEL（ベーグル）」があります。
食パンよリももちっとした食感が面白く、食パンより腹持ちもいいです。
国内トップメーカーは、ベーグル専門店「BAGEL & BAGEL」。店で焼くのも含めて、100万個/月販売しているそうです。彼らは、より美味しく食べともらうためにトーストすることを勧めています。そして彼らが激賞するイチ推しのトースターがあります。どこのメーカーのトースターでしょうか？

答えは、シャープの「ヘルシオ　グリエ」です。

 
■「ベーグル」って何？
ベーグルは中世ヨーロッパで生まれたパンです。しかし、今のように磨き上げられたのは、ニューヨークですね。

で、普通の食パンとどこが違うのかというと、作るときに「牛乳」「卵」を入れないこと、二次発酵をさせないこと。つまり小麦本来の味が濃い、膨らみの少ないパンです。それが証拠に持った瞬間、「重っ」となります。切ると断面にほとんど空隙があります。小麦ぎっしりという感じです。


「牛乳」「卵」が少ないので油脂成分は少ないのですが、カロリーは高め。１つで250キロカロリー。ご飯、お茶碗一杯分とほぼ同じです。食べると淡白な甘味が拡がります。まさに小麦の旨味が凝縮されているよう。

 
■美味しく食べるには
「BAGEL & BAGEL（以下 B＆B）」のホームページには美味しい食べ方として、推奨されているのが、「２つにスライスして、トースターで軽くトーストすること」。とは言っても、「こんがりきつね色が目安」だそうですから、それなりにきちんと焼くことが必要です。

そして美味しい食べ方を知ってもらうといのは、専門店の勤めという感じで、店頭で、リーフレットで、ECサイトで触れ回っています。

食パンもそうですが、やはりトーストしたパンは美味しいです。

 
■ベーグル屋　激賞の「シャープ　ヘルシオ」
とは言うものの、この手の話には、基準、もしくは理想が必要です。美味しく食べると言うことは、それに近づけていくと言うことです。

B＆Bのベストは、「窯出し直後の焼き上がり」の状態。ご飯で言うと炊き立ての湯気がホカホカ立っている状態。・炊飯器は、基本ジャーでその状態を維持。味は少し落ちるにせよ、いろいろな工夫がされています。

一方、パンは、常温になったのを、再度トーストするのが基本。
その時、一番問題になるのが水分です。食パンは、1/4日も室内に出しておくと表面がカサ、もしくはカサカサになるほど水分が抜けます。保存と焼きは、温度と水分をコントロール、味と食感をコントロールすることです。

 
当然、トースターにもこだわります。
B＆Bのテスト結果は、次のようなコメントでした。「通常のトースターだと、温めと同時に、ベーグル内の水分も蒸発するため、最高の焼き上がりを再現しづらい。一方、ヘルシオ グリエの方は、窯出し直後の焼き上がりを復元している！！！」

大変、お気に入っていられるようです。

 
■シャープ　ヘルシオ　グリエ だと美味しく畳められるのは何故？
シャープ　ヘルシオは、元々「オーブンレンジ」の名称です。このシャープ　ヘルシオ　グリエは、そのオーブンレンジと同じ技術を使った「オーブントースター」です。

それは、食材を「過熱水蒸気」で温めることにあります。

 
●過熱水蒸気って何？
皆さんもご存知の通り、地球は水の惑星です。1g/ml、0℃以下で個体（氷）、0〜100℃で液体（水）、100℃以上だと水蒸気（気体）になるこの地球になくてはならない物質です。

シャープが着目したのは、水蒸気でも「過熱水蒸気」です。
水は100℃になると液体から気体へと相変化します。この時エネルギーがすごく必要です。いわゆる沸騰ためのエネルギーの多くは、この相変化に費やされます。相変化が終わった100℃の水蒸気は、飽和水蒸気と呼ばれます。

レレっと思った人も多いと思います。そう、常温でも水蒸気はありますからね。そして飽和水蒸気量は、その時1m3の空間に存在できる水蒸気の質量をgで表したものです。温度が低いと空気の中に存在することができる水蒸気はどんどん小さくなります。冬場の結露の原因です。20℃：17.3ｇ/m3、10℃：9.41g/m3、0℃：4.85g/m3。そして100℃だと594.51g/m3です。

では、これ以上温度を上げることはできないかと言うとそうではありません。まだ温度は上がるのです。これが加熱水蒸気です。

 
●オーブンの熱源として何が有利なのか？
大きく２つあります。

オーブンの多くは「コンベクション（対流）型」です。ヒーターが空気を熱し、熱風をグルグル対流させることにより、食材を焼いていきます。食材へは表面からの熱伝導。


一方、過熱水蒸気を使った場合は、熱風以外に水水蒸気自体が放射熱を出します。つまり、水蒸気あるところに、熱ありなのです。このため内部も高速均一加熱されます。つまり一気に素早く焼くことができます。特に、内部に身がぎっしり詰まっているベーグルには願ってもない好条件。

加えて、食材の温度が100℃に達しない場合は、食材に触れては水に戻ります。つまり適度な水分補給ができるのです。

なんとなく、イメージを掴んでいただけたでしょうか？

これを再整理しますと、

１）たっぷりの過熱水蒸気（25ml/回）がパンを包み込む。水蒸気は熱を放出しながら水に戻り、水分を補給します。

２）焼かれながら、水分を補給されることによりパンはしっとり、ふんわりとなります。

３）表面は高温になるにつれ、水蒸気が水化しなくなるので、内部より水分蒸発量が多い。

４）外はサクサク、内はモチモチの焼き上がり。

というわけです。

 
●ヘルシオでも同じことができるのか？
冒頭、シャープ「ヘルシオ」と「ヘルシオ　グリエ」は同じ技術が使われている書きましたが、では「ヘルシオ」でも同じことができるのでしょうか？

答えは、原理的にはできるが、ユーザーが満足できる条件を見出せないだと思います。

最強の調理家電として、北斗の拳の長兄「ラオウ」のようにドンと構えているオーブンレンジには、トーストモードを持っています。ところが厳しい言い方になりますが、ある一社を除き、合格点を出しても良いと思えないレベルなのです。

理由は、サイズにあります。大きすぎるのです。パンを焼くのは、数分。惣菜パン、ホットサンドを作る以外で、やはり5分以上かけられません。ましてや、パンを食べるのは朝が多い。

その点、オーブントースターは、熱源（ヒーター）とパンの間は10cm以下ですし、庫内も小さい。素早く温度を整えることができるのです。大型だとこれができないのです。


これがわかると闇雲に、オーブンレンジとオーブントースターを並べ、片方のオーブンは余り使わなかったということも無くなります。

 
■「B&B」とシャープの共同プロモーション
こんな風ですから、相思相愛ですよね。
当然、共同プロモーションをします。

 
一つ目は、「ヘルシオ　グリル」を用いた、新しいベーグルレシピの開発。これはあって然るべきでしょうね。

○シャープ　ベーグルレシピ https://jp.sharp/toaster/bagelbagel/
 
二つ目は、「BAGEL & BAGEL 流山おおたかの森 S・C店」での店頭実演体験です。ここ2年、コロナ、コロナで口に入れるモノの店頭実演はご法度のような状態でしたが、復活ですね。流山おおたかの森は、つくばエクスプレスと東武野田線の2本の鉄道が走り、今、色々な商業施設が増築されている話題のエリア。名前の「おおたかの森」はここにオオタカが住んでいることから名が付いています。猛禽類がいるということは、動物相が多い、自然な豊富なエリア。現在、若い子育て世代注目のエリアです。
もちろん、流山と聞いて、江口寿史の「すすめ！パイレーツ」を思い浮かべた人もいるかもしれません。千葉のローカル球団「千葉パイレーツ」を中心とした1970年台のギャクマンガです。流山は、耕運機、牛が行き交う田舎として描かれています。

機会があれば足を伸ばしてみてください。

 
三つ目はツィッターキャンペーン。賞品は、ヘルシオ　グリエ。
ゴールデン・ウィークを当て込んだキャンペーンですが、今年は３年ぶりの規制なしですから、ちょっと厳しいかもです。しかし、その分、当たる確率は高いので、トライするもの一つの手です。

 
■試食　第一印象
通常の食パンに対し、過熱水蒸気を使うのはやややり過ぎのところがあるのではと感じていました。美味しく焼けるのですが、それは「鶏を割く（さく）に牛刀を用いんとは」という感じだったわけです。

しかし、中、身がぎっしりのベーグルでは、そうは行きません。確かに、過熱水蒸気、シャープのヘルシオ　グリエはピッタリきます。

日本人が愛してやまない「サク」「モチ」という食感の共演が、ちょっとの甘さと共に広がります。歯応え十分なベーグルは、食パンのように飲み込めませんので、よく噛みます。よく噛むことは健康に繋がりますので、これもベーグルが支持される理由です。

美味しくいただきました。ご馳走様でした。

 
商品のより詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
https://jp.sharp/toaster/
 
 


 

 
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