“CEATEC2013″ 今回の見所
本日、10月1日〜5日、CEATEC(シーテック) Japan 2013が、開催されます。
2000年に、AV系のエレクトロニクスショーと、PC系のCOM JAPANが一緒になりできたCEATECは、アジア最大級の規模を誇る映像・情報・通信の国際展示会です。
が、応用分野の展開もありますので、住宅会社、自動車会社の展示もされているのが、現状です。
生活家電.com は、白物家電を中心に、皆様にショーで発表されたことをご説明して行きます。
今回の白物の目玉は、HEMS です。
HEMS(home energy management system、家庭内エネルギー管理システム)に関しては、順を追って話を進めて行きますが、昨年2月にECHONET Liteという、HEMSの骨格となる規格が一般公開されました。
この規格は、異なるメーカの家電機器を接続し、家屋の新築、既築を問わずに敷設の容易な伝送媒体を使用して、様々なサービスの提供を実現するための共通の通信規格です。
もっと単純な言い方をすると、この規格に準拠して作られたHEMSと製品を使用すると、会社を問わず接続でき、消費電力などの電力管理ができたり、今までできなかったサービス(ここがアイディアの出し処!)ができるようになったりします。
このシステムを入れた家が、スマートハウスと呼ばれているわけです。
一年経った今年、多くのメーカーが対応機器を出し始め、複数メーカーが「HEMS元年」宣言をしています。
当然、これにそのメーカー独自の考え、技術を織り込むので、A社とB社のサービスは、かくもという位違います。
これが白物では最大の見所です。
しかし、CEATECの魅力はこれだけではありません、京セラの「ピエゾフィルムスピーカー」(「CEATEC AWARD」の経済産業大臣賞)、村田製作所の「どこでも買い物メモシステム」、シャープの「タンパク質分析装置」など、アイディアに満ちあふれたもの、今まで知らなかったものも、多くあり、これも魅力です。
CEATECを楽しむコツは、説明員に分かるまで質問することです。
メーカーの、それも詳しい人が集まっているのですから、聞いた者勝ちです。
ただし、教えられない場合「スミマセン」と言われますので、その時は矛を収めて頂けると助かります。
2013年10月1日