新製品

【ソニー、オンラインとリアルをつなぐ新たな音体験を提案する 完全ワイヤレス型ヘッドホン『LinkBuds』を発売。


ソニーから、新開発のリング型ドライバーユニットにより、耳をふさがない構造の完全ワイヤレス型ヘッドホン『LinkBuds(リンクバッズ)』を2月25日、オープン価格にて発売されます。
 

●ソニー完全ワイヤレス型ヘッドホン『LinkBuds(リンクバッズ)


 
本モデルは、ソニーの完全ワイヤレス型ヘッドホンとして最小・最軽量で、耳に着けていることを忘れてしまうほど自然な装着感を実現しています。耳をふさがない構造のため、周囲の音を自然に聞きながらヘッドホンを通じてあらゆる情報を得たり、音楽などのエンタテインメントを楽しめたりします。また、耳をふさがない構造と小型・軽量の特長から、ヘッドホンの“常時装着”という新しい使用スタイルを提案します。

さらに、『LinkBuds』独自の形状やセンサー、ソニーの立体音響技術などを活用し、パートナー企業と連携して新しい音体験を提供していきます。

●使用イメージ(ホワイト)


●使用イメージ(グレー)


 
■主な特長
●耳をふさがない構造と小型・軽量なデザインで、ヘッドホンの常時装着※3という新しいスタイルを実現

●装着イメージ(グレー)


振動板の中心部を開放した新開発の「リング型ドライバーユニット」を搭載し、耳をふさがずに周囲の音や自分の声を自然に聞きながら会話や音楽などのエンタテインメントを楽しめます。耳をふさがず圧迫感のない装着感に加えて、小型・軽量で常時装着しても疲れにくいので、周囲の音を自然に聞きながら、ヘッドホンを通じて聴きたい音楽や必要な通知音、友人との通話など、あらゆる音と常に繋がれます。また、人間工学に基づいた様々な耳の形にフィットするデザインと同梱する5種類のフィッティングサポーターにより、安定した装着性を実現します。

 
●高音質技術と、AIを活用した高い通話性能
開放的な構造と高い音質を両立したリング型ドライバーユニットと、音の歪みを軽減して音質を高める「統合プロセッサーV1」の搭載により、高音質を実現します。圧縮音源を原音に近い広がりのある音で再現する「DSEE」も搭載しています。また、自動で再生音量を調整する「アダプティブボリュームコントロール」機能を搭載し、静かな場所や雑音が大きい場所など、周囲の騒音レベルを適切に判断して、自動で再生音量を調整します。 これにより、耳をふさがない開放的な構造でありながら、周囲の環境に応じて快適な音量で楽しむことができます。

通話性能においては、5億サンプルを超えるAIの機械学習で構成した装着者の声とそれ以外の環境ノイズを分離するアルゴリズムにより、環境ノイズを抑えて装着者の声をクリアに抽出するので、騒がしい場所でも快適に会話を楽しめます。さらに、耳をふさがないリング型ドライバーユニットにより発話した自分の声も自然に聞こえるので、会話している自身の声が無意識に大きくなることを避け、ヘッドホンを装着していないかのような自然な通話が可能です。

 
●操作をサポートするスマートな機能を搭載
○手軽に操作ができる「ワイドエリアタップ」と「Quick Access(クイックアクセス)」
ヘッドホンの本体操作だけでなく、耳の辺りをタップすることで、再生、一時停止、楽曲のスキップなどの操作が可能な「ワイドエリアタップ」機能を搭載します。また、ヘッドホン操作で音楽ストリーミングサービスSpotifyの再生やプレイリストの切り替えができるSpotify Tap™※13と連携した「Quick Access」機能も搭載し、スマートフォンを取り出さずにすぐに音楽を楽しめます。なお、「Quick Access」機能は「ワイドエリアタップ」でも操作可能です。
 
○すぐに会話を始められる「スピーク・トゥ・チャット」
装着中にユーザーが声を発すると、ヘッドホンが声を自動で認識して再生中の音楽を一時停止します。耳をふさがないリング型ドライバーユニットにより、ヘッドホンを装着したままでも自分や相手の声を自然に聞きながら会話を始められます。また、会話終了後は自動で音楽が再生されます。

 
○音声アシスタント機能に対応
Google アシスタントとAmazon Alexaを搭載。音楽を聞く際の操作やニュースの確認などを音声で行えます。「Sony | Headphones Connect」から呼び出し操作の設定が可能です。
 
●耳をふさがない『LinkBuds』だから実現できる音体験
○現実世界にバーチャルな音を重ねる新感覚のエンタテインメント
耳をふさがない本機の特長を生かし、現実世界に仮想世界の音が混ざり合う新感覚のエンタテインメントを楽しめます。ソニーのSound AR™アプリケーション「Locatone™(ロケトーン)」のヘッドトラッキング機能にも対応し、音声を聞きながらの街歩きに加えて、ユーザーの動きに連動したインタラクティブな体験も実現します。また、現実世界に拡張現実を組み合わせたARゲームをプレイする際も、周囲の音とゲームの音が混ざり合って聞こえるので、よりARゲームの世界観を楽しめます。AR技術を使って現実世界を舞台とするゲームアプリの制作を行なっているNianticと協業し、ゲームの新たな音体験を拡充していく予定です。

 
○「Microsoft Soundscape」との連携により、快適な街歩きをサポート
マイクロソフトが提供する3Dオーディオ マップ アプリ「Microsoft Soundscape」と連携し、『LinkBuds』本体に内蔵するコンパス/ジャイロセンサーを使用して頭の向きを認識できる機能を搭載しています。
これにより、街歩きの際にスマートフォンを手に持たずに目的地の方向をビーコン音で認識することができます。また、耳をふさがない本機の特長を生かし、周囲の音を自然に聞きながら目的地方向からのビーコン音や周囲にある建物や交差点などの情報を音声で取得できます。アプリと本機の機能連携により、より多くの方の街歩きを豊かなものにします。
ソニーグループポータルサイト「アクセシビリティ」では、視覚に障がいのある社員が本機によって豊かになる街歩きの体験を語るビデオを公開しています。

 
●完全ワイヤレス型ヘッドホンとしての充実した基本性能
○快適に日常使いできるバッテリーと防滴性能
本体のみで約5.5時間、付属のケースでの充電を含めて合計約17.5時間の音楽再生が可能です。また、急速充電に対応し、10分の充電で約90分の再生が可能です。さらに、IPX4相当の防滴性能に対応するので、突然の雨や汗からヘッドホンを守ります。

 
○安定したBluetooth接続
「統合プロセッサーV1」による通信アルゴリズムの最適化により、街中でも再生機器との接続が途切れにくい安定したBluetooth®接続を実現し、動画などのコンテンツ視聴も快適に楽しめます。
 
○PCやスマートフォンとの簡単なペアリング機能
ペアリングモードに設定した本機をWindows 11またはWindows 10のパソコンやタブレットに近づけると、接続ガイダンスのポップアップが現れ、簡単にペアリングが可能です。Google のペアリング機能「Fast Pair」※15に対応し、Android™端末ともワンタップでペアリングできます。加えて、ヘッドホンを見失っても、スマートフォンに接続されている場合は音を鳴らして探すことができます。

 
●環境に配慮した本体とパッケージ

●再生プラスチック イメージ


●パッケージ イメージ


ソニーグループでは、2050年までに環境負荷ゼロを目指す環境計画「Road to Zero」を策定しており、この達成に向けて段階的に環境中期目標を設定しながら行動しています。

現在は、2021年度から2025年度までの中期目標「Green Management 2025」を定め、製品のプラスチック使用量の削減を1つの目標としています。

『LinkBuds』では、ソニーのヘッドホンとして初めて、本体とケースに使用する樹脂素材に工場回収の樹脂を活用した再生プラスチック※5を使用しています。また、個装パッケージ※6はプラスチック使用量ゼロ※7を実現しています。

 
■店頭試聴コメント
今イヤホンに対する私の興味は、「普段使い」イヤホンがメインです。どういうことかというと、今のイヤホンは、実によく落ちる。特にノイズキャンセリング機能が付いているイヤホンは、耳外にノイズキャンセリング回路などを設けており、大きな重りが付いた棒を耳に入れているようなもの。動くたびに、重りが揺れる。そのうちに緩んでしまい、耳から落ちるという寸法だ。これが数千円のシロモノなら、まだ諦めもつくが、数万円するものが多く、落として見つからない、もしくは取れない場所に行ってしまったら、泣くに泣けない。

このため、ノイズキャンセリングイヤホンは、長距離移動の時に使用することとして、普段使いは軽く耳から落ちないことを意識するようになった。小型軽量イヤホンである。しかし、オーディオの基本は重厚長大。これを技術で跳ね退け、短小軽薄、ポータブルオーディオの試乗を切り開いたのがソニー。ただ技術を追っていたわけではなく、世界各地の有名オーケストラのサポートもしていた。現在は撤退しているが、現在ベルリンフィルの録音サポートしているパナソニックの前はソニーだそれをしていたのだ。往年のクラシックファンなら、帝王と呼ばれたカラヤンがソニーの技術に首ったけ、CDの録音時間を決める時、カラヤンは「第九(ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」のこと。演奏時間が60分を超えるため、レコード時代は2枚組が当たり前だった。)が1枚に収まるように。」とのリクエストしたとの実しやかな逸話が囁かれたものだ。

無くしても惜しくない前提でモノをセレクトするのは本意ではないが、その場合は、中国メーカーのモノだろう。5000円以下でも、ほぼ正確に音は出る。ただし、音楽の微妙なニュアンスは伝わってこない。帯に短し襷に長し。ピッタリこないのだ。

そんな時、ソニーが小型軽量を意識したイヤホン(本モデル)の話が入ってきた。価格は2万円を超すが、日々の相棒が手に入るのなら、問題にすべきではないだろう。

そして、発売日前でもソニーストアに行けば視聴が可能とのこと。2月18日(金)に行ってきました。

 
手に取った時の第一印象は「不思議な形」。前知識がないと嵌められないだろう。しかし、ショップスタッフから説明を受けるとなるほどと思った。リング状のドライバーユニットで耳穴を塞ぐ感じで装着するのだ。リング状というのがポイントで、真ん中に穴が空いているので、外の音も聞こえる設計だ。

実際穴を塞ぐ様に持ってい口と、リング状ドライバーユニットの端が耳珠(凸)に当たる。そして九状のパーツが、対珠(凸)の手前の窪みに見事に入る。要するに耳珠と対珠で形成されるコップホルダーに、専用のコップを嵌める感じだ。かなりピッタリくる。

しかし、確実に安定させるには、登山でいう三点支持が基本だ。三点目は、イヤホンの上側にある、シリコンリングがそれだ。このリングが、耳の上側の出っ張りにあたることにより、三点支持が完成する。ちなみにこのリングは5サイズが用意されている。とてもフィッティングしやすい。

ソニーはウォークマン開発時、小型イヤホンも同時開発。その時、取らしてもらった耳型は数千に及ぶ・今でいうビッグデータだ。ということで、ソニーは耳の形には非常に詳しい。しかし、ここまで見事にホールディングされると、「なるほど」と思ってしまう。

首をぐるぐる回してもびくともしない。多分、私が今まで装着したイヤホンの中で、ベストと言えるだろう。その上、圧迫感がほぼない。私は付けづつける趣味はないが、確かにそれも可能そうである。

 
試聴してみると、ソニーらしい、癖のない、それでいて音楽的な音が出される。ここにも妥協はない。新ドライバーだから音のニュアンスが変わりましたなどと言わない。これは過去モデルの音も暗に保証しているわけだ。

フルボリュウムにすると、外の音はほぼ聞こえない。東京で一番うるさい地下鉄内でどうかは和不明であるが、期待できそうだ。

 
驚いたのは音漏れ。最高ボリュウムでチェックしたが、聞こえない。これは見事だ。

 
というより、価格以外の欠点がない。今、欲しい家電の一番手である。
(2022年2月18日 @ 銀座ソニーストア)

 
 
商品のより詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
https://www.sony.jp
 


 

 
#情報家電 #イヤホン #ソニー #完全ワイヤレス型 #ヘッドホン #LinkBuds #リンクバッズ #生活家電.com

2022年2月19日

タグ: , , , , , ,