新製品

日立、ドラム式洗濯乾燥機「ヒートリサイクル
風アイロン ビックドラム」新製品発表会


9月26日に、日立の新製品 ドラム式洗濯乾燥機「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム」の発表会が行われました。
当日の状況をレポートします。
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今回の新製品
左)ビックドラム BD-V9600(シャンパン)
中)ビッグドラム スリム BD-ST9600(マグノリア)


日立に限らず、日本の家電メーカーは、ドラム式、タテ型双方作っています。そしておおざっぱに言うと、乾燥機が必要な場合はドラム式を、洗浄力重視の場合はタテ型と作り分けています。

ユーザー調査によると、ドラム式洗濯乾燥機の不満点は、
1位 洗濯〜乾燥連続運転の所要時間
2位 部屋干し後の洗濯物のにおい
3位 洗濯物のシワ(乾燥後)

と乾燥機に関する要望が続き、その後

6位 タオル類の肌触り(洗濯後)
8位 衣類の黒ずみや黄ばみ

風アイロン

風アイロンの効果例。そのまま着られる仕上がりに注目!


と、続きます。

今まで日立は、「ビッグドラム」による洗浄力の向上、「風アイロン」「スチームアイロン」によるシワ・消臭対応、「ヒートリサイクル」による省エネ、「自動おそうじ」による除菌・黒かび抑制を製品に盛り込み、この要望に答えてきました。

汚れ  
■今回の目玉は、「ナイアガラ洗浄」

今回は、衣類のごわつき(=肌触り)、黒ずみを抑えるため、「ナイアガラ洗浄」を導入しました。

冒頭、タテ型は洗浄力に優れると書きました。
それは使用水量が多いからです。タテ型はたっぷりの水を使い、衣類を泳がせるようにして洗います。撹拌型洗浄です。
一方、ドラム式は叩け洗い古くからの洗濯方法。18世紀の発明と言われる、こすりつけ洗いの道具、洗濯板が出るまで主流。ちなみにこの当時の洗濯物はゴワゴワしており、砧(きぬた)という叩き付け棒で柔らかくした。大変な重労働である。です。叩き出しなので、少ない水でも汚れを落とすことは可能ですが、ごわつき易い洗い方です。また水が少ないため、取れた汚れが再付着することもあります。

これを解消するため、日立は、タテ型の利点「多くの水を使う」ことをドラム式に盛り込みました。
具体的には、最大流量を今までの約3倍の60L/分にしたのです。当然節水のため、洗浄時は同じ水を使い回す「循環式」です。
水が豪快に出るため、付いた名前は「ナイアガラ洗浄」。

更に、叩きによる衣類の傷みを防ぎ、乾燥時のごわつきを解消するため、ドラムの制御方式を変更し、衣類にやさしい「押し洗い」、短時間でもしっかり洗える「叩き洗い」を盛り込んでいます。

では、動画でその様をみてください。


洗い上がりサンプルは、写真でも差がわかる程でした。
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■センサーホット高洗浄

冬と夏、どちらが洗濯がし易いかと言えば、夏です。
理由は幾つかありますが、水温が高いため洗剤の働きが良いことが理由の一つです。
日立は、今回の新製品より「センサーホット高洗浄」機能を搭載させました。
水温が13℃以下だと、水温を適温まで自動的に暖め、洗剤の能力を引き出す機能です。

 
■液晶タッチパネル

今回、ビッグドラム スリムに液晶タッチパネルが採用されました。
使い勝手が格段に良くなりました。


 
■主な仕様
無題 1 より詳しい情報は、日立のホームページでご確認ください。
http://kadenfan.hitachi.co.jp

2013年9月29日

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