【ドライヤー】マクセル　CALEA FUKUGEN DRYER「DR-RF365」

レポート

【ドライヤー】マクセル　CALEA FUKUGEN DRYER「DR-RF365」

最近、ドライヤーで目につくのが、「赤外線」を使ったドライヤーです。
今回はその中の一つ、マクセル　CALEA FUKUGEN DRYER「DR-RF365」（カレア復元ドライヤー）をテストしてみました。

●マクセル　CALEA FUKUGEN DRYER「DR-RF365」
専用台に乗っているところ。
専用台には「FUKUGEN」の文字がある。

■「復元ドライヤー」とのタッグ
ドライヤー横には「FUKUGEN」とありますが、これは（株）LOUVREDO（ルーヴルドー）が、サロン用に業務用のドライヤー「FUKUGEN」のことです。マクセルイズミは、LOUVREDOが販売する「復元ドライヤー」の製造受託を受けてきた関係にあり、このこの2社で技術開発したのがCALEA FUKUGEN DRYERです。
CALEA FUKUGEN DRYERは、民生用としてマクセルイズミが販売しますが、この製品に関する特許は2社共同で出願されています。

■今ドキの典型的なドライヤー
昔のドライヤーは、温風を髪の毛に吹きかけることで乾かしていました。しかし温度が高すぎると髪の毛が傷むとして、だんだん高い温度は使われ無くなってきました。100℃以下というところも多いです。

モデル：DR-RF365は、早く乾かすとき使用する「HIGHモード」で80℃。「LOWモード」だと65℃。あとセット時に使いやすい「COOLモード」の3つが備えられています。「COOLモード」は長時間使用は想定されていません。このため、スライドスィッチでなく、押せばその間「COOLモード」になるワンタッチスィッチで使います。

赤外線を使っているので、ドライヤーと髪の間は10cm位でよく、コントロールがとてもしやすいです。これらは業務用ドライヤーでは特に求められることですが、モデル：DR-RF365には業務用（サロン用）のDNAが入っていますので、実にいい感じといえます。

低温かつコントロールし易いのは、髪の毛の傷みを最低限にしたい、簡単に素早くセットしたいというのと同意義です。これは、今もドライヤーが追い求めている2つの大きな課題と言えます。

本体後方の吸気口。「ハスの実」のよう。

■遠赤外線とマイナスイオン
最大の特徴は、送風口に設けられた2枚のフィルターです。送風口に近い方から「マイナスイオン発生フィルター」と「遠赤外線発生フィルター」です。面白いのは、ドライヤーは遠赤外線を出すだけなので、熱くならない。使っていても口の部分が少し熱いかなぁと言うくらいの感じです。
独特の感覚です。

送風口。見えているのは、マイナスイオン発生フィルター。

この遠赤外線が熱を伝えるわけです。正確には熱というのは分子振動ですから、赤外線で熱を伝えるといのは、エネルギーを相手に送り込み、対象物に分子運動させ、自ら熱くなるという形です。今回は、この対象物が「髪の毛」や「地肌」なのです。双方ともにタンパク質。赤外線の影響は受け易い分子に属します。

プラズマクラスターの
ロゴマーク。

一方のマイナスイオンは、水分子を吸着します。シャープの有名な「プラズマクラスター」という独自ネームを与えられたマイナスイオンは、葡萄の房のようなデザインのロゴマークが付いていますが、これはマイナスイオンの周りを水分子が多数存在することを図象化。ロゴマーク化したからです。

要するに「あたため」と「補水」のダブル構造なわけです。

■実際に使ってみると・・・

持ち手は、中央でなく
かなり後気味ついている。

すぐに感じたのはバランスの悪さ。持ち手部分に重さがほとんどないため、持つときにそれなりの力が必要となる。長時間ドライヤーを使う人には、不利だろう。

私は、男性で、どちらかというと短髪。このため髪はかなり速く乾くのだが、よくあるのは、髪の毛がパサパサした感じになること。ちょっとシマッタって感じ。しかし、DR-RF365は、乾くのにはちょっと時間がかかるのだが、その感触はない。丁度いいという感じ。

また動作音もそんなにうるさい方では無いのも嬉しい。

ドライヤーで傷みやすい電源ケーブルの付け根は、業務用ドライヤーメーカーのセンスが出ており、色々な方向へドライヤーを向けても問題がないように設計されている。

アタッチメントは、集風ノズルのみ。温風ではなく、遠赤外線を当てるため、集風と言えども径はそれなりに大きい。（光は風のように曲がらないので、径を小さくすると、思った以上に遠赤外線が伝わらない可能性があります）。曲がりの強いアタッチメントを愛用している人には向かないかも知れません。

●「集風ノズル」
遠赤外線にどれ位の影響があるのかは、
明らかにされていない。

あと、面白いのはビューティローラーが付属していること。これは遠赤外線が「肌にも有効」なので、ローラー効果も高まるからだ。温泉と同じと考えるとわかり易いです。しかし、これ手元にあると、つい癖になり、ついつい使ってしまいますね。気持ちがいいですし、付属品は、特に握りしめ易くできています。

何気に気に入ってしまった、ローラー。

■最後に
爆発的に売れたドライヤーの民生用というので、使ってみましたが、雰囲気はとても良いです。ただしバランスが悪いのはその通りで、女性にもよると思いますが、結構大変かもと思ってしまいます。求められる時は、必ず手にとってから判断して頂けたらと思います。

商品のより詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
https://calea.jp