秋です。秋と来れば「祭」。いわゆる収穫祭ってやつです。
家電の方でも「GOOD DESIGN(グッドデザイン)賞」(以下 グッドデザイン賞)というお祭りがあります。今年も、色々な製品が選ばれています。今年は、3回に分け、なるべく多くの製品をご紹介したいと思います。
■GOOD DESIGN Award とは
グッドデザイン賞ができたのは、1957年。今年で64年目。日本で行われるデザイン賞では、最も古く、それだけにステータスがあります。
賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれています。
グッドデザイン賞を受賞した家電を紹介する前に、知っておいてもらわなければならないことがあります。それは、この賞、エントリー制であることです。流行語大賞のように、審査員が勝手に抽出するものではありません。売れた家電の中から選ぶわけでなく、作った方が、手数料を支払い評価してもらうのです。そして賞をもらうと、Gマークを有料で使える権利が与えられます。
このため、色々な思惑が交差します。例えばデザインチームを盛り上げるために行うとか、広告宣伝に役立てたいという思いがある一方、持ち出しが多いとエントリーしないメーカーもあります。
つまり、完全公平なセレクトではないということです。
そして、もう一つ。グッドデザイン賞は、副賞が幾つかあり、わかりにくくなっています。
本道は、「グッドデザイン賞」→「ベスト100」→「金賞」「大賞」です。11月に決まる大賞は、置いておくとしてもベスト100はかなりの力作が並びます。
また、副賞となる「グッドフォーカス各賞」も「ベスト100」からセレクトされます。
要するに、ベスト100を見るのがポイントです。
生活家電.comは、「グッドデザイン賞」に選出され、その旨を発表しているメーカーをなるべく紹介していきたいと思います。メーカーは五十音順。他意はありません。また情報が多いので、手から溢れることもありますが、よろしくお願いします。
■カリタ / Karita
コーヒー機器総合メーカーです。
今回受賞したのは、2022年春発売予定の電気ケトル「KEDP-X1」と「クリーンカットミル」の2点。
電気ケトルは、シンプルながら単調でなラズ存在感があるところを、電動ミルは裏方である業務用製品ながら、堂々と表に出しておきたくなる格好良さが評価されています。
詳しくはこちらから。
https://www.kalita.co.jp/news/content.php?id=87
■キヤノン
キヤノンは13件がグッドデザイン賞を受賞。内、1件がベスト100に入っています。
またキヤノンは、今回のグッドデザイン賞受賞製品を含むキヤノン製品のデザインについて、オンラインセミナー「Meet-up Canon Design」を開催するとのこと。EOS R3をはじめとしたカメラからプリンターまで、様々な領域のデザイナーがユーザー視点から生まれたデザインの魅力やデザインストーリーなどを語ります。オンラインセミナーの詳細や申し込み方法については、以下をご参照ください。
○主催:キヤノンマーケティングジャパン株式会社(共催:キヤノン株式会社)
○参加料:無料
○申し込みページ:https://forum1.canon.jp/public/seminar/view/4690
■ケルヒャー
世界的に名高いドイツの清掃機器メーカー。機能美に優れたものが多いです。
コメント:本体の扱いやすさ、収納しやすさ、バッテリーの使用時間、圧力など、日常の使用を考えた上で程よくバランスが取られており、使いやすい製品。
コメント:本製品は、ケルヒャー社の製品の持つデザイン言語に基づいた、独自の世界観を備えている。
コメント:業務用製品は誰でも簡単に使える必要があり、堅牢性や充分なパワーも必要。それらがデザインで表現されている。
●バッテリー式冷水業務用 高圧洗浄機「HD 4/11 C Bp」
コメント:ケルヒャーとわかる独自の世界を持つ。その中でも本製品は、防水に配慮した設計による安心感や、移動のしやすさや安定性など、バッテリ駆動の高圧洗浄機としてプロフェッショナルのユーザーに新たな体験価値を提供している。コメント:機能や仕様はもちろんのこと、堅牢性や扱いやすさが形でわかりやすく表現されている。
コメント:本製品は、片手で楽に操作のできる床洗浄機としてユーザに新たな体験価値を提供するとともに、メンテナンス時のアクセスのしやすさなど、床洗浄機のデザインに新たなスタンダードを築く、 特に優れたデザインであると評価する。
コメント:デザインは同社のデザイン・アイデンティティを守りながらも新しい言語を取り入れ、業務用であっても、機能だけでなく意匠面も使用者が気持ちよく使えるように配慮されている。
■JVCケンウッド
同社が持つ2つのブランド「JVC」「KENWOOD」のうち、JVCで3件入った。
コメント:音を作るという楽器としての深い技術を持ち合わせた同社ならではの、落ち着いた風格と良質な音源を高い技術で再現した、とても品のある商品である。
コメント:新しさよりも普遍性と信頼感を追求した空間調和的な造形メッセージは「原音探究」や「スピーカーは楽器でありたい」というメーカーの“音づくり”の思想が真摯に貫かれた結果として、多くの共感が得られた。
コメント:個人特定→最適化も独自のシステムでオリジナル感がありワクワクする。臨場感。この1点に集約され価格を抑えた技術とこだわり抜いた快適さを高く評価したい。
■ソニー
ベスト100に4モデル、グッドデザイン賞に5モデル。ソニーデザインは健在のようです。
以下 グッドデザイン賞 受賞モデルです。
詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/design/news/awards/good_design_2021.htm
🔜 to be continued
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