レポート

【太鼓判】買うならどちら? 2nd 冷凍庫にお勧めの2機種。
アクアのコンパクト冷凍庫「AQF-SF10K」と「AQF-GS13J」。


冷蔵庫は4大家電、エアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、の中の一つです。うち、エアコンは部屋毎、テレビはメインが古くなって買い替えた時、別部屋に据え置くなどしますが、冷蔵庫と洗濯機を複数持ちのは余り聞きません。
しかしコロナ禍の今、在宅勤務が増え、買い物の回数も減す様にというお達し。冷蔵庫はパンパン。
特に不足しているのは冷凍庫の容量。冷凍は食材の劣化を抑えることができますので、とりあえず「冷凍」というわけです。このため冷凍庫は特にパンパン。なんとかして、冷凍庫の容量を増やしたいなぁと思っている人は多いと思います。しかし日本の住宅事情で、2nd冷蔵庫(冷凍庫)は、とても厳しい。買えるかどうかではありません。設置スペースです。

今回は、この「狭い場所でも2nd 冷凍庫を!」と言う課題に”超”真面目に取り組んでいる「アクア」社のモデルをレポートしたいと思います。

 
◾️アクアって・・・
2000年頃から、日本の家電メーカーは、経営破綻するメーカーが多くなりました。その中の大手が三洋です。テレビ、エアコンでは、要みを発揮できませんでしたが、冷蔵庫、洗濯機は優れており、特に洗濯機は、業務用トップを走っていました。一時、パナソニックが吸収したのですが、最終的に冷蔵庫部門と洗濯機部門は、白物家電で世界的なシェアを持つ中国ハイアール社が買収しました。

そしてハイアールは、元三洋の開発メンバーを切り分けることなく、「アクア(AQUA)」という会社を立ち上げ、今に至ります。

 
◾️アクアが、2nd冷凍庫に強い理由
日本市場の冷蔵庫は、幅狭、大容量に人気が集中していますが、逆にそれが、どのメーカーも似たような冷蔵庫になることを強いています。特に日本は省エネ規制が厳しいですから、大容量、狭幅、省エネを入れ込むと、大体似た形になります。細かな技術は各社いろいろ持っているのですが、ことレイアウトということになると、野菜室の位置を上にするか、下にするのかが違うくらいです。

トップメーカーはそれで商売ができるのですが、元三洋で技術は持っているとはいえ、新会社アクアに知名度はありません。ユーザーだけでなく流通からも、大容量だけでなく中小容量をきちんと作り込んでいかないと相手にしてもらえません。中小容量は多くの場合、大容量の亜流、ディチューン版として作られることが多いのですが、アクアはコツコツと、中小容量冷蔵庫の可能性を追求しました。

これはアクアが、日本だけでなく、アジアエリアの技術開発をしていることも関係しています。日本は比較的裕福で大きな冷蔵庫が主流ですが、海外ではそこまで豊かでなく、小さい冷蔵庫が主流の国も多いです。

今やアクアのラインナップは多種多様。とても魅力的な冷蔵庫を販売する会社になったのです。

 
◾️トールか、ローか
今回、皆さんに紹介したのは、「AQF-SF10K」 102L、8月6日現在のヨドバシ価格 48,020円(税込)と、「AQF-GS13J」 134L、40,080円(税込)です。

AQF-SF10Kの売りは、幅:36cm。熱こもりを考慮しなければならないので、設置は幅:40cmでピッタリという感じです。AQF-GS130の幅は50.3cmと幅が必要なのですが、冷蔵庫、チルド庫、冷凍庫のトリプル変身が可能。

左より)AQF-GS130、AQF-GS150、AQF-SF10K。
AQF-GS130は上に家電が置けて使える前提で設計されている。


しかし、これだけだと、まだ納得した決断はできないと思います。
400Lクラスの冷蔵庫とスペックを比較しながら、説明して行きたいと思います。

 
まず、奥行きを見てください。
差があるように見えますが10cm位程度。要するに幅と高さが稼げない分、奥行きで内容量を稼いでいるわけです。

AQF-SF10K。幅のほぼ倍の奥行を持つ。


次に注目して欲しいのは、高さです。2ndモデルはなるべく小容量の方がベターです。と言うのは、冷凍庫は容量が大きいほど消費電力が高いからです。このため、高さはかなり低い。しかし低い高さは2つに分かれます。上に電子レンジのような、別の家電を置いて使える高さか、余り使わないモノをただ置いておくだけの高さかと言うことです。2010年のデーターによると、30歳の日本人女性の平均身長は158.3cm。目の高さは身長×0.93 cmですから、147.2cm。そして肩位置は、身長×0.8=126.6cm。

要するに、AQF-GS13Jは上に家電を置いて使えるわけです。実際、昨年2020年6月に発売されたAQF-GS13Jの販売状況は、かなりいい様です。考えてみると、2nd 冷蔵庫のスペースは空いているわけではありません。作るわけです。棚に電子レンジを置いていたら、その棚を2nd 冷蔵庫と交換するなどするわけです。となると、家に家電を置けるのは一つの理想です。AQF-GS13Jは魅力的なわけです。ちなみにアクアは、そこは心得ており、電子レンジに耐えられるように、AQF-GS13Jの天板は耐熱仕様です。

耐熱性なし、家電を置いて使わないAQF-SF10Kの天板。
汚れが付着しにくく、拭き取りやすいシボ加工がされている。


では今年追加発売したAQF-SF10Kのポイントは、狭幅以外にはないのでしょうか? 実はあるのです。それは内容量。2桁ではなく、3桁、100Lを超えていることです。99Lと101Lの差は2Lです。しかし、よく入りそうだなぁと言う感じは全く違います。心理的な差は大きいです。また、36cmの幅だと、オーブンレンジが置けませんし、高すぎるとバランスが悪くなります。AQF-SF10Kは唯一無二の仕様なわけです。

 
◾️年間の電気代
さて、電気代をみると、なんと大きな冷蔵庫が一番少ない。これは毎年毎年省エネを粘り強く、頑張ってきたためでもあります。しかし傍流である上、冷凍が当たり前の2nd 冷凍庫は、省エネに関しては、まだまだ。

実際、どの位、電気代がかかるのかと言うと、370kWh/年。9999円。ほぼ1万円、833円/月です。

 
◾️AQUAのもう一つの魅力は?
冷蔵庫、冷凍庫のポイントは、自分の思う通りにレイアウトしてモノを収納できることです。大きな引き出しも悪いとは言いませんが、現在の冷凍食品はそんなに大きくありません。このため大きいスペースが「ボーン」とあるより、小さな引き出しで整理した方が楽です。アクアの2nd 冷凍庫は、ほぼ全てが、棚と引き出しの組み合わせ。デッドスペースが生まれにくく、とても使いやすい。

AQF-SF10Kの2段目、3段目の引き出しを抜いたところ。
棚の上に引き出しを載せる構造なので、棚としても使える。


いろいろな冷凍食品。極めてサイズが似ている。
並べて整理が一番しやすい。


アクア社の冷蔵庫は、冷蔵室から野菜室が透けて見えるなど
レイアウトに関する様々な工夫がされているので、使いイイ。


 
◾️まとめ
幅、高さ、奥行がよく考えられており、置きやすく、実用的な内容量。それに加えて、電気代もリーズナブルな上に、整理整頓しやすい。
AQF-SF10K とAQF-GS13J、共に推しモデルです。

 
 
商品のより詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
https://aqua-has.com/freezer/
 


 

 
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2021年8月6日

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