日立 ルームエアコン「白クマくん」
新製品発表会
9月12日に、日立からルームエアコン「白クマくん」の新製品発表会が行われました。
状況をレポートしたいと思います。
■今回の目玉は、「くらしカメラツイン」
日立は自分たちが販売した製品へのユーザーの意見をきちんと受け止めているメーカーです。
日立の調査では、2012年に搭載した「くらしカメラ」に関しては、72%のユーザーから支持されているそうです。
「くらしカメラ」は、「人の動きと人数の変化を的確にキャッチできるため、適切にエアコンをコントロールできるため、快適空間を作り出すことができる上、なおかつ省エネ運転もできる技術」です。
新しい「白クマくん」はその支持されている「くらしカメラ」を進化させました。
名付けて「くらしカメラツイン」。今までの人の位置、活動(人数の変化など)を把握できる画像カメラの「くらしカメラ」に、床・壁温度に加え、人間の周囲の温度を見ることができる「温度カメラ」を組み合わせたのです。
双方を組み合わせると正確な温度図ができるわけです。
その組み合わせに、画像解析技術が使われます。これらの技術は日本の得意分野ですからね。
その結果、いろいろなモノの正確な距離が分かるようになりました。今までの「何人」「どの辺りにいる」から、「何人」「どこにいる」「顔の温度」「手足の温度」「周囲の温度」「熱源(焼き肉、鍋、ホットカーペットなど)の有無、状況」等も分かるようになったわけです。
鍋を食べている人に、暖かい風を送風しても余り意味はないので、別の所を暖めるとか、夏場のキッチンはそれは暑くなりますから、こちらは優先して涼風を送るなどです。
■「ゆか暖30」、「すぐ暖30」
女性の悩みは、手足の冷え。運動すればよくなるという人もいますが、私の周りでも多くの女性が「冷えるの」とか「手足だけ冷たいの」とか言っています。
「くらしカメラツイン」で、温度制御が上手くなった新型白クマくんは、これにも対応します。
「ゆか暖30」は、30℃の温風で素早く足を温める機能。床暖房に近い足からポカポカ温まる機能です。
また寒い冬の日、なかなか温風がでないことがあります。
新しい白クマくんは、「すぐ暖30」を搭載。起床時間、帰宅時間をセットしておきますと、余熱をしてくれます。入室して約30秒で温風が出ます。
朝一番に起きてご飯を作らなければならない人、部屋が寒いので帰りたくない人などには重宝がられる機能です。
■使える小技「間取りリサーチ」
日本は大部屋を区切って使うことを良くします。元々日本の家屋は柱の間をふすま、障子で、間仕切りをする形で建てられて来ておりますので、伝統的な使い方と言えるかも知れません。
今回のくらしカメラツインは、ここまで検知します。名付けて「間取りリサーチ」。
部屋の形を把握しながら、効率よく空調してくれるわけです。
理解してもらえるように、ちょっと動画を入れます。
■ダブルステンレスフラップを追加
空気中のホコリ、カビ、菌を集めてしまう上、多湿になることもあるエアコン内部は、割と黴びます。使わない時期に繁殖すると大変。自分で掃除ができない場合、プロのクリーニング・サービスを頼むことになり、お金もかさみます。
日立は、ステンレス・クリーン・スシテムを採用。エアコンの通風部にステンレスを使用しています。今回は、2枚のフラップもステンレス化。
更に、ビッグファンには銀イオンコーティングで除菌。チタン熱交換器にも除菌、防カビ機能を付けています。
■省エネ
現在の日本の各メーカーは、省エネにすごく力を入れています。
今回の白クマくんも例外ではありません。力を入れています。
新型白クマくんシリーズは、全9種類。10月下旬からの発売。
(26畳程度用の RAS-Z80D2のみ2014年3月中旬発売)
希望小売価格はオープンです。
18畳程度用のRAS-Z56D2で、市場導入時 約31万円の見込みです。
2013年9月20日
タグ: エアコン