レポート

【太鼓判】新感覚、ソフトタッチ。ヌイグルミのように、常に隣に置いておきたい空気清浄機。
エレクトロラックス 空気清浄機「Well A7」。


最近何かと言うと引っ張り出される北欧デザイン。シンプルで優雅なそのデザインは、長い冬を家に籠もって過ごさなければならい時を考慮して作られたモノ、飽きがこないデザインです。それは、今の外に出てはいけないと言うコロナ禍と同じ状況とも言えます。
そんな北欧デザインの中でも、今までとは異質のデザインの空気清浄機があります。エレクトロラックス 空気清浄機「Well A7」がそれです。
 

エレクトロラックス Well A7。
フロントビュー。ライトグレーで目立ちを抑えている。


 
◾️今までの空気清浄機とあまりにも違う「柔らかな感触」
「女の子大好き、北欧デザイン!」というキャッチフレーズを使ったことがないメディアはないほど、ここ数年いろいろなメディアが「北欧デザイン」を特集しています。そのそれは家電にも同じです。

しかし、本家本物スウェーデンの空気清浄機もあります。日本で手に入れられるものだと、エレクトラックス社とブルーエア社が有名です。今回レポートする「Well A7」は、エレクトロラックス製です。

「Well A7」のデザインは、横長の「クッション」という感じの極めてソフトなデザイン。ソファーの横が似合うデザインです。オブジェのような強い存在感はなく、その場に「溶け込む」感じです。別の言い方をすると「ハード感のない、柔らかな感触の家電」と言えるでしょう。普通の家電と全く違う感じです。

持ち手は「革」。


また手に持って移動させることができるため、取手がついているのですが、なんと「革」。今までの家電とは、デザイン思想が全く違います。
フィルターサイズに対し、本体面積が大きく、通常の空気清浄機に強くみられる「効率」を全面に出したものとは異なります。

 
◾️スピード、対応エリア面積という今までの重要事項(能力)は、イマイチ。
基本的に、近接用です。空気清浄機は、パワーがあるものは遠くにセットしても良いのですが、パワーがないものはなるべく近くにセットした方がベターです。

カタログ値で、~約25畳(約41㎡)、約11.5分感心するほどではないです。というより、ちょっと遅め。パワーがあるものは、多くの場合8分以下です。

ただし、「3つのフィルター」と「イオンオーガナイザー」で、花粉、ハウスダスト、黴菌、PM、ウイルスなどのトラップ除去、臭いのする化学物質、揮発性有機化合物(VOC)の除去はバッチリです。

3つのフィルターというのは、粒子の大きな埃などをキャッチする「メッシュフィルター」。(プレフィルター。水洗いで何度も使えます。これがないとメインフィルターの寿命はは短くなります。) その次のフィルターは、粒径0.3µmの粒子を99.97%キャッチする「HEPA13フィルター」。これがメインフィルターになります。当然、黴菌(バイキン。カビと細菌を合わせた言葉です。昔の人はうまい言葉を作り出したものです。)もトラップされます。菌はウイルスと異なり生物。水と栄養があれば、繁殖する可能性があります。このため、フィルターに抗菌層をかぶせ、集塵した菌の能力を99.99%抑える仕様になっています。そして、臭いや有害ガス、化学物質をキャッチする「活性炭フィルター」。真っ当な空気清浄機は、この3つのフィルター、もしくは同等の機能をするモノをを必ず備えています。

フロントカバーを外すと、フィルターが顔を出す。


古いMac iBookのディスプレイデザインを彷彿とさせる。


外側:メッシュフィルター、内側:HEPA13フィルター


 

HEPA13フィルターの次に顔を出すのは、
外側:活性炭フィルター、内側:イオナイザー・ファン。


使い捨てフィルターを上から。
白:HEPA13フィルター、黒:活性炭フィルター。


 
そしてイオナイザーは、イオンを発生させて空気中の粒子をより大きな塊にします。単独だとトラップできないウイルスなども、塊にすることでフィルターで集塵できるようにしするのです。

 
◾️隣でも気にならない位静か。
あと、素晴らしく静かです。一番うるさいファン・スピード9でも48dB。事務所レベルです。3m位離れても、普通に会話ができるレベルです。
一番静かなファン・スピード16dB。雪の降る音が、20dB位と言われています。実に静です。

 
◾️空気清浄機はコネクテッドの方がいい!
そして、かなり良いなぁと思ったのは、コネクティドであることです。

使うアプリは「Electrolux Wellbeing」。接続はWiFi。接続は難しくありません。至って普通に接続できます。
コネクティドのメリットは、スマートホンをリモコンの様に使えるので、操作が楽になることもありますが、エアクオリティとして「PM2.5」「PM1」「PM10」「TVOC(総揮発性有機化合物)」「eCO2(推定 二酸化炭素量)」「湿度」「温度」という、空気質データーが表示されるところがいいです。CO2量は換気の目安として重要ですが、最近まで蔑ろにされて来ました。それは測定器が割と大きくなるためですが、推定にせよC02量がわかるのは嬉しいです。これがバッチリわかります。

アプリ「Electrolux Wellbeing」のメイン画面。


記録が取れるところがプラス。
何をすると空気質が変わるのかがわかる。
この時は料理。


こうでない場合は、とにかく空気清浄機を信じるしかありません。しかし空気清浄機が対応してくれるのは、上のデーターでいうと「PM2.5」「PM1」「PM10」「TVOC(総揮発性有機化合物)」のみ。「eCO2(推定 二酸化炭素量)」「湿度」「温度」には対応できないので、情報は不要と考える人もいられるかも知れませんが、私はあった方がベターだと思います。

 
◾️自由度の高い設置
この様に、隣で使うのにいい感じの、「ヌイグルミ感覚」と言ってもいい空気清浄機ですが、もう一つおまけがあります。それは「壁掛け」で使えること。

私は空調家電はなるべく少なくしたいと考えですが、その理由は空調家電の種類が多いからです。扇風機、サーキュレーター、エアコン、空気清浄機、除湿機、加湿器、そしてウイルス用の空間清浄機。あと、CO2排出のための換気扇は欠かせません。真っ当な空気で室内を満たすためには、実に大変なことがわかります。

そしてこれらの家電のほとんどが、床置き。全部置くと、人のいる場所がなくなく感じです。そう言う意味でも、いろいろな使い方ができる、Well A7。お勧めの空気清浄機です。

 
◾️まとめ
エレクトロラックス「Well A7」。能力だけから言うと、決して超一流というわけではありません。しかし、これほど人に添う感じの空気清浄機は、類を見ません。そのユニークさで、「太鼓判」を押させていただきます。

 
 
商品のより詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
https://www.electrolux.co.jp
 


 

 
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2021年7月6日

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