“IFA2013″ ヨーロッパ文化をも紹介
デロンギ・プレス・カンファレンス
IFAはお祭りです。このため色々な所に趣向が凝らされています。
今回は、音でも楽しんでください。
開催地:ヨーロッパはいろいろな文化を持っております。
スポーツでいえば、サッカー、自転車、カーレース。音楽でいえば、1ヶ月前までは至る所でクラッシックの音楽祭をしていました。
また貴族文化の栄えたところでもあり、嗜好、贅沢が分かっていれば、サロン文化もあります。
小イベントはサロン的に、優雅に穏やかにという訳ではないですが、デロンギのプレス・カンファレンスの中休みのイベントは、「さすが違う」と思いました。
ショパンの「英雄ポロネーズ」と「練習曲第4番」を、アレクセイ・ゴルラッチ氏の演奏で挟んだのです。
有名なピアニストですから、私はびっくりしてしまいました。
演奏は、こんなプレスだけで聴くのはもったいない位。左手のタッチが極めて明確な演奏であり、音は色彩豊かで立体的。この様な場ですので、ヴィルティオーゾいわゆる名人芸のこと。譜面に忠実ではなく、その時の雰囲気に合わせ、自分の技量で曲の雰囲気をアレンジする。インパクトは凄いが、コンテストでは邪道とされ、廃れつつある弾き方。昔の大ピアニストは、皆ヴィルティオーゾだった。かくあらんやの演奏でした。
手持ちのiPhoneで思わず録音した音を、mp3変換で一曲公開します。エチュードの方です。
音質に期待はしないで! 雰囲気を感じてもらえればと思います。
興味を持たれた方は、是非彼のコンサートに参加してください。
素晴らしい体験ができると思います。
熟々(つくづく)、本場は凄いと思った瞬間でした。もっとも印象に残ったパフォーマンスだったのでお伝えします。
2013年9月15日