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シロカ、奈良県立医科大学、MBTコンソーシアム、スイスLaurastar社との共同研究により、ドライマイクロファインスチーム(DMS)技術搭載のスチーム噴射装置の新型コロナウイルスの99.99%以上の減少効果を実証。


シロカ(株)とLaurastar SAは、公立奈良県立医科大学 微生物感染症学講座、(一社)MBTコンソーシアムとの共同研究により、Laurastar社が開発したドライマイクロファインスチーム(DMS)技術搭載のスチーム噴射装置を用いて、高温のスチームを5秒間連続噴射することで、綿・ポリエステル・プラスチック素材に付着した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 )が99.99%以上減少することを実証しました。
 

シロカが販売している、Laurastar社の加圧式除菌脱臭スチーマー IGGI(イギー)。
ライマイクロファインスチーム( DMS)」を搭載


 
SARS-CoV-2は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因となるウイルスであることが知られています。当テストでは、家庭で一般使用される布・プラスチック素材を用いて、DMS技術の活用が、日常的に使用される布製品・日用品のウイルスの除菌に有効であることが期待できる結果となりました。
また、ウイルスは自己増殖能力を持たないため、スチームによるウイルス減少効果はスチーム噴射以後ずっと持続すると考えられます。

 
Laurastar社は、スイスで創業以来40年以上の歴史を持つアイロンの世界的ブランド。世界トップクラスの技術力と世界40ヵ国以上の販売実績を持ち、 高い技術力と品質への信頼から、ファッションデザイナーなど、プロが扱う逸品として愛用されています。

 
DMS技術は、Laurastar社が開発した独自の技術であり、高温かつ高圧の非常に細かい霧状のスチームを噴射することができます。この技術をスチームアイロン製品に活用することで、短時間に布製品のしわを伸ばし、繊維の奥深くに潜むウイルスや細菌まで除去することができます。

 
Laurastar社は、DMS技術の効果を世界の第三者試験機関と共同で実証する取り組みを実施しており、これまで「ヒトコロナウイルス229E(HCoV-229E)」「大腸菌」「黄色ブドウ球菌」「カンジダ菌」などのウイルスや細菌類の除去、「生きたダニ」の死滅、「スギ花粉」「ダニアレルゲン」などのアレルギー物質の除去、「脱臭」等の効果を実証してきています。

今回は、医学知識で新産業の創生を目指す奈良県立医科大学とMBTコンソーシアム、およびLaurastar社製品の日本における販売代理店であるシロカと共同で、新たに「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」に対する効果を実証したわけです。

 
◾️新型コロナウルス(SARS-CoV-2)に関する実証試験の概要
試験実施機関 奈良県立医科大学
検証装置 Laurastar社のDMS技術搭載スチーム噴射装置
対照試験 上記装置を利用しない場合との比較
試料 綿片、ポリエステルの布地(衣類を裁断した布片)、プラスチック材
検証ウイルス 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
試験方法 1. ウイルスを付着させた試料面から1mmの距離に検証装置の噴出口を設置
2. スチームを5秒間連続で噴射
3. ウイルス回収液を用いてウイルス感染価をプラーク法にて測定 4. 3日間培養後細胞を観察し、 ウイルス感染価ならびにウイルスの不活性化効果を算出
 

A) スチーム噴射なし(ポリエステル)、B) 噴射あり(プリエステル)
C) 噴射あり(プラスチック)、D) 噴射あり(綿)


 
■試験結果
検証装置を利用した場合、利用しない場合に比べてウイルス感染価が99.99%以上減少した。また、ウイルス不活性化効果(Mv)は4.42以上を示し、ISO 18184付属書GおよびSEKマーク認証基準において「十分に効果がある」とされる基準値3.0を上回った。

 
◾️Laurastar DMS技術に関する国内・海外での実証試験結果一覧  
シロカのHPは、以下のURLでご確認ください。
https://www.siroca.co.jp/index.html
 


 
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2020年12月8日

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