“IFA2013″ 一見に値する芸
PHILIPS 壁を登る掃除機
PHILIPS(以下フィリップス)はよく「欧州の巨人」といわれます。
しかし現在、日本で買えるのは、PCオーディオ機器、ヘッドフォン。電気ひげそり、電気歯ブラシ。大ヒット作「ノン・フライヤー」。というところでしょうか?
しかしフィリップスは家電だけでなく、照明関係、医療関係でもトップレベルです。また、CDからBlu-rayに至るまで光ディスクでも第一人者です。製品だけでなく、特許だけで食べて行けるといわれるほど広範囲な発明力を持っています。
■掃除機コーナーで唖然
とにかく動画を見てください!
昔、フルタイム4WDという言葉が、まだ一般的でなかった頃、アウディはスキー台を登るクアトロをCMで流し大喝采を受けました。それを彷彿とさせます。
掃除機に搭載してある「Airflow Max technology」のデモですが、とにかくインパクト大です。もしかしたらIFA No.1のデモかも知れません。
■フィリップス・デザイン
フィリップス製品の特徴の1つに「デザイン」が挙げられます。
控えめでながら、主張するデザインを小変更しながら長く使って行くやり方です。
実は今年18年間使ってきたフィリップス製のコーヒーメーカーが壊れ、泣く泣く処分しました。ドリップ式なのですが、サイフォンを思わせる形で何となくユーモラスな所が気に入り、結婚した時買ったものです。
で、フィリップスのブースに行くと、そのデザインのコーヒーメーカーがあるではないですか・・・。
ちょっと嬉しくなりました。
またスティック掃除機。これもフィリップスらしさが横溢しています。
■力が入ったコーヒーメーカー
フィリップスは、傘下にエスプレッソ・マシンで有名なSaeco(サエコ)を持っています。このため、フィリップス・ブランドとしてはドリップ型のコーヒーメーカーに力を入れています。
展示を確認しているとエスプレッソ・マシンでトレンドといった、2種類の豆が使える機能メリタ社のコラムに詳しく書いてあります。を持ったコーヒーメーカーを大々的に宣伝していました。
■総合家電メーカーだが、日本、韓国と違う。
ホール1つを貸し切った展示ですので、なんでもある感じです。さすがに総合家電メーカーです。
しかし日本、韓国メーカーがしている様な、全部フィリップス製品なら、何ができるのかという展示は見つけられませんでした。全体を見ますと、個々の製品をよりよく使うにはという視点がとられている様に思います。(例えば、ノン・フライヤーは、タブレットとつながることにより、メニューを増やせるなど)
多様な人種、価値観が入り交じり、実質的な経済成長が低い欧州の総合家電メーカーの地に足が付いた解答のようにも思います。
では最後に日本で売っていない家電の数々です。
2013年9月14日
タグ: 2013, 2種類の豆, IFA, PHILIPS, コーヒーメーカー, サエコ, デザイン, フィリップス, 壁, 掃除機, 総合家電