今、大相撲は新旧交代の波が押し寄せています。前頭下位に、元大関が4人並ぶなんてありませんし、優勝に貪欲な白鵬が途中休場するなんて、よほどのこと。15年間綱を張り続けていますので、さすがの白鵬もかなりガタが来ているのでしょう。
そんな中、場内を沸かし続けているのは、序二段まで番付を落とし再び返り咲いた照ノ富士と、新進気鋭の朝乃山。取り組みも楽しみですが、この瞬間をできる限り鮮明に残したいと思うのも人情。安価なミラーレス一眼で挑戦してみました。
格闘している間、相撲取りは全方向に動いています。右にとらえたと思ったら、次の瞬間は左なんて珍しくもありません。単純に言うと、画面中央にとらえるだけでかなり大変です。そんな時便利なのが自動焦点機能と連射。露出をあらかじめ合わせ、後は連射の多用です。
問題は、時間。メモリをおごったモデルではないので、長時間連射は無理。数秒。その上、その後はデーターをSDカードに転送終了するまで、フリーズ。機能が止まります。つまり、全部撮って後からピックするのはできるのですが、それがどのタイミングで撮ることができるのかを予測しなければならないわけです。
お金に本当に糸目をつけない人なら、もっと連射に特化したモデル、全体を超高画素数で撮り、後でトリミングすることもできますが、手持ちの機材で凌ぐしかありません。
照ノ富士と朝乃山、両者組んでの投げ合戦と予想。勝負が決まった瞬間も撮影したいので、立ち合いは捨てて後半にかけることにしました。それでも長い相撲になったらアウトの可能性は否めません。
しかし、この両者、私は次の横綱候補と思っています。
まず相撲がキレイです。特に、照ノ富士は、粗いところが修正されており、横綱相撲と言ってもいい取口。かたや朝乃山も、何が来ても動じず、落ち着いての相撲は、見てて気持ちがいい。
勝負は、朝乃山の立ち会いのあたりを照ノ富士がうけ左四つ。照ノ富士の形です。照ノ富士が出ると、朝乃山は投げを打ちますが、照ノ富士はそれを上手く返し、胸を合わせ寄り切ると言う内容でした。
写真の方をご覧いただきましょう。

仕切り。
朝乃山は先に手を付き待つ。この万全の落ち着きが好き。

立ち会い後の左四つ。
両者がっぷり。巨体を活かした押し相撲が多いが、やはり相撲の形と言うと、組んだ瞬間。

投げを打つ朝乃山。照ノ富士は腰を残している。

見事、寄り切り。
2020年は、平幕どん尻が大活躍しています。照ノ富士も優勝できるといいですね。
しかしレンズキットで8万円のカメラは予想以上に頑張ってくれました。かなり満足度の高い写真が撮れたと思います。
ちなみに今回の席は、Bマスの向こう9の2です。
今回珍しく、仕切りの間に、照ノ富士が口を開けていました。
当然、パチリ。

吠える照ノ富士。
原稿を書いているうちに、そろそろ14日目、中入りです。続きを見なくっちゃ。
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