“IFA2013″ これが理想のエスプレッソ・マシン!?
パナソニックの実力
水戸黄門が終わり、ナショナル劇場も終わりました。そう、これで旧 松下電器産業社、現 パナソニック社の初めて商標「ナショナル(National)」は全て記録として収まることになったわけです。
ナショナルの商標は、昭和2年。国民役に立ち、日本の役に立つという願いが込められたと聞いています。今だと、「人にやさしい」と言うことです。
2008年にグローバルで強くなるため、全て「パナソニック」に統一されましたが、パナソニックは米国でナショナルの商標が使えなかった当時、アメリカにはナショナル・ラジオ社があったためため、作ったものだと聞いています。パナはその当時映画で使われていたPANAVISON横縦比 2.35〜2.4:1。現在最も主流のワイドスクリーンの撮影方式。パナビジョン社の登録商標でもある。である。から、ソニックは「音の」「音響の」という意味ですから、生活家電ではなく、AVを意識したものです。
しかし、今回のIFA パナソニック・ブースに大々的に展示されていた全自動エスプレッソ・マシンは、「人にやさしい出来」でした。
ナショナル・ブランドが似合う優れた生活家電と、個人的には評したいと思います。
■全自動エスプレッソ・マシンの欠点
エスプレッソ・マシンは加圧抽出です。このため通常のコーヒーメーカーより重くなります。
また全自動だと豆を挽くためのグラインダーが組み込まれています。ますます、大きく、重くなります。
コーヒーメーカー、ポップアップ・トースターはテーブルの隅にあると、様になるのに対し、全自動エスプレッソ・マシンは厳しい言い方をすると「邪魔」というしかありません。
ということで、主に台所に置かれます。また豆、水の供給と、コーヒーかすの掃除はしなければなりませんから結構いじらなければなりません。
重くて動かせない。供給するものが多い。この様なマシンの使い勝手を良くするのに必要なのは・・・。
フロント・コントロールです。
フロント・コントロールというのは、マシンの前面から全ての対応をすることができるという意味です。
背が低いところに配置される場合は、天面前方も含めることができます。
しかし、割とこうなっていないのですね。特に「水タンク」が後ろもしくは天面最後方から入るマシンが多いです。メーカーの方から「手感触で入れてくれ」と言われたこともあります。
逆に言えば、全自動エスプレッソマシンは、置く場所をものすごく選びます。
■パナソニックのエスプレッソ・マシン NC-ZM1
NC-ZM1は、水の供給と、コーヒーのかす入れはフロント・パネルから、豆の供給は天面からです。
しかも液晶パネルは、字ではなく図解です。
一目で分かる。これも重要です。
エスプレッソ・マシンでの味の差は中々出にくいエスプレッソを美味しく入れるための圧力、温度などは非常に明確。当然、その設定にしますので機械で味の差は出しにくいです。エスプレッソ・マシンのグレードは付いている機能の差で決まりますので、使いやすさが大きなポイントになりますが、これだけ使いやすそうなのには初めて出会いました。
ちなみに会場で、エスプレッソを淹れてもらい飲みましたが、美味しかったです。
ベルリンの空港で広告看板を見つけました。本当に頑張って欲しいと思います。
■その他の展示品
総合家電メーカーですので、ありとあらゆる家電が並んでいました。主立ったものの写真です。
2013年9月13日
タグ: IFA