コロナ自粛の中、私が困ったのは、次の3点。
1つ目はマスクがない、2つ目は小麦粉がない、そして3つ目は床屋が休みです。
電気シェーバーに付いている「キワ剃り刃」でもみあげをカットすることはできます。しかし、頭全体を、自分で短くしようとなると、これがまったくできない。手も足も出ない状態です。そこで「バリカン(ヘアカッター)」の登場です。今回は、その時テストしたマクセルイズミのバリカン「Cleancut(クリーンカット) HC-FW28」をレポートします。
▪️鬱陶しさが止まらない
「I can’t stop the loneliness
こらえきれず 悲しみが止まらない」は、杏里の古典的名曲「悲しみが止まらない」の一節です。
それと同じなのが、中途半端に伸びた髪、鬱陶しさが止まりません。
では、床屋が休みの時は、どうするべきでしょうか?
マクラでも書いた通り、シェーバーでは、コメ髪しか手が出せません。というわけで、セルフカットができるバリカンの登場です。
先日、ネットに、目を離した隙に子供がバリカンを使った結果がアップされていました。兄も妹も、前から見るとまだそれなりなのですが、てっぺんと後ろは悲惨。妹は母親に、この髪型嫌いと言いはります。まぁ、子どもの場合は、それなりのスピードで伸びますし、兄妹でついと言えば、言い訳も立ちますが、大人ではNG。コロナ禍でも仕事は止まりませんし、テレビ会議もあります。
では、セルフカットするには、どうすればいいのでしょうか?
キーは「アタッチメント」です。
◾️バリカンは「アタッチメント」が重要
セルフカットと言いますが、自分で短くしようとするとこれが実に対応し難い。
理由は簡単。「長さの制御ができない」からです。もみあげの処理は、基本残すか、全部刈るかの二択。しかも鏡を見ながらできます。だからこそ、シェーバーでもできるのです。しかし、シェーバーの剃り味は抜群ですね。シェーバーを作っているメーカーですから、体毛に馴れていると言うわけです。
そうなのです。セルフカットで重要なのは、バリカンを不器用に当てても、刈らずに残す事ができるアタッチメントなのです。
床屋で刈ってもらう場合、バリカンで形を整え、ハサミで細部まできれいにします。
私の場合、やや短髪ですから、行き付けの床屋のバリカンは12mmにセットして刈ってくれます。
全部ではなく、襟首、耳元。そこら辺は、12cmでという感じです。しかし、長めが好きな人は、当然、12mmではダメですね。数cm必要でしょう。
ここで重要なのは、「必ず目でみて判断する」と言うことです。手で触った感じで決めてはいけません。多くの場合、触った感じだと長い様でも、見てみると短いなぁという事が多いからです。
◾️アタッチメントがいいバリカン、マクセルイズミ Cleancut 「HC-FW28」
今回紹介するモデル、マクセルイズミのバリカン「HC-FW28」の場合、3つアタッチメントを持っています。「ノーマルカットアタッチメント」、「サイドカットアタッチメント」、そして「スキ刈り/ナチュラルアタッチメント」です。
「ノーマル」があるのに「サイドカット用」が別にあるのは、「耳」のためです。耳は凸凹がありますし、ちょっと傷つくとカッカして、あまり気持ちのいいものではありません。このため、サイドカット用のアタッチメントは、ノーマルカット用のアタッチメントより、より丸みを帯びています。ちょっと太めの様に見えるアタッチメントですが、使って見ると痛くなく、程よいフィットが得られます。
また、ノーマルカットとサイドカットは、それぞれ、1~35mm、3~10mmに1mm 単位で正確に合わせることができます。しかも本体の調整ダイヤル1つで、調整できますので、とても使いやすいです。以前、長さが変えられない固定式のアタッチメントを使ったことがありますが、その都度、アタッチメントを変えなければなりませんし、アタッチメントの置き場も確保しなければなりません。これが、結構、面倒くさいです。
スキ刈り/ナチュラルアタッチメント。こちらは、長さを制御する普通、サイドのアタッチメントと同時に装着、使うことができます。
◾️セルフカットでの必然性能。防水&コードレス。
セルフカットは髪が散らかります。髪の毛を散らかさないようにするセットもありますが、最後の洗髪他をしなければことを考えると、一番楽なのはお風呂でカット、そのままシャワーです。となると防水性能です。また、バッテリー駆動であることも必要性能です。
この性能、極めてシェーバーに近いです。となると、シェーバーを作っているメーカーのモデルが安心できます。シェーバーメーカーは刃も定評があるメーカーが多いです。マクセルイズミもそんなメーカーです。
◾️バリカンは「心の余裕」をもたらす家電
さて、そうは言うものの、バリカンなんてと思われる人も多いと思います。が、あるとないではかなり違います。コロナ禍の下、自宅自粛で悶悶としているのは、かなり良くないです。外に出て、床屋を探し、挙げ句の果てに、コロナをもらってしまったら泣くに泣けません。
しかし、バリカン一つあると余裕が出てきます。
全体を刈らなくても、気になるところだけでもいいですし、ゆっくり全体を刈るのもあります。というより、不快感を押さえ、清潔度を増すことができます。これは消毒にもプラスです。
バリカンの売価は、数千円。これで、余裕が買えるとも言えます。
尚、バリカンを使う時のポイントは、使用後のメンテナンス。風呂などで使い放っておくと錆びます。使う回数が少ないですから、刃自体の摩耗、バッテリーのヘタリは余り考えずとも大丈夫です。メンテナンスもすると心に余裕が出てきます。「ひま、ヒマ、暇」と連呼するより、よほど有意義。
たかがバリカン、されどバリカン。あると中々面白い家電でもあります。
今回紹介したモデル。当然、生活家電.comの「太鼓判」でもあります。
◾️スペック
サイズ | W44.6×D46.8×H188.5mm |
電源 | AC100V~240V 50/60Hz |
消費電力 | 7W |
付属品 | ノーマルカットアタッチメント、サイドカットアタッチメント、スキ刈り/ナチュラルアタッチメント、オイル、掃除用ブラシ、電源アダプター、ヘアーアレンジシート |
充電コード長 | 1.8m |
本体重量(kg) | 0.18 |
商品のより詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
www.izumi.maxell.co.jp
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