豆知識

自分に合ったマスクの見つけ方。
形状、サイズの見方。


メーカーごとに表現は変わりますが、大人用の「大」「中」「小」、そして」子供用」の4種類があります。人によって顔の大きさがそれだけ違うのです。今回は、自分の顔にあったマスクの選び方と、正しい装着に関するお話です。
◾️サイズが合わなければ、マスクは役に立たない
非難轟々のアベノマスク。正直小さいですね。マスクが小さいとどうなるのか、顔とマスクの間に隙間ができるのです。

冬におとなが子供のふとんをかけてもスースーするだけで、あまり温かくなりません。理由は、ふとんの端が隙間なく敷布団と接していないからです。一部でも隙間があると、そこから隙間風が入るので寒いのです。

小さいマスクは、これと同じ。顔とマスクの間に隙間ができます。そうすると、その部分は抵抗がないわけですから、どんどん空気が入ります。当然ウイルスを含む飛沫も。このマスクの外側と内側の粒子差を「漏れ率」と言います。0%が一番良くて、100%は付けている意味がないというわけです。

実際、聖路加国際大大学院の大西一成准教授(公衆衛生学)が、届いたアベノマスクの「漏れ率」を5回計測したところ、5回とも100%の漏れ率だった。つまり、役に立たないマスクを巨額な税金を使って、国民に配っているわけです。布マスクは自分が感染している時、人にうつさないために付けると良いとされていますが、これでは、ちょっと酷すぎる。では、自分に合うマスクはどの様にして見つければよいのでしょうか?

 
◾️マスク購入時にチェックすべきこと、購入後にチェックすべきこと

多くの種類やサイズの中から、自分に合ったものを選ぶとき、注意したいのが用途と顔への密着性、そして付け心地です。

しかし、アベノマスクの様に、実際にはマスクを購入前に試すことはできません。なので、購入後の使用感もチェック。2〜3回買ううちに、自分に合うものを見つけたいものです。選ぶようにしましょう。チェックポイントは下記の通り。

 
◾️購入前
●素材・機能(マスクのパッケージ記載してあります)

●形状

マスクの形というのは、平型、プリーツ型、立体型のことです。
多くの場合、パッケージのイラスト、写真で確認することができます。
それぞれ、次の様な特徴があります。
平型 高い保湿性と保温性が特徴で、乾燥からノドを守るのに役立ちます。綿なので肌にも優しいです。
プリーツ型 圧迫感を与えません。また口の動きにも柔軟に対応。マスクと口の間に空間があるので、呼吸がラクに行えます。
立体型 隙間なくピッタリとフィット。マスクと口元の間に空間があり、プリーツ型同等以上の効果があります。また口紅うつりが少ないのも女性にはプラス
 
●サイズ

サイズは、「子供用」「小さめ」「ふつう」「大きめ」があります。
測り方は、以下の通りです。

1)親指と人差し指でチョキを作ります。

2)耳の付け根の一番高いところに親指の先端を当て、鼻の付け根から1cm下のところに人差し指の先端を当てます。

3)その状態をキープして離し、親指から人差し指までの長さを測れば、それがサイズの目安になります。

測定サイズ おすすめサイズ
9~11cm 子供用サイズ
10.5~12.5cm 小さめサイズ
12~14.5cm ふつうサイズ
14cm以上 大きめサイズ
 
◾️購入後チェックすべきこと
●顔とマスクとの隙間

●耳かけによる耳の痛みの有無

●呼吸のしやすさ

●ゴワゴワしたり、肌あたりでの不快感の有無

 
これらへの対応の一番は、素材変更(不織布→布)です。また、耳掛けに関しては、補助具もあります。

 
今の絶対的にマスクが不足している状態では仕方ありませんが、自分に合ったマスクを見つけてより快適な、マスクライフを。

 
注)この稿の情報は、基本的に、日本衛生材料連合のホームページの情報に依っています。

 
より詳しい情報は、以下のURLでご確認ください。
http://www.jhpia.or.jp/index.html
 

 
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2020年5月6日

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