“IFA2013″ 独NO.1洗浄機メーカー ミーレ
ミーレは、ドイツでNO.1の洗浄機メーカーです。
洗濯機、乾燥機、食器洗浄機の実力は折り紙付きですし、 他にオーブン、冷蔵庫、冷凍庫、ワインセラー、掃除機、IHクッキングシステム、コーヒーメーカーなどを手がけています。
■展示方法は立体図解
日本と違い、ドイツでは展示会が盛んです。
IFAは会場が非常に広く、展示面積だけで幕張メッセの2倍以上。これに会議場、野外コンサートも可能な中庭などが加わります。午前中、ちょっと見て歩くと10000歩、という感じです。
しかし一般公開されますと、どっと人が来て、この広い会場が人で溢れます。
こんな風ですので、展示は、分かりやすく、かつ迫力があることが求められます。
今回のミーレの展示は、立体図解。
分かりやすさと迫力が両立した展示です。
■今年は、乾燥機に注力!
ヨーロッパでは、洗濯機と乾燥機は個別機器であることが基本です。ただし、外に洗濯物を干す習慣がないと聞いていますので、乾燥機を持っていないという人はいないようです。これも文化ですね。
「W」と書かれているのが洗濯機、「T」と書かれているのが乾燥機だそうです。
乾燥機は「Steam Finish」と書かれていますね。
説明員の話では、これが今回の目玉技術ということです。
乾燥前に、少しだけ水を掛けて湿らせ、ふんわり乾かすのだそうです。実際の洗濯物は有りませんでしたが、説明員さんによると手触りが全然違うそうです。
■太陽光と水を利用し省エネ
「太陽光で省エネ」というと、日本人は太陽電池をイメージします。
しかしミーレは、水を温かくするのに使います。太陽の熱で水を50℃近くまで温めて、その温水を乾燥などに利用するのです。
私が幼い頃ですが、隣家が似たシステムを使っていて、風呂の湯を沸かしていました。夏は水を入れないと入れない温度まで暖まりましたので、今から40年以上前の装置でも50℃近くまで上がったのではないでしょうか。
また、彼らは温水を使う食洗機も持っているので、「最低でも60%以上省エネが可能」としています。考えてみれば、太陽光を必ず電気化する必要はないですから、熱を熱として利用するのも、大いに有り、というよりうまい手だと思います。
乾燥機が必需品ですので、生まれた技術と言い換えることも出来るかも知れません。
尚、このシステムはSOLVIS社と一緒に進めているそうです。
■洗濯機は、2種類の洗剤を使用
クリーニングに出さずに家庭で洗う。節約のコツですね。
しかし実際は絹も木綿も一緒に洗い、高い絹物の肌触りが良くなくなってしまった。とかいうことはありませんか?
ミーレは「TWIN DOS」というシステムで対応しています。
ミーレで使用する洗剤はパックに入っています。そしてこのパックは中で2分割されています。ドラキュラの歯のように2つの尖ったものでそれを突き破り使うわけです。
洗剤は完全に別々に扱われ、途中で混じり合うことがありません。1回のセットで、2種類の洗剤を使いこなし、きれいに洗うわけです。
先般、外干しの習慣がないと書きましたが、アパートでは地下が洗濯室に当てられるとか。そうなると家事の動線から外れますので、全自動は重要です。
また説明員の話だと、色々な種類の洗剤を用意してあるので、どんな衣料でも安心して欲しいといわれました。
NO.1メーカーの自負を感じました。
■巨大な上、洗浄力のある食洗機
次は食器洗浄機です。写真をご覧ください。下段に鍋などが大量に入れられています。
気になって説明員に、問題ないのかと聞いてみましたところ、「全くない。ミーレは良い洗浄力を持っている。」と言われました。
■エスプレッソ・マシンとコーヒーメーカー
今注目を集めている調理家電に、エスプレッソ・マシンがあります。しかし驚いたのは、ビルトイン型があったことです。コーヒーまでビルトインとは・・・。本当にビルトイン好きなんですね。
その他 冷蔵庫、掃除機などが展示してありました。
2013年9月11日
タグ: IFA