パナソニック(株)コンシューマーマーケティング ジャパン本部(以下パナソニック)が、花粉に悩む300名にアンケートした結果をレポートします。
花粉が多く飛び散るこの季節。頑張って対策をしている人も多くいると思います。
以前行われた花王(株)の調査で、外気中の花粉飛散量のうち、様々な侵入経路を辿って0.1~8%程度が室内に入ってきていることが判明しました。
これは、一般的な生活条件でも、一日に約2300万個に相当する量となっており、室内の花粉対策も非常に重要ということが分かります。
https://www.kao.co.jp/lifei/support/39/
そこで、パナソニックは、20代~50代の花粉に悩む人300名を対象に、家の中での花粉対策について調査を実施。
その結果、花粉対策を自宅で行っている人は約2割にとどまる一方、対策を行っていない人の約85%が自宅にいるときに花粉を感じることがあるということがわかりました。
■レポート概要 ●花粉対策を自宅で行っている人・・・ 約2割
●自宅で花粉対策しない人のうち、自分または家族が帰宅時に衣類の花粉をはらわずに部屋に入ることがある人が約8割、洗濯物を外に干すことがある人が約7割
●自宅で花粉対策しない人の約85%が自宅にいるときに花粉を感じる
■調査概要
調査名 | 花粉シーズンに関する調査 |
調査対象 | 20~50代の花粉に悩む男女300名 |
調査期間 | 2020年2月12日(水)~2月14日(金) |
調査方法 | WEB調査 |
■花粉に悩んでいても自宅での花粉対策はなし。その理由は必要性を感じないから。
外出先や自宅などで花粉対策をしているかどうか聞いたところ、外出先では8割の人が花粉対策を行っているのに対し、自宅は約2割にとどまる結果になりました。
その理由としては「必要性を感じないから」「(必要性は感じるが)面倒に感じるから」といった回答が多く集まりました。
■自宅で花粉対策を行っていない人は、家の中への 花粉の侵入や浮遊につながる行動をしてしまっている
さらに自宅での花粉対策を行っていない人のうちの約8割が「自分または家族が帰宅時に衣類の花粉をはらわずに部屋に入ることがある」、約7割が「洗濯物を外に干すことがある」と回答し、花粉の侵入や浮遊につながる行動をしてしまっていることが明らかになりました。
■自宅で花粉を感じる人は約85% いて も、 家での対策は不十分な人が多い また、 自宅で花粉対策をしていない人に「自宅にいるときに『花粉』を感じるか」と聞いたところ、 2割弱が「よくある」、 そして約7割が「たまにある」と答えており、 大多数が家で花粉を感じつつも、 対策が不十分なまま過ごしていることが分かりました。
■専門家が語る、 室内の花粉対策の重要性
群馬大学で室内の花粉飛散などを研究する専門家の高橋准教授に、 室内における正しい対策法をうかがいました。
「花粉を室内へ持ち込まないためには、まず玄関で除去することが重要だと思いますね。 玄関にはハンディサイズのクリーナーなどを用意し、衣類に付着した分を取り除きます。 さらに、可能なら空気清浄機も設置して、常に稼働させておくとよいでしょう」
「窓などの侵入経路はもちろん溜まりやすいですが、室内ではその部屋の気流が関係します。 エアコンや空気清浄機、換気扇、サーキュレーターなど、室内には気流をつくるものが多くあり、その流れを阻害する箇所に落ちて溜まりやすいですね」
「空気をキレイにするために『気流を意識すること』が重要です。空気清浄機の多くは機器の左右から空気を吸い込み、上部からキレイな空気を出す構造。そのため、高い位置より低い位置に置いた方が気流の範囲が広くなります。一方、空気清浄機能付きのエアコンは高い位置にあり、下方へ空気を出すため、高い位置をキレイにするのに適した気流ができます。この気流を家具などで妨げないようにし、できるだけ広く大きく循環するように意識してください」
■筆者コメント
花粉症自体は、死に至る病ではなく、発作的にくしゃみ、咳がでる、目が痒くなる、涙が出るなどの症状が出るものです。
このため、人に迷惑をかけない限り、症状が出ても個人の自由ということができます。この調査では、家で対応していないので対応しようとしていますが、このデーター、外では人に迷惑をかけないよう防御、家は自由という見方もできます。
ちょっと考えさせられる調査結果です。
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