“IFA2013″ デロンギとネスレ/ネスプレッソのWブランド
IFAの記者会見で、欧州でのコーヒーメーカーの動きが1つ明らかになりました。
それはデロンギが、ネスレ及びネスプレッソ・マシンを、デロンギ、ネスレ / ネスプレッソのダブル・ブランド他社の製品に自分のブランドを付けて販売する時、自社、他社双方のブランドを付けて販売すること。で販売するということです。
■ダブルブランドの真意は?
デロンギは、コーヒーメーカーの再編をするために、ダブル・ブランドマシンを投入したと言うだけで、細かいことは語っておりません。
しかし推定することはできます。
まず1つ目は、現在コーヒーは1杯毎入れるのが主流になりつつあります。1杯ということになれてしまいますと、保温に魔法瓶を使うなどの工夫がないコーヒーメーカーは風味が失われてしまいますので、美味しくありません。
逆にネスレは1杯入れのコーヒー、エスプレッソを追求。カプセルという豆の高い保存方法と共に、味も高い評価をもらっています。カプセルなので全ての豆に対応というわけには行きませんが、お手軽ですし美味しいのは事実です。
次に最近のエスプレッソマシンは、全自動型に力が入っています。となると値頃感のある自動型のエスプレッソマシンが必要となります。
ネスプレッソは、独自カプセルですので、そちらの利益が見込めますので、マシンを安価に供給することができます。
いずれの場合もデロンギの現行ラインナップの弱点を上手くカバーしてくれます。
■で、魅力は
ネスレ/ネスプレッソは非常に完成度の高いマシンで、Wブランドのための仕様変更はまずできないと思います。
そうするとデザインの多様化で別の魅力を出すのが基本手段です。
ここに掲げた写真は、デロンギのオリジナルデザイン・モデル。ポップアート系のデザインで、思わず欲しくなりました。特にMelody3 Facebookモデルは多くの支持を集めると思います。
■日本では・・・
実は、Wブランドのラインナップ数ですが、日本でネスレ/ネスプレッソが販売しているものより多くラインナップされています。
それだけ欧州は、コーヒー市場が激戦区で有り、コーヒーが、コーヒーマシンも含め嗜好品として認められているということです。
引き続きレポートをして行きますが、現在欧州では日本の数倍(いやそれ以上かも)の種類が販売されています。むしろキッチン系の家電を扱っていて、コーヒーメーカー・エスプレッソマシンを扱っていないメーカーの方が少ないです。
日本での販売は、今の時点では分からないそうです。しかしネットの時代ですから、海外のものを買って使う手はあります。
選択肢が広がるのは、ユーザーにとり楽しいことです。
また1つ楽しみが広がります。
2013年9月9日
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