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ダイキン、オゾン層保護法に基づくR22冷媒の生産終了に関する相談窓口を開設


ダイキン工業(株)が、R22冷媒を使用している空調機器の今後の利用・機器の買い替
え・代替冷媒等について、ユーザー、販売・施工店などあらゆるお客様からの相談を受け付ける専用窓口を開設しました。
 
2000年以前に製造された空調機器の多くには、R22冷媒が使用されています。
「モントリオール議定書(1987年採択。1989年発効。)」を受けた国内法の「オゾン層保護法(1988年制定。)」では、オゾン層の破壊に影響のある物質が規制され、R22もその対象となっています。すでに生産量の規制が進んでおり、国内では2019年12月で生産が終了となります。

 
ダイキンは2001年以降、オゾン層を破壊しない代替冷媒を採用した製品に順次仕様を変更、現在ではR22冷媒の空調機器を生産・販売していませんが、すでに市場に設置され、稼働している空調機器は100万台以上と推定しています。

これらの空調機器は、R22冷媒の生産終了に伴い整備・修理が困難になることが予想されます。今回新設する専用の相談窓口では、使用している機器が対象製品であるかの確認や、修理が難しい機器の更新等に関する相談に対応します。

 
R22冷媒を使用した空調機器について、保守契約機器については、2020年度まで冷媒起因の不具合についても保守・点検を継続する予定です。しかし、R22冷媒を使用した空調機器は、製造から10年以上が経過していることもあり、製品の性能を維持するために必要な部品(補修用性能部品)の保有状況によっては整備・修理ができない可能性があります。

 
■R22冷媒専用相談窓口
フリーダイヤル 0120-085-022
受付時間 9:00~17:00
(土日、祝祭日および年末年始をく)
webご相談窓口 https://www.daikinaircon.com/r22/
 
■筆者から一言 R22問題は、ほとんどの人が忘れている問題。
これに対し、きちんとすべきことをしているダイキンは、信に足るメーカーだと言えます。日本のメーカーの多くは、B2Bと化し、B2Cのコンタクトの間口を狭めている今、ダイキンの姿勢は高く評価したい。

 

 
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2019年11月22日

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